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                        創作童話 その4へ

創作童話3部作

その1 ちゅん太の涙

今日は太陽がいっぱいで気持ち良くお父さんとお母

さんはぼく達の為に朝早くからせっせと食べ物運ん

でくれ僕たち兄弟仲良くにぎやかにしていました。

ぼくは4羽の内で一番先に生まれた雄で入り口の

一番近い所が居場所なのです、と云うのはお父さん

とお母さんが食べ物を持って入ってく来る時に一番

先にもらえるからここに決めたのです。

今日も何度か順番にもらいましたがお母さんが何時

もより大きい青虫を持ってきたのでこれは食べたい

とぐっと前へ突っ込んだ時でした。

「あなたの番ではないでしょう」と言ってちょいと

避けられてしまった時です「あっ」と言ったがぼく

は巣から飛び出してしまいました羽を広げたが飛ぶ

事は出来ず塀の外まで枝を伸ばして居たいちじくの

葉に何度か当り落ちてしまった。お母さんは大きな

声で何度も何度もぼくを呼んでいる、お父さんも来

て「大変だ大変だ」と大声で叫んでいる弟も妹も

「お兄ちゃん兄ちゃん」と呼んでいるのが聞こいる

ぼくは飛ぶ事がまだ出来ないので「ここだここに居

るよ」と大声で何度も言い羽根を何度も羽ばたいた

が身体が少し持ち上がる程度でまったく飛びあがる

事はできません、お父さんとお母さんはいちじくの

木にとまり何度も何度もぼくを呼びながら大騒ぎで

ぼくを心配しているがどうにもならない、ぼくは

「お父さんお母さん」と大声で叫ぶことに頑張りま

した。

そんな大騒ぎをしている所へリックを背負い野球帽

をかぶった少年とそのおじいちゃんが通り掛かかり

ました。

「おじいちゃん雀が大騒ぎして何だろうね」

「悠太、雀は今が子育ての真っ最中だからみんな

元気なんだよ、それにしてもさわがしいなー」と

おじちゃんはあたりをキョロキョロしている。

「どうしたのおじいちゃん」

悠太と呼ばれた子供はおじいちゃんに合わして

あたりを見回してぼくに気がついた。

「おじちゃん子雀が居るよ」と言うとおじいちゃん

も直ぐに気がついていたようで「まだ飛べないので

巣から落ちたんだなーそれで親雀が心配して騒いで

いるんだよ」

おじいちゃんの話が終わった時にはぼくは悠太君の

手に抱かれていた、お父さんお母さんますます大声

でぼくを呼びながらおじいちゃんと悠太君の上を飛

び廻っている。

「おじいちやん雀飼ってもいい?」

「うーんほっておけば死んでしまうかも知れないか

らなー」

「ぼく飼うよ」悠太君はぼくを両手でもちながら

おじいちゃんの家へ急いだ。

おばあちゃんは玄関前で孫の来るのを今か今かと

待っていた、悠太くんは小学二年生なりゴールデン

ウエークで横浜から秋田のおじいちゃんの所への

一人旅で駅までおじいちゃんが迎えに来ての途中の

出来事だった。

「おー良く来たね一人で」

「おばあちゃん途中で子供の雀拾ってきた、おじい

ちゃんが飼っても良いってー」

「まだ雀の子供なんだろー大丈夫」

おじいちゃんは以前にメジロを飼って居たらしく

メジロ用の鳥かごでぼくは飼われることになった。

「おじいちゃん雀は何をたべるの」

「今は青虫とか昆虫の幼虫だろーな」

「じゃおじちゃん取りに行こうよ」

おじいちゃんはメジロ用の水入れに水を入れて呉

れた、ぼくはかごのすみに寄りこれからどうなるの

か心配だった。

悠太君は青虫をやっとのことで見つけたと言って

かごに入れて呉れたがあまりにもびっくりした事の

連続だったのですくには食べられなかったが青虫が

動きだしたので急いで食べた。

「おじいちゃん雀寝る所このチョコレートの箱いい

かなー」

「メジロ用のが有るから持ってくるよ」と言いわら

で作った丸い寝床をかごのすみへ置いてくれました。

「おばあちゃん雀の名前考えてよ」

「そうだなーあなたが悠太だから弟としてチュン太

にしたら」

「そうかーチュン太かー、チュン太に決めた」とい

う事でほくは「チュン太」となった、

ぼくは台所のテーブルに置かれかれた悠太君がそば

に居ると気が楽だが居なくなると飼い猫のミーこと

ミキシーが覗きに来るので怖いがおばあちゃんが

「ミーだめよ」といってだっこして連れて行って

くれたのでその日は安心して寝てしまった。

次の日も雄太君とおじいちゃんが畑に行き菜の花と

一緒に青虫を取って来て呉れた、ぼくは気が楽にな

り止まり木に飛びついて休めるようになりました。

「おじいちゃんチュン太青虫だけでは飽きるよね

ほかに何食べるんだろーな

 「そうだなー悠太のお父さんが子供の頃勉強した

野鳥の図鑑が有るから調べようか」

「お父さんも小鳥好きだったのかなー」

悠太君とおじいちゃんはぼくの好きな食べ物を調べ

てくれました。

おばちゃんは「これ良いよ」と言って料理用の

「えごま」をつぶしてぼくに呉れました。

ぼくはすっかり元気になり止まり木を行ったり来た

りと出来るようになった、悠太君とおじいちゃんと

おばあちゃんやミキシーで夕食を終えた所へ悠太君

のお母さんから電話が来た、しばらくおばあちゃん

が話をしてから「悠太お母さんから」と言って悠太

君に変わった。

「ぼくねチュン太飼ってるんだ横浜へ連れて帰るよ

」と言ったが電話ではお母さんが何を言ったかは分

らないか悠太君は何か困った顔になっていた。

「お母さんが明日帰ってきなさいって」

「休みは明日までだからなー塾もあるからお母さん

心配してるんだよ」

「明日帰るけどチュン太は連れて行くからね」

悠太君はぼくを連れて行くと決めているようだが

ぼくはお父さんとお母さんそれに妹達が遠くなる

ようで悲しくなりましたそして次の日。

いよいよ今日雄太君は横浜へ帰る事になりました、

悠太君はぼくを抱えておじいちゃんとおばあちゃん

が駅まで送ってきておじいちゃんが言った。

「チュン太は横浜へ行っても幸せではないかもしれ

ないと思っているぞ」

「おじいちゃんはどうしてそう思うの?」

「横浜に行けばチュン太」には友達も居なくお父さ

んやお母さんも遠くなり悠太は学校や塾だろうお父

さんやお母さんは働いているだろう一人でのマンシ

ョンはさびしいよ」

「うーん友達は居ないなーそして青虫もぼく捕らえ

られないなー」悠太君は少し考え込んでいたが

「チュン太連れて行くのやめる」

「分ったおじいちゃん預かるよ」

悠太君が電車に乗る時ぼくとの別れがなにか淋しそ

うだったぼくも悠太君との別れが悲しかったが悠太

君がぼくをおじいちゃんに預ける時の気持ちがぼく

にも伝わりぼくは涙がとまりませんでした。

              おしまい

 

 

      

その2「カラス君と勇太郎」

小学2年生の勇太郎は昨日からお爺ちゃんの家にお泊り

で遊びに来て居ました。

 お爺ちゃんは庭で盆栽に水をやって居る所へ勇太郎が

玄関から出てきました。

「お爺ちゃんお早う」

「おお勇太郎お早う」

「お爺ちゃんの家の朝って気持ちいいねー」

「そうだよ庭に木が一杯有るから木の葉が気持ちいい

空気を出してくれてるからだよ」

そんな話しをして居る所へ雀のチュン吉がせきこんで

松の盆栽にとまりました。

「大変だ助けて下さい」と大事に言う。

「どうしたチュン吉」お爺さんが言った

「先ほどからカラスが私の子供達をジッと見てるんだ

それで子供達が怖がってる」

チュン吉には三日ほど前に四羽の雛が生まれたばかりだ。

お爺ちゃんはチュン吉の巣と庭の松の方に目を向けた、

勇太郎も同じ方向を見た、松の木でカラスがチュン吉の

巣を睨んでいる。

「おーいカラス、チュン吉の子供に悪さをしてはだめ

だぞ」と勇太郎が叫んだ。

するとカラスは睨むように勇太郎を見た、勇太郎は

ブルっと震えた。

「わっー怖いお爺ちゃん」と勇太郎は泣きそうになる。

「そうだジョロ助に頼んで言ってもらおう」と勇太郎は

柴犬のジョロ助を呼んできた。

「おーいカラス君チュン吉が困ってるぞチュン吉の困る

ような事しちゃー駄目だぞ」とジョロ助が大声で言った。

カラスは今度ジョロ助をじろりと睨んだ

「お婆ちゃんにも頼もう」とお婆ちゃんを呼びに行った。

 お婆ちゃんが来てカラスを見ると

「うわー怖い私は駄目だよ、チャコに頼んだら良いよ

チャコは木に登れるからカラスの近くまで行き追い払っ

て貰いなよ」

「そうかチャコは木に登れるからチャコに頼もう」と猫

のチャコを呼んできたがチャコもカラスを見るとブルっ

と震えてしまった。

「私カラス怖い、カラスとは話し出来ません」

勇太郎は困って居ると、お爺ちゃんが

「私か頼んで見よう」と梯子を松の木に掛けたときカラ

スが言った。

「みんな私に用が有るようだな」

と庭に有る一番大きな石の上に下りて来た。

「カラス君チュン吉が困ってるんだ、チュン吉を困らせ

ないで呉れないか」

「俺は何も悪い事してないよ何でチュン吉が困ってる

んだ」

「チュン吉の子供達に悪さをするのではと思って困って

るところなのだ」

「チュン吉の子供達を何処かへ連れて行こうと思ってる

んだろう」と勇太郎

「みんな何か勘違いしてるな雀さんの子供達が元気にし

て居るのを見てただけなんだよ」

「うそを言っては駄目だよ、その目は隙が有れば子供達

を連れて行こうと云う感じだぞ」

「どうしてそう思うのだ」

「だってカラス君の真っ黒な姿と顔や目はどう見ても悪

さをするぞと云う感じだよ」

「俺は生まれた時からこう云う顔なんだ、今日ここに来

たのはおじいさんにお礼とお知らせが有って来たのだ、

あなた達は私を見るなり悪者扱いをするのは止めて下さ

いよ」

「カラス君私に用事とは何ですかね」

「お礼から言わさしてもらいます俺が町内のゴミ置き場

で網の中に入り困っている時におじいさんに助けていた

だきました、本当に有り難うございました、お知らせは

俺の子供が七羽生まれました、かわいい子です」

「おうおうそうかそれはうれしいね」

「お礼とそのお知らせに来たのです」

それを聞いてみな笑顔になりました。

「カラスさんごめんなさい私カラスさん怖かったから」

とチュン吉が謝りました。

「カラスさんごめんね、お婆ちゃんやジョロ助とチャコ

に頼んで追い払おうとしたりして」と勇太郎が謝りま

した。

「カラス君は優しいんだ見た目で判断してはだめだよ

勇太郎」

お爺ちゃんの言葉には何か強い優しさを感じました、

カラス君はお爺ちゃんにぺこりと頭をさげてから言った。

「これから時々遊びに来ても良いですか」と勇太郎の方

を見ました。

「ぼく今日帰ってしまうんだ、チュン吉、カラスさんは

優しいからお爺ちゃんと一緒に子供達の話しすると楽し

いよ」

お爺ちゃはチュン吉にいいました。

「カラス君はあのように真っ黒で顔や目付きは悪いが話

しをして見ると心は優しいんだ」。

「今度会ったら友達だよね」とチュン吉

「今日は良かったー怖い怖いと思ってたカラス君とうれ

しい話しが出来たから」と勇太郎

 お婆ちゃんとジョロ助それにチャコもそれぞれ顔を

見合わせながらにこやかに家へと戻って行きました。                            

                  終わり 

 

         

    

その3 「小鳥さんたちの応援歌」

小春日の午後お(じい)ちゃんは縁側(えんがわ)に座り()かし芋

美味(おいし)そうに食べている所へ「お爺ちゃんただ

いま」と四年生(よねんせい)(とおる)君がバスケットボールを脇

に抱えながら帰ってきた。

「今日は早かったなー」

「うんあした試合なんで早く帰って休みなさいっ

てコーチに言われて帰ってきた」

「そうかー、ほら美味しいよ」と蒸かした大き目

の芋を徹君にくれた。

「美味しいね」と言いながらお爺ちゃんの脇に

座って庭の松の木に居る賑やかに騒いでいる雀た

ちの方を見ながら()かし(いも)を食べていると縁側は

(あった)かいのでいい気持ちになってきた。

「お爺ちゃん今日の雀さんたちにぎやかだね」

「みんな我が家の巣箱から育った者達だよ」

そんな話をしている所へ三羽ほど来て「徹君こん

にちはあした試合なんだって」と声を掛けて来ま

した。

「うんそれで今日は早く帰ってきたんだ」

「あした徹君に頑張って貰うように私達の仲間

()応援をお願いするので私達の星へ行きましょう」

「雀さんたちの星ってぼく羽は無いので行けな

いよ」

「私たちの羽貸してあげるから」と言われて

「うわー行ってみたいー」と言うと仲間の一羽が

徹くんに羽を付けてくれました。

「みんな行くよー」との一声で松の木の皆も大空

に飛び立ちました。

「向うに見える橙色の星が私達の星なんだよ」

「遠そうだなー」

「遠いけど()んで行くからすぐに着きますよ」

そんな話をしてから間もなく到着しました。

大きな木がいっぱい有りその向うは広い野原に

なっていた川には魚が居そうな感じがした。

「徹くん向うの一番高い所の木に行きましょう」

と雀さんは案内した。

「ここはカッコーさんの居場所(いばしょ)なのよ」と

「カッコーさあーん皆んな来て徹君が来たよー」

と声を掛けるとお父さんお母さん子供達と仲間

たちが集まってきました。

「徹君はあしたバスケットボールの試合があるの

で皆で応援して」と雀さんが頼むと

カッコーさんのお父さんが一番高い所に行き大き

な声で「おーいみんな聞いて徹君があした

バスケットボールの試合が有るからみんなで応援

しましよう」と言いました、するといっぱい有る

あちこちの木から近くの木にたくさんのカッコー

さんたちが現れて「カッコーカッコーカッコー

と尾羽を大きく振りながら何度(なんど)も何度応援してく

れました。

徹君はカッコーさんたちの素晴らしいハーモニー

に「うわーうれしい」お礼を言い大変に感激(かんげき)致し

ました。

「次はうぐいすさんに応援してもらいましょ」

と「うぐいすさんは今頃お歌の練習中だから

いそがしいかもねー」と着いてみると皆んなな

らんで発声(はっせい)練習中だった。

うぐいすさん練習中申し訳有りませんが皆さん聞

いてと徹君のあした試合の事を話しましたら

タクトを振っていた先生が「私達は今錬習してい

るお歌で応援いたしましょうと言い

「さあみんなで徹君を応援いたしましょう」と

タクトを大きくふりました。

「ほーほけきょほーほけきょけきょけきょけ

きょ」と二回歌ってくれました。

「まだ練習中なのですみません」と言っていまし

たが徹君は感激して涙が出てしまいました。

その後ひばりさんが留守なのでモズさんの家に

行く事になりました。

「モズさんは徹君と同じくあしたから本番なので

忙しいかも知りませんが行って見ましょう、

もしかして休んでいるかも」

「モズさんこんにちは」

「おや雀さん友達かい」と言って徹君をジロリと

見たので徹君はビクッとした。

「モズさん徹君はあしたバスケットボールの試合

なんだよ少し気合を入れた応援してよ」

「そうか俺もあしたから今年の出番なんだ」

「それでは徹君が勝利するように応援致しまし

ょう」と近くの高めの木にとまり大声で

「キィーキィーキィーキチキチキチキュンキュン

」と気合の入った応援をしてくれました。

「雀さん何といったのですか」と聞きました。

「フレーフレーフレー頑張れ頑張れ頑張れ勝つぞ

勝つぞ」と力入ってるねーと

「モズさんありがとうあしたは頑張ります」と

お礼を言ってから

「ようしぼくもあしたは頑張るぞ」と大きな声と

同じくして右手を握り右上に思い切り突き上げ

ました、とその時「痛い」と声がしたお爺ちゃん

の声だった隣で言い気持ちでうとうとしていた

お爺ちゃんの肩に当ったのだ。

「あっお爺ちゃんごめんなさい」とピョコリと

頭を下げてから

「あした試合だから二階で寝てるからとお母さん

が帰ってきたら言ってね」と立ち上がりボールを

抱えて家に入って行きました。

 

 

 

()()()

(  )「小鳥さんたちの星の国」(3と少し違う)

小春日の午後お爺ちゃんは縁側に座り

()かし(いも)美味(おいし)そうに食べている所へ「お爺

ちゃんただいま」と徹君がバスケットボールを

脇に抱えながら帰ってきた。

「今日は早かったなー」

「うんあした試合なんで早く帰って休みなさいっ

てコーチに言われて帰ってきた」

「そうかー、ほら美味しいよ」と蒸かした大き目

の芋を徹君にくれた。

「美味しいね」と言いながらお爺ちゃんの脇に

座って庭の松の木に居る賑やかに騒いでいる雀た

ちの方を見ながら蒸かし芋を食べていると縁側

(あった)かいのでいい気持ちになってきた。

「お爺ちゃん今日の雀さんたちにぎやかだね」

「みんな我が家の巣箱から育った者達だよ」

そんな話をしている所へぱらぱらと四羽ほど来

て「徹君こんにちはあした試合なんだって」と

声を掛けて来ました。

「うんそれで今日は早く帰ってきたんだ」

「徹君あした勝つ自信がつくようにに私達の星へ

ご案内致しましょう」

「雀さんたちの星ってぼく羽は無いので行けないよ」

「私たちの羽貸してあげるから」と言われて

「うわー勝てるなら行ってみたいー」と言うと

仲間の一羽が徹くんに羽を付けてくれました。

「みんな行くよー」との一声で松の木に居た

皆んなも大空に飛び立ちました。

「向うに見える橙色の星が私達の星なんだよ」

「遠そうだなー」

「遠いけど飛んで行くからすぐに着きますよ」

そんな話をしてから間もなく到着しました。

大きな木がいっぱい有りその向うは広い野原に

なっていた川には魚が居そうな感じがした。

「最初はカッコーさんの所へ案内いいたしまし

う、今日からカッコーさんたちの子供たちが皆

まり歌の練習しているから聞きましょうよ」

カッコーさんの所へ着くとカッコーさんの

お父さんが一番高い所で「カッコーカッコー

カッコー」と頭と尾羽を大きく振りながら歌って

いる所だった

「さあ皆んなも同じく歌いましょう」と大きな声

で何度も何度も練習しているのを聞いてあしたか

ら声が出なくなるようで心配になった

「カッコーさん大きな声出して大丈夫かなー」

「大きな声が出るように練習してるのだから

大きな声で歌えるまで何度も練習するんだよ」

「カッコーさんは大変なんだなー」

「次はうぐいすさん所へ行きましょう」

「うぐいすさんは春になるとお歌の発表会がある

から今一生懸命に練習してると思うから遠くから

見学しましょう」

うぐいすさん達は小さな木に皆んな並んで

お母さんが教えていた。

「私達はやさしく歌うのが基本だからその気持

を忘れずに歌うのよ」

「お母さんはタクトを大きく振りながら

「いいですかやさしくよ」

「ほーほけきょほーほけきょけきょけきょ」

歌ったが「だめだめまだやさしくない」と

何度も何度も繰り返し練習が厳しい。

「うぐいすさんのお母さん厳しいなー」

「うぐいすさんは人気一番だから他の小鳥さん

達に負けないようにと練習がきついんだ」

「ぼくらのコーチも厳しいがうぐいすさんも

頑張って練習してるんだ」

ひばりさんは留守だったのでモズさんの家に

行く事になりました。

「モズさんは徹君と同じくあしたから本番なの

忙しいかも知りませんが行って見ましょう、

もしかして休んでるかも」と

モズさんの所につくとモズさんは高めの木に

とまり休んでいたが汗をいっぱい流していた

「おやモズさんどうしたんですか汗流して」と

雀さんがたずねた

「いやー雀さんしばらくですねーあしたから俺の

出番なので今まで練習してたんだがうまくいか

いんだちょうど良い所だ最後の仕上げだ聴いて

くれるかい」と歌いました。

「キィーキィーキィーキチキチキチキュンキュン

」と気合の入った歌い方だった。

「うわー素晴らしい」と感激してしまった

「そうかようし自信が出てきた」とモズさんは

胸を張って喜んだ。

「徹君もあしたの試合に自信が出てきたでしょ

う」雀さんに言われたので

「ぼくも一生懸命練習したのだからあしたは頑張

るぞ」と大きな声と同じくして右手を握り右上に

思い切り突き上げました、とその時「痛い」と声

がしたお爺ちゃんの声だった隣で言い気持ちでう

とうとしていたお爺ちゃんの肩に当ってしまった

のだ。

「あっお爺ちゃんごめんなさい」とピョコリと頭

を下げてから

「あした試合だから二階で寝てるからとお母さん

が帰ってきたら言ってね」と立ち上がりボールを

抱えて家に入って行きました。

                おしまい。