疾患別症状と治療法
群発性頭痛  

【症状】
いったん起こると連日のように続く地震のことを「群発地震」というが、それと似たような頻度で起こる頭痛のことを群発頭痛という。

【特徴】
・慢性頭痛で最大級の強烈な痛み。目の奥がえぐられるよう、じっとしていられない
・決まった片側が痛む 特に目の奥が痛い
・持続時間は1〜2時間 ある期間毎日のように決まった時間に起こる
・直前に目のかすみ、首のはりなどの前触れがある
・目の充血、涙目、鼻水などの自律神経症状を伴う
・男性に多い

【原因】 
原因はわかっていませんが、群発頭痛も片頭痛と同様に、「血管性頭痛」であり、脈拍に一致した痛みがあることは分かっている。とくに内頸動脈(目の後ろにあり、脳を養う太い血管)が腫れて痛むためだと考えられています。
片頭痛と異なるのは、群発頭痛の場合は顔面が赤くなったり目の結膜が充血したり、瞳孔の小さくなったりする点です。

また、群発頭痛と間違われやすいのは、
三叉神経痛である。三叉神経痛とは、顔面や後頭部でビリッとする一瞬の痛みを繰り返すものだが、群発頭痛とは有効な薬も異なるため、ちゃんとした診断を受けておくことが大切。特徴は、三叉神経痛はちょっとでも触ると激痛が走るが、群発頭痛は痛みをこらえるために頭をかきむしったりぶつけたりすることがある点です。 (health クリニック参考)


【薬物療法】
予防薬としては、副腎皮質ホルモン、カルシウム拮抗薬、リチウム療法などが代表的。リチウム療法は躁うつ病の治療に用いられるが、群発頭痛にもかなり有効的。いずれも市販薬ではないので、医師の診察を受け、処方してもらうこと。

群発性頭痛の処方薬

薬効分類
解説
一般名(主な商品名)
エルゴタミン製剤 酒石酸エルゴタミンを主成分とした血管収縮作用によって血管の拡張を抑制する発作が起こってからでは効果が乏しいため、頭痛が出そうな1時間くらい前に飲むのがいい カフェルゴット
クリアミンA
副腎皮質ホルモン、カルシウム拮抗薬、リチウム療法 予防薬  
鎮痛剤    
      
群発頭痛が起きてしまったら、早い段階で酸素を吸入するのが効果的。酸素を多く吸うと、頭部の動脈が収縮して痛みが和らぐ。
純度100%の酸素を毎分7リットル、約10〜15分吸入すること。いつどこで頭痛が起こるか分からない人は、携帯用の酸素缶も市販されているので常備したいが、1本には約5分間分の酸素しか入っていないので、1本では不十分。      

【サプリメント】
サプリメントで頭痛を取り除くことはできませんが、体のコンディションを整えて頭痛を防ぐという意味においてはサプリメントは有効です。

サプリメント 作用
パントテン酸 ストレスに対応する副腎皮質ホルモンの合成にかかわります。特に、お酒やコーヒーを好む人は積極的にとりましょう。
カルシウム、マグネシウム 生理機能の維持に重要な働きをします。
マルチビタミン・ミネラル ビタミンB1とミネラルが配合されたものがおすすめ

【食事】
肝心なのはストレス対策。まずは代謝を活性化し、ストレスに対応する副腎皮質ホルモンの合成に関わるパントテン酸を摂取したいもの。
コエンザイムQ10などもおすすめ
栄養素
作用
主な食材
ビタミンB1 ビタミンB1が不足すると脳にエネルギーが供給されません。すると、末梢神経を働かせることができなくなり、それが痛みを誘発することになります。 豚ロース、ほうれん草、ゴマ、ソバ
パントテン酸 緊張性頭痛にも有効。ストレスに対応する副腎皮質ホルモンの合成にかかわります。特に、お酒やコーヒーを好む人は積極的にとりましょう。 牛レバー、炒り落花生、マッシュルーム

【食生活】
群発期を予測して予防薬を飲む
鎮痛剤
群発期はアルコールを避ける
  
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