ドラッグストアQ&A
睡眠・睡眠導入剤  

Q1 ベンゾジアゼピン系睡眠薬とは

A1 睡眠薬は化学構造の特徴により、バルビツール酸系、非ハルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、その他、に分けられます。かつて主流であったものはバルビツール酸系睡眠薬で、使用後の副作用が問題視されていました。しかし現在では、1960年代に開発された、長期連用後の離脱症状が生じにくいベンゾジアゼピン系睡眠薬が主流となっています

Q2 「ベンゾジアゼピン受容体」とは

A2 脳の神経細胞は、神経伝達物質を介して、細胞同士が情報を伝え合っています。
ベンゾジアゼピン受容体は、GABA(神経系の興奮を抑える神経伝達物質)を受け取る“GABA受容体”と“クロライドチャンネル”との複合体として存在しています。ベンゾジアゼピン受容体に作用することで、GABAの働きを助け、間接的に脳神経の興奮を鎮めることができます。


Q3 「抑制系神経伝達物質GABA」とは

A3 動植物界に広く分布するγ-アミノ酪酸(gamma amino butyric acid)というアミノ酸の一種で、哺乳類の脳や髄に存在する抑制系の神経伝達物質です。GABAは血圧上昇抑制、中性脂肪の増加抑制、脳の血行改善、臓器への血流量増加、中枢神経の鎮静などの作用があります。
GABAは玄米(特に発芽玄米)などに含まれており、近年GABAを多く含む食品など、注目を集めています。
しかし、 食物から摂取したGABAが、直接脳内に入ることはありません。

Q4 昼寝はどのくらいするのが良いのですか?

A4 昼寝は、生活にじょうずに取り入れれば心身をリフレッシュするうえで効果的です。昼寝のコツは、眠りが深くならないうちに起きること。目安としては、横になる場合には20分程度以上眠らないようにしましょう。それ以上眠ると、副交感神経が優位になって目覚めたときに頭がぼんやりして体がだるくなってしまいます。飛行機や電車などに座りながら1時間以上眠っても、目覚めがすっきりしていることがありますが、これは座りながら眠ると深い眠りに落ちないため。自宅でゆっくり昼寝をしたい場合には、ソファなどに座ったまま眠るのもいいでしょう。

Q5 ドリエルの成分、塩酸ジフェンヒドラミンとは?
A5ヒスタミンH1受容体拮抗薬(抗ヒスタミン剤)の中でも、とくに催眠鎮静作用の強いことで知られており、欧米では睡眠導入を目的としたOTC薬として利用されています。脳の睡眠・覚醒に関係が深い視床下部の後部には、興奮性ニューロンといわれるヒスタミンニューロンが多く存在しています。その末端から放出されるヒスタミンは大脳皮質をはじめ脳の様々な部位の神経細胞を興奮させることによって覚醒の維持・調節をしています。
塩酸ジフェンヒドラミンは、このヒスタミンの作用を抑制して、催眠鎮静作用を表すと考えられています。

Q6 ドリエルの服用にあたり注意することは?

A6(1)緑内障、前立腺肥大、排尿困難の人は症状が悪化する可能性がありますので、すすめないでください。高齢者にもすすめません。
(2)かぜ薬や鼻炎用内服薬など抗ヒスタミン剤を含有するお薬とは併用できません。また、アルコールは絶対避けるように指示します。
(3)服用後に運転すると、眠気をもよおして、事故を起こすことがあるので危険です。

  

Q7 ドリエルはどういう人が飲む睡眠改善剤ですか?

A7寝つきが悪かったり、眠りが浅いといった一時的な不眠症状を緩和するお薬です。
日常的に不眠が続いている人は医師に相談してください。
塩酸ジフェンヒドラミンは、眼圧をあげたり、胃腸・尿管を収縮させる副作用がありますので、高齢者や、緑内障・前立腺肥大の人には使えません。また、動悸も引きおこしますので、高血圧・心疾患のある人には注意が必要です。
妊娠または妊娠していると思われる人、授乳中の人、15才未満の人、不眠症と診断をうけている人は服用できません。

Q8 医師より睡眠導入剤を処方され,その夜服用したら,次の日の朝の記憶がほとんどありません。このようなことが起こりうるのですか。

A8  寝つけないからといって,あまり遅く飲むと,くすりの効果が朝まで残り,そのようなことが起こる可能性があります。
くすりは服用後,一般に30分後ぐらいから効果が現れ始め,1時間後ぐらいから強くなりますので,寝ようと思う30分ぐらい前に飲んで下さい。
それでも,記憶がなくなるようなことが続くようでしたら,処方医にその旨を伝えて,対応を相談してみて下さい。
お酒といっしょに飲んではいけません。お酒といっしょにに飲むと健忘が起こりやすくなります。


Q9 睡眠剤や抗不安剤を急に止めるのは良くないといわれますが,それはなぜですか。

A9  睡眠剤や抗不安剤もこの種のくすりで,服用を急に減量したり,中断しますと,神経が過敏になったり,不眠,不安,幻覚等の重い症状が現れることがあります。
長期間服用した後に,くすりを中止する際には必ず処方医の指導を受けて下さい。


【参考文献】

 
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