秋田の詩などなど

  

秋田恋泥棒 

一、 宵闇(よいやみ)せまりほの暗い そぞろ歩くは土手長通り

揺れる柳にほお()りすれば

川面に(うつ)るは川反(かわばた)(あか)り 

三丁目橋を通り()ぎ 五丁目橋を渡ろうか

狙うは (なま)りほのぼの胸()がす

私は 秋田恋(どろ)(ぼう)

 

二、        秋田川反(かわばた)(まばた)いて 宵い待ち月に誘われた

(まばた)(あか)りに心を寄せてドアを押す

カラオケ上手(じょうず)にうっとりと

チェリーカクテル ダブルで()んだ

(ねら)うは グラスの向うでシェカー騒ぐ

私は 秋田恋(あきたこい)(どろ)(ぼう)

  

三、        秋田七夕 浴衣に雪駄で竿燈(かんとう)祭り

      法被(         はっぴ) 白足袋 祭り姿に豆しぼり

篠笛(しのぶえ)響き 鐘と太鼓で胸騒ぎ

竿灯妙技は (まぶた)の奥へと沁みわたる 

   狙うは 肩から腰へと竿灯()らす 

   (わたし)は 秋田恋泥棒

 

    

              男鹿の夕陽(ゆうひ)

 

                     一、わたしは来ました 入道(みさき)

                     母の()ってた 男鹿半島

                     心に残る あの夕陽(ゆうひ)は心の支えと

                     北前船(                                     きたまえせん)が かすかに(うつる)気はしたが

                     遠()い昔のまぼろしか

                     わたしも見ました 男鹿の夕陽(ゆうひ)

 

 

                     二、わたしは思いを 抱きしめて

                     母の笑顔が (まぶた)に触れる

                     お前の幸せ (ねが)うと言った

                     母に(ちか)った 幸せ今ここにあります

                     握(                                  にぎ)りしめてはなさない

                     わたしは誓います 男鹿の夕陽(ゆうひ)

 

                     三、わたしの幸せ まだ(はじ)めです

                     思う(のぞ)みは もうすぐ近い

                     幸せ誓った 二人の心は永遠(とは)の約束

                     何があっても(こわ)れはしない

                     握った両手(りょうて)は強かった

                     わたしは幸せ 男鹿の夕陽(ゆうひ)

 

                   結婚を前にして母が言っていた男鹿半島より見た

                   日本海の夕陽は本当にきれいと言う

                   その夕日見たさに入道崎を訪ねた娘。

 

         

    阿仁合を訪ねて

一、        思い立ちこの地訪ね来たのです

列車乗り継ぎ(たず)ね来た

思いは深い阿仁(あに)(さと)

聞いた景色(けしき)に心を寄せて

私は知らない冬の(きび)しさ

母が言ってた雪景色(ゆきげしき)

(わす)れはしない母の声

  

二、 (たず)ね来てここが故郷(ふるさと)阿仁(あに)(さと)

   (こころ)()くまま(たず)ね来た

   母が育った阿仁(あに)(さと)

   マタギの(さと)と言っていた

田んぼ(はたけ)真白(ましろ)(かがや)いて

   母は見ていたこの景色(けしき)

   (わす)れはしない雪景色

 

三、 雪深(ゆきふか)きこの地訪ねて思うこと

母が()ってた阿仁の(さと)

家族(かぞく)つどいてきりたんぽ

   今は()けないよみの国

   母に()いたく訪ね来た

   三月先(みつきさき)には家族が増える

   忘れはしない母の(さと)

 

出産を前に今は亡き母の遠い故郷を始めて訪ねた

冬晴れの阿仁の風景です。

 

  

青春の旅たち

一、        澄み渡る 朝日は昇る 大空目指(めざ)

大きく大きく 両手を()げて 望み(いだ)いて

友と語った 友と(たわむ)れた 友に教わった

生まれし所 春夏(はる なつ)秋冬(あき ふゆ) 忘れはしない

今日は 旅たち 思い出(のこ)して

  

二、        湧き出す叡智(えいち) 進むこの道 心に決めて

(あふ)れる思い 胸に(ひそ)めて 一人羽ばたく 

育ちし(さと)には 広大無辺 父母の恩

競い (はげ)まし 笑った 友との別れ

今日は 旅たち また逢う(とき)まで

 

三、        (きた)えて 思いは先ぞ 千里道

大空渡る (かり)に似て 望みは(かた)く迷わない

抱いた望み 心に強く ()い付けた

(いばら)の道か坂道か 進むこの道(われ)の道

今日は 旅たち 希望に()えて 

 

        

                 奥羽横手慕情

                      一、この地で生まれて 二十歳が過ぎた

                        遠い昔の (ひかり)を受けて

                        みんな友だよ 心を寄せて

                      思いぞ(ふか)し (きゅう)百年

                      父母の思いは 私に沁みた

                      今(                               いま)に続いて (こころ)(のこ)

                      歴史を(しの)び 明日(あした)()かう

                      ここで生まれし 横手郷(よこて)

 

                      二、奥羽山脈 広い田んぼで

                        稲穂(いなほ)黄金(こがね)に 波うちて

                        恋しくくらす幸せ ここにあります

                      雄物(                                          )(うつ)す 星の(きら)めき

                      友と語らい 思いときめく

                      緑滴()る (こころ)(つむ)

                      心安()らぎ 明日(あした)に続きます

                      ここは育ったところ 横手郷

 

                      三、心沁みいる 思い出作る 

                        (みんな)(つど)うは かまくら祭り

                        水神さまに 願いを頼み

                      楽しい思い ほのかに残し

                      明日も幸せ 続きます

                      ぼんてん(はげ)しく 心を(つな)

                      胸をおどらし 心を()する

                      ここでくらすよ 横手郷

 

 

  

還暦輝ける旅たち

一、思いは深く 見える輝き 思い見て

遠くはないぞ (あゆ)んだ道を思い出し

(つら)かった思いは 人生一里塚

進むこの道 未知(みち)の楽しさ待っている

これから()えるは 千里道

  

   二、晴れわたる これぞ進む道は俺の道

     希望大きく向かう千里(せんり)は輝ける

     友と(きそ)ったあの思い 泣いて笑って

     ()えた苦労は私の宝 ()(もい)いは楽し 

     向かう千里まだまだ途中(とちゅう)

 

   三、望み果てなく一歩進んで また一歩

     還暦(かんれき)人生 踏み越えて この道千里先

     進むこの道(たの)しさ有りて輝ける

     これぞ楽しき(われ)人生 再挑戦(リベンジ)

     今日は(たび)たち還暦誕生日