ドラッグストアQ&A
こどもの疾患と薬  

Q1 こどもですぐに医療機関で受診するのはどういう場合ですか?

A1  生後2ヶ月未満の乳児の発熱    
40.5℃以上の熱が、2〜3日続くとき。    
元気がなく、ぐったりしている。
血の気がひいた、青白い顔色をしている。  
うとうと寝てばかりで、目覚めないとき。    
うわごとを言ったり、混乱したりする。    
鼻がつまっているわけでもないのに、息が苦しそうなとき。
息が弱くて、あえぐようなとき。 
持病(心臓病・腎臓病・免疫疾患・呼吸器疾患etc)のあるこども。 



Q2 子どものかぜで注意することは

A2   子どもは体の各機能が未熟で、抵抗力が弱いため、かぜなどの感染症にかかりやすい状態にあります。かかった後も高熱や下痢など、強い全身症状が出て、重症化しやすいのも特徴です。とくに生後6カ月ころから3歳くらいの間はもっとも抵抗力が弱く、8〜10歳くらいまでは注意が必要です。
  また、子どもは体温を調節する自律神経の働きも未完成なために、急に高熱を出すこともあります。

熱が普段より少しでも高いとすぐに解熱剤を希望する親がいますが、少々熱があっても、食欲があり、元気にしているときは、心配せずに、まず、適度な湿気のある部屋を汗をかかない程度に温かくして寝かせることがベストであることを伝えます。熱があるときは安静にして寝るのが原則。ただし、熱が続くと、脱水症状を起こしやすいため、十分な水分補給が重要になります。


Q3 こどもに、熱が出たときの対応は?

A3  水分を充分に与える。    
薄着にして、部屋も風通しをよくし、暑くしすぎないようにする。     
熱の上がりはじめで、寒がっているときは、服を着せたり、部屋を暖かくします。    
頭とわきの下と鼠頚部(足の付け根)を冷やす。  (直接、氷で冷やし過ぎないように注意する。)    
解熱剤は、なるべく使わない。    
40℃近くても、元気で、機嫌がよければ様子をみる。    
熱の経過と様子をメモしておいて、診察の時に見せる。   

 
Q4
 子供の発熱で、受診したほうがよいケースは?

A4  以下の通り。
1)発熱が4日以上続く場合。
2)発熱の他に、咳、下痢、嘔吐などの症状を伴っている場合。
3)とにかく子供が不機嫌なとき。
しかし,くすり以外にも,血清中の亜鉛の低下,感冒,鉄欠乏性貧血・糖尿病・肝不全・腎不全などの全身疾患や,舌炎・唾液分泌減少症などの口腔内疾患によっても味覚障害が起こることがありますので,確かなことは申し上げられません。


Q5 風邪の高熱で子供がひきつけたら?

A5 ひきつけ(熱性けいれん)は、小さな子供の発熱時によくみられます。5分以内の一時的なものなら、たいてい心配いりません。あわてず、衣服をゆるめ、顔を横向きにして寝かせましょう。ただし、ひきつけはきわめてまれに重い脳症のサインのことがあります。けいれんが何度も起こる場合、5分以上続く場合、激しい嘔吐、意識の乱れ、意味不明なことを言う、異常ないびきなど、いつもと様子が違う場合は、すぐに受診させましょう。ひきつけを起こしやすい子供には、予防薬として、ダイアップ(坐薬)、ワコビタール(坐薬)、セルシン(粉薬)などが処


Q6 子供の熱に対する解熱剤の使い方

A6 熱が普段より少しでも高いとすぐに解熱剤を希望する親がいますが、少々熱があっても、食欲があり、元気にしているときは、心配せずに、まず、適度な湿気のある部屋に汗をかかない程度に温かくして、寝かせることがベスト出ることを伝えます。原則、38.5℃以上で、かつ、熱のためにつらそうにしているときに用います。ただし、ひきつけを起こしやすい子供に対しては37.5℃程度を目安に使うこともあります。また、8ヶ月未満の赤ちゃんには原則として解熱剤は用いません。体温中枢が未熟なため、熱が下がり過ぎるなどの心配があります

Q7 発熱で、脳に障害がでますか・・・?

A7 熱(40℃以下)が原因で、脳に障害がでることは、ありません。
37℃〜40℃までは、わりとすぐに熱が上がります。しかし、41.6度以上は、なかなか上がらないように、脳で調節しています。
体温が41℃を越えることは、めったにありませんが、41.6度以上になると、脳に障害がおこります。



Q8 子どものかぜで起こりやすい合併症は?

A8 おもな合併症は次の通りです。
●気管支炎……細菌の感染が原因で気管支に炎症が起こる病気。咳と痰がおもな症状。
●肺炎……細菌の感染が原因。発熱や膿のような痰、胸の痛み、倦怠感などが起こる。
●髄膜炎……かぜのウイルスが脳膜に感染して起こる。激しい頭痛や高熱などが起こる。
●副鼻腔炎(蓄膿症)……かぜで弱った鼻の粘膜に細菌が感染し、炎症が起こる。膿状の鼻汁が詰まり、頭が重いなどの症状が起こる。
●中耳炎……かぜによる鼻の炎症に続いて、中耳に炎症が起こる。耳痛などがおもな症状。

 

Q9 子供の脱水症状の判断は?

A9 わかりやすいサインとしては、尿がでない、泣いても涙がでない、おなかの皮をつまんで放しても、しわが元にもどらないなど。

Q10 インフルエンザ脳症の症状は?

A10 ぐずったりする・むずがる・飲まない・食べない・痙攣をおこす・意識がなくなるなど。高熱(40℃前後)の後、突然痙攣や意識障害をおこし、脳症の後遺症が残ったり、死亡することがあります。
発熱から、数時間から数日で、死への経過をたどることが多いです。
発熱と同時ではなく、熱が下がった後で、痙攣や意識障害などの脳症状が表れることが多いです。
そのときは、一刻を争って、全身管理のできる病院を受診して下さい。


Q11 インフルエンザ脳症の原因は何ですか?

A11 因果関係は、証明されていませんが、発熱したときに、作用の強い解熱剤※を使った症例に多く発症しています。
※メフェナム酸( ポンタール シロップ、カプセル) 急性脳症や低体温を起こすことが多い。はしかの時に使うと、死亡率が高くなります。
ジクロフェナクナトリウム( ボルタレン 座薬、錠剤 )急性脳症や低体温を起こすことが多い。
アスピリン (アスピリン 座薬、粉末) こどものはしか・おたふくかぜなどのウィルス感染に使うと、意識障害や死に至る“ライ症候群”を発症することがあります。  因果関係は、証明されていませんが、発熱したときに、作用の強い解熱剤※を使った症例に多く発症しています。


Q12 インフルエンザ脳症はどうしたら防げますか?

A
12 乳幼児が、熱を出したときは、安易に解熱剤を使わないで、注意深く様子を見ていて下さい。
もし、様子がおかしかったり、様態が急変したときは、すぐに病院へ行って下さい。一刻を争うことも、多いです。




Q13 どうして、解熱剤がいけないのですか・・・?

A13 発熱は、ウィルス感染した時に、生体がウィルスと戦うためのものです。ウィルスと戦おうといている時に、解熱剤で体温を下げてしまうと、ウィルスと戦えずにウィルスが増殖してしまいます。急激なウィルスの増殖のためではないかと、考えられています。

 

Q14 アスピリン系の薬を15歳未満の子供には飲ませてはいけないのはなぜですか

A14 アスピリン系の薬剤を小児が服用した場合、ライ症候群にかかりやすくなるとの調査結果が米国で報告されたためです。家庭にアスピリン系の薬がある場合には小児には使用しない方がよいでしょう。
※ライ症候群とはインフルエンザ、水痘、かぜ、はしか(麻疹)などのウイルス性疾患にかかった後、嘔吐、意識障害、けいれんなどを起こす非常に重い病気です。

 

Q15 皮膚科にかかったら、子供がまだ小さいのに、ステロイド剤が処方された。本当に大丈夫か。医師には言えないがつけるのが怖い

A15 ステロイド剤の副作用・危険性等がひとり歩きして、かなり過敏になっている人が多いようです。専門の医師は、使用にあたり、安全にかつ、より有効に最大限に効力を発揮できるようコントロールして使用するので心配はありません。逆に患者の方で使用回数を減らしたり中止すると、医師は更に強い薬を出すことになり悪循環になる恐れがあります。しっかり指示通り使用すれば、とても切れ味のよい薬なので、早く完治につながります。

 

Q16 小学生だが、体格が大きいので、大人量の薬を飲ませてよいか。

A16 体格が大人なみでも代謝能力が十分でないことがあるので、年齢相応の量にして下さい。

 

Q17 大人用の薬を半分に減らせば子供にも使えるか。

A17 子供はまだ内蔵がきちんと出来上がっていないので、子供にはやはり子供用の薬を使ってください。たとえ年齢の割に体格がよい子であっても、子供としての用量を守ってください。


【参考文献】
 
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