Net Transportとは
はじめに
Windows Media PlayerやReal
Playerには保存機能はない。しかしストリーミングを保存するためのソフトウェアが何種類かあり、それらを使えば保存できる。この記事ではその中でNet
Transportを取り上げる。Net TransportはWindows専用のソフトでWindows MediaとReal Mediaが扱える。
この記事では、実例を交えながらNet Transportの使い方を説明する。この記事を書いている時点でNet
Transportの最新版は2.02である。この記事は以前Net Transport
1.94に基づいて書いてあったが、現在は2.02に基づいている。2.02は1.94とは幾つかの点で目立って違う。そこで1.94に基づいた記事はここに残してある。
その記事にある例はもう使えないものもあり、現時点ではあまり価値のないものとなってしまっているが。
幾つかあるストリーミング保存ソフトの中でNet Transportだけをここで紹介する理由は、私がおこなうReal Mediaのストリーミングの保存にはNet
Transportが群を抜いて優れているからだ。またNet
Transportはストリーミングだけでなく、HTTPでのファイルのダウンロードも可能で、その機能が役に立つこともある。ちなみにストリーミング保存ソフトとしてはNet Transport以外には以下のソフトを試した。
Net TransportはReal Mediaに対しては何ら問題がないのだが、Windows
Mediaに対しては弱点がある。それは、保存したファイルにタイムコードが入らないことだ。保存したファイルを単純に再生するには問題ないのだが、再生している途中で前へ戻ったり先に進んだりすることができない。SDPで保存すれば確実にタイムコードが入る
ので、このような問題はない。
Net Transportで保存したWindows Mediaのファイルに対してタイムコードを付加することは、無料で配布されているWindows
Media Encoderを使えば可能だ。そのため、場合によってはNet Transportで保存してからタイムコードは後から付加するほうがSDPを使うより便利である。
ストリーミングを保存する理由
特に説明する必要はないかも知れないが、ストリーミングを保存する理由には以下が挙げらる。
- ライブ・ストリーミングを保存して聴く
- インターネットに繋がっていないパソコンで聴く
- デジタル音楽プレーヤーやPDAで聴く
これら以外の理由として、ストリーミングを保存することには以下の利点もある。まず早送り・巻き戻しが迅速にできる。オンデマンド・ストリーミングでも早送り・巻き戻しはできるが、数秒から十数秒待たされる。そして、Windows
Media Playerのように通常の1.5倍とか2倍といった速度で再生する機能を持つソフトを使えば、保存したファイルではそのような再生が可能になる。
Net Transportの特徴
まずはNet Transportでできることを簡単に説明しておく。
- Windows Media, Real Media両方に対応している。
そして両ストリーミング方式についてライブ・ストリーミング、オンデマンド・ストリーミング両方に対応している。
- 複数のストリーミングを同時に保存することができる。デフォルトでは同時に100まで、
設定変更によりより多くのストリーミングを同時に保存することができる。
- オンデマンド・ストリーミングを保存する際にデフォルトでは
前半と後半の2つに分けてそれぞれを並行して保存する。より多くに分割して並行して保存することも可能である。
- タイマー予約の機能があり、複数の予約を設定できる。
Net
Transportはシェアウェアで、代金24.95米ドルを支払うとライセンスファイルが発行される。
ライセンスを取得していない状態でも少なくとも試用期間の30日間は機能に違いはないが、試用期間を過ぎたあとどうなるかは私は確かめていない。ライセンスを取得すると英語でメールによるサポートが受けられる。
Net Transportを起動すると以下のウィンドウが表示される。

使い方の基本は、 ボタン(新規作成)をクリックしてストリーミングのURLを入力すること
だ。
Net Transportの設定例
参考のために私が使用している設定を紹介しておく。
まずデフォルトの保存先フォルダをマイドキュメントの下のcontという名前のフォルダにしてい
る。そのためには、先に示したウィンドウの左側の「ジョブ」を右クリックしてプロパティを選び、以下のウィンドウを表示する。そして、ディレクトリフィールドにフォルダのパスを入力する。そのフィールドの右側のボタンをクリックすると、フォルダを選択して指定することができる。

Net Transportはウェブブラウザの動作を監視して自動的にダウンロードをおこなうが、それは私には煩わしい。そこで、ツール→オプションを選んだ上で監視タブの「
次のファイルタイプを監視」を空にしている。

Net Transportはドロップゾーンと呼ばれる以下のような半透明な領域を作り、そこにURLをドラッグアンドドロップすることでダウンロードがおこなえる。

私はドロップゾーンを便利とは感じないので、表示メニューからドロップゾーンのチェックを外すことでドロップゾーンをなくしている。

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