反貧困ネットワーク広島
設立総会アピール


集会アピール

 私たちは、今日ここに「世直し」のために集まりました。

 どんな世を直すのか。それは
・人が人らしく生きられない
・人間がモノ扱いされる
・命よりも大切なお金や効率が優先される
・貧困が広がる
そんな世を直すためです。

 どうやって直すのか。それは
・一人一人が声を上げ
・居場所をつくり
・それによって仲間を増やし
・守られる空間をつくり
・一人じゃないことを確認し
そして相互に垣根を越えてつながっていくことで直します。

 私たちの社会は今、違った方向に進んでいます。私たちはそれを直したい。それが私たちの責任です。

「自己責任」などは、決して私たちが取るべき責任ではありません。私たちには私たちの、市民には市民の責任のとり方があります。

 いま、日本社会は大きな岐路に立っています。
・労働者をいじめ続けるのか、人間らしい労働を可能にしていくのか
・社会保障を削り続けるのか、人々の命と暮らしを支える社会にするのか
・大金持ちを優遇し続けるのか、経済的に苦しい人たちへの再配分を図るのか
・生存権を壊すのか、守るのか

 私たちの選択は明らかです。私たちは、人間らしい生活と労働の実現を求めます。

 選挙が近い、といわれています。

 政権選択の選挙だと言われています。

 しかし、私たちが求めているのは政権選択ではありません。

 日本社会に広がる貧困を直視し、貧困の削減目標を立て、それに向けて政策を総動員する政治こそ、私たちは求めます。

 そのためにはまず、労働者派遣法の抜本的改正が必要です。また、社会保障費2,200億円削減の撤廃が必要です。

 しかし、それだけでは足りません。

 雇用保険、職業訓練、年金、医療、介護、障がい者支援、児童手当、教育費、住宅費、子ども支援、生活保護、あらゆる施策の充実が必要です。この国ではそれらが貧しすぎました。

 政治は、政策の貧困という自己責任こそ、自覚すべきです。道路をつくるだけでは、人々の暮らしは豊かになりません。

 貧困を解消させる責任は政治にあります。

 私たちは「もうガマンできない!」と声を上げてから一年八ヶ月。私たちは着実に仲間を増やしてきました。

 私たちの仲間はすでに全国各地に存在し、分野を超え、垣根を越えたつながりをつくり始めています。

 小さな違いにこだわって、負け続けるのはもうたくさんです。

 敷居を下げ、弱さを認め、弱さの自覚の上に、強い絆(きずな)をつくる。それが私たちの運動であり、私たちの世直しです。
・声を上げ、
・居場所を作り、
・仲間を増し、
・一人一人が、もう一歩をふみだしましょう
そして、社会を変えましょう。政治を動かしましょう。

 もう一度言います。

 私たちは、垣根を越えたつながりをつくります。労働者派遣法を抜本的に改正させ、社会保障費2,200億円削減を撤回させます。

 そして、誰もが生きやすい社会をつくります。

 それが、私たちの権利であり責任です。

 以上宣言します。(二〇〇八年十月十九日 東京・明治公園 反貧困世直しイッキ大集会 集会宣言より)
2009年2月7日
反貧困ネットワーク広島設立総会