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ひじや矯正歯科
-HIJIYA ORTHODONTIC OFFICE-

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今月のトピックス

  こちらの今月のトピックスのコーナーでは、毎月新しい治療例や歯に関するちょっと気になる話題などを紹介していきます。これから矯正治療を始めたい方も、現在治療中の方も、このホームページを通してよりいっそうのご理解を深めていただければと思いますので、ご意見ご要望などおよせください。どうぞよろしくお願いいたします。


トピックス バックナンバー
2013年  9月  ホワイトニング料金改定のお知らせ
2013年 10月  虫歯の勘違い&疑問あるある
その他のバックナンバー

注: 当院のホームページにおける症例写真はすべて実際に当院で治療した症例であり、患者の皆様の協力の下に承諾を得て掲載せていただいております。



2013年 11月 虫歯になりやすい人、その原因は!?

さて、前回に引き続き虫歯のお話

毎日歯磨きしているのに虫歯ができてしまう方、こんなに磨いているのに虫歯になるのはもともと歯が弱いせいだからしかたないとあきらめぎみになっていませんか?磨いても虫歯になるんなら磨いても磨かなくても同じじゃないかとか?
ダメですよ。あきらめたらそこで試合終了です。

毎日磨いているのに虫歯ができる。歯が滲みる(知覚過敏、又は歯周病、もしくはトゥースウェアー)。
何か原因があるはずです。

ほとんどの場合は歯磨きの仕方、磨き癖によるものですが、実はそれ以外にも原因はあります。
特に虫歯も歯周病もそれぞれ出来やすい人と出来にくい人がいます。原因は人によってさまざまですが、
原因がわかれば対策をたてることができます。

さあ、あなたはどのタイプでしょう?


1.歯質

子供の歯

前回も少し書きましたが、生えたての歯はエナメル質の無機質の量が少なく、表面の結晶が穴だらけなので、本当に歯質が弱くて虫歯になりやすいです。(だからこそ、この時期に我々は歯科検診をまめにやっているのです)

ただし、これは誰しも大人になるにつれ自然に外部からカルシウムやフッ素をとりこんで、だんだん強くなっていきますが、特にこの時期にフッ素入りのうがい薬や歯磨き粉でフッ素をしっかり取り込むと、より丈夫な歯になります。

   対策:フッ素塗布・フッ素入りのうがい薬や歯磨き粉の応用

エナメル形成不全
これは歯が生える前、まだ顎の骨の中で歯胚(歯の種)が出来るときになんらかの影響をうけて、エナメル質の結晶構造がムラになった状態をいいます。
軽度のものは良く見られるのですが、ごくまれに重度の形成不全が見られる場合、色だけでなく表面の形に凸凹ができたり、もろくなっている場合があり、本当の意味で歯が弱いといえます。

          重度のエナメル形成不全

この場合もフッ素を積極的にとりこむことで、歯質を強化したり、くぼみや凸凹などは歯科用の樹脂やボンド剤でコーティングして歯垢を溜まりにくくするとよいでしょう。
(軽度の形成不全でエナメル質の表面が不透明な白や茶色の斑点や帯状の色むらになっている程度であれば問題はありません。)
ただし、エナメル形成不全かどうかや対応処置の判断は一般の方には難しいので、必ず歯科で相談しましょう。

   対策:フッ素の応用・凸凹が激しい場合は樹脂による充填やコーティング

歯の根っこの部分
歯周病や歯磨きの力が強すぎたりすると、歯ぐきが下がって、歯の根っこの部分が露出してきます。
この根っこの部分にはエナメル質がありません。
歯の表面を守っているエナメル質がないということは、虫歯になりやすく、また外からの刺激を伝えやすいので、冷たいものが歯にしみたりする知覚過敏になったりもします。

歯周病で一度歯ぐきが下がってしまうと自然に回復することはまずないので、予防を心がけるしかありません。普段から自分の歯ぐきの状態を確認する習慣をつけましょう。

       

   対策:歯周病の予防につとめる・歯磨きの力加減に注意する


2.体質

細菌の種類
お口の中には『口腔内常在菌』といって、常に複数の種類の菌が一定の割合で住んでいます。
要はおなかの中の腸内細菌と同じです。
この菌の種類ですが、性質でいうと、@虫歯を作る菌 A歯周病を作る菌 Bそのどちらでもない無害な菌 の3種類に分けられます。

当然、@虫歯を作る菌が多い人は、虫歯になりやすいです。反対にA歯周病を作る菌の多い人はそうとう歯垢がついていてもなかなか虫歯はできません。
虫歯のことだけを考えると後者の方がいいような気がしますが、歯周病の方がより後々やっかいなことになりますので、油断禁物です。(歯を失う原因は虫歯より歯周病の方が多いのです)

この、お口の菌は生後外からもらうものです。親や家族からもらったり、結婚後パートナーからもらうこともあります。
乳幼児の育児中に、親の使ったお箸で食事を与えないほうがいいという育児法があるのはこのためで、もしご家族や両親が虫歯や歯周病になっている場合はその通りだと思います。
ただ、虫歯や歯周病にあまりかかったことがない、それらの菌が少ないタイプの方であれば、あまり気にしなくて良いでしょう。

生きている以上、お口の中にはかならず何らかの菌はいるのですから、虫歯菌でも歯周病菌でもない無害な菌がお口に住み着いてくれば、かえって虫歯菌たちの繁殖を抑制することになりますので、そういった菌を積極的に取り込むのもひとつの方法です。
「ヨーグルトを食べておなかにいい菌を増やそう」というのと同じ発想で、最近ではお口の中に定着いやすい無害な菌のタブレットなども販売されています。

また、いかなる菌が住んでいようと、しっかり歯磨きをして菌自体の総量を減らしてやれば問題ありません。

   対策:歯磨きを徹底して菌の総量を減らす・無害な菌を増やす

唾液
唾液には虫歯になりかけた歯を修復する機能があります。
虫歯菌の出す酸によって溶かされた歯質に、唾液中のカルシウムが再沈着して修復(再石灰化)してくれるのです。口臭防止からアンチエイジングまで!! −唾液の働き−
唾液が少ないと、この機能がうまく働きませんので虫歯のリスクは高くなりますし、唾液中のカルシウム量をふやすためにカルシウムの摂取も大切です。

また、唾液の性質も関係しており、虫歯菌の出す酸自体を中和する働きをもっています。これを緩衝能(かんしょうのう)といって、この機能の強さは唾液緩衝能テストで調べることができます。
もちろん、緩衝能は強いほどよいのですが、唾液には安静時唾液(何もしないでじっとしているときの唾液)と刺激唾液(物を噛むなど刺激を受けたときに出る唾液)があり、刺激唾液は安静時唾液の20〜30倍の緩衝作用があるとされています。

つまり、食事中によく噛むというのは非常に重要で、よく噛めばたくさん唾液がでますし、より緩衝能の強い唾液が分泌されているのです。食後にキシリトールガムを噛むのも有効です。(砂糖の入った普通のガムは逆効果ですので注意!)グリコの『ポスカム』というガムにはカルシウムが配合されており、再石灰化に有効です。

   対策:カルシウムの摂取・良く噛んで食べる・キシリトールガムを噛む


3.生活習慣

糖分の摂り方

みなさんご存知のように虫歯は虫歯菌がつくるのですが、虫歯菌が活動するためには栄養源として糖分が必要です。
この糖分をより多く、持続的に摂っている人ほど、虫歯は出来やすくなります。

量も問題ですが、特に「持続的に」というところが問題で、「持続的に」とはどういうことかというと、例えば同じ量のジュースでも一息に飲んだ場合と、仕事の合間などに1〜2時間かけて飲んだ場合では、後者のほうが圧倒的に虫歯リスクが高いのです。

理由は先述の唾液の緩衝能が追いつかないからです。
通常お口の中に糖分が入ってきて虫歯菌が活動し始めても、しばらくすると唾液の力で中和されたり、再石灰化がおこります。糖分を使い切った虫歯菌は活動できなくなります。

もうおわかりですね。糖分を持続的に摂ると、虫歯菌が休む間なく活動し続けるということになります。

お菓子などたくさん食べるのが歯によくないというのは皆さんよくご存知で気をつけている方は多いのですが、「持続的に糖分を摂る」のがよくないというのは、ご存じないことが多く、また無意識にやっていることも多いので、具体的によくない糖分の摂り方を例にあげてみます。

例1 あめをひんぱんにたべる。(のどが弱い人で、のど飴を頻繁になめる、など)
あめはお口の中にある時間が長いので、リスクの高さはトップクラス。シュガーレスの飴でもシュガー(=ショ糖)以外の糖分が入っていることは多いので注意。

例2 甘い飲み物を少しずつ飲む。(仕事や運転中の眠気覚ましにコーヒー(無糖以外)・スポーツ中、こまめな水分補給としてスポーツ飲料など)
眠気覚ましや水分補給自体は大切なことですが、それらに含まれた糖分も意識しましょう。特にスポーツ飲料や炭酸飲料などは糖分のほか、酸性の強い飲料ですので、酸による酸蝕にも注意が必要です。(歯が溶ける!? −酸蝕(さんしょく)

例3 お菓子のちょこちょこ食べ&クッキーなど歯に詰まりやすいお菓子
たくさん食べるわけではなくても、小腹が空いたときや口さみしいときに少しづつつまむ食べ方。バッグやデスクの引き出し・通勤車などによくお菓子が入っている方は要注意。
クッキーやスナックなどの歯に詰まりやすいお菓子も、歯に詰まっている間に原材料の小麦粉などのでんぶんが分解されて糖になり虫歯菌の栄養になります。(甘くないものでもでんぷん質を含むものは多い)
あめや飲み物と違い、一気に食べたとしても、うがいしたくらいではとれないことが多いので意外とお口の中に持続的に滞留する食べ物です。

甘いもの好きの方にはキビシイ話ではありますが、要は持続的にならなければ良いので、甘いものを摂るなら、できるだけ口の中に残らないようにしましょう。
あめや飲み物ならできるだけ短時間で飲んで、その後、うがいや糖分を含まない水やお茶を飲む。クッキー類はできるだけ間を空けずに歯磨きをするなどです。
キシリトールガムを噛むのもよいでしょう。キシリトールは虫歯菌が栄養に出来ない糖なので、栄養源を失った菌は活動できなくなります。またガムを噛む刺激で唾液の分泌が促され虫歯予防になります。

   対策:自分の糖分の摂り方の注意(上記参照)・飲食物に含まれる成分中の糖分を意識する


歯磨きのタイミング
前回も少し書きましたが、歯磨きをした後にものを食べてしまうという方が意外といます。
いくらしっかり歯磨きしても、磨いた後に汚してしまっては意味がありません。

夕食後に歯磨きしたのに寝る前にアイスやジュース、というのはもちろん論外ですが、もっと無自覚に、例えば朝、寝起きに顔を洗って歯を磨いて、着替え。それから朝ごはん、という方、多いのではないでしょうか。

寝起きの口が粘ついて気持ち悪いので磨きたいというのはわかるのですが、その後にすぐ食事をとってしまうと、お口の中がキレイなのは一瞬だけです。

そもそも、寝起きの口が粘つくというのは、就寝前の歯磨きに磨き残しがあり、残った菌が睡眠時に増殖するからです。寝る前にしっかり磨くことで(磨き癖参照)、朝の粘つきはかなり軽減されるはずですので、洗顔時にはお口をゆすぐ程度にして、朝ごはんの後に歯磨きしましょう。朝食のネギが歯についたままで出勤というのは社会人として避けたいものです。

また、なんども書きますが、お口の中の菌は睡眠時に増殖するので、就寝前出来る限りキレイにして寝るのは虫歯・歯周病の予防の鉄則です。

   対策:自分のライフサイクルの見直し・就寝前にパーフェクトに磨く


4.その他

歯並び&補綴物(被せや詰め物)

歯並びや歯の生え方によっては、磨きにくい場所や、どうやっても歯ブラシが届かない場所ができることがあります。

 <磨くのが不可能な親知らず>
     
  
また虫歯の治療で入れた補綴物(被せや詰め物)の継ぎ目に段差があったりすると、歯垢が溜まりやすくなり虫歯が再発しやすくなります。

        

こういった場合、詰め物なら歯科で研磨しなおしてもらいましょう。

また上記の、歯の生え方に関しては「歯並びを治す」、または親知らずなら「抜く」、というのもひとつの方法です。

ただ、親知らずのように「絶対磨くのが不可能!」というのでなく、「磨くのが難しい」くらいであれば、やはり上手に磨けるようになる練習をしてはどうでしょう。

結局、そこに帰ってくるのか、とお思いでしょうが、歯科治療は特殊な機材が必要な分、高額になりがちです。反面、虫歯も歯周病も歯ブラシ一本と日常の注意さえすれば防げる疾患でもあります。
皆さんのちょっとした心がけ次第で、健康とお財布が守れるのならば、安いものではないでしょうか?





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