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ひじや矯正歯科
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今月のトピックス

 こちらの今月のトピックスのコーナーでは、毎月新しい治療例や歯に関するちょっと気になる話題などを紹介していきます。これから矯正治療を始めたい方も、現在治療中の方も、このホームページを通してよりいっそうのご理解を深めていただければと思いますので、ご意見ご要望などおよせください。どうぞよろしくお願いいたします。

トピックス バックナンバー
2011年 2月 原因不明の歯の痛み・・・その意外な原因は?
2011年 3月 『ネルネル』お口閉じテープのススメ
その他のバックナンバー

注: 当院のホームページにおける症例写真はすべて実際に当院で治療した症例であり、患者の皆様の協力の下に承諾を得て掲載させていただいております。無断での転載等はご遠慮下さい。



2011年4月 歯科健診を受ける前に知っておきたいこと 

 春ですね(*^−^*)
進級・進学とみなさんお忙しい日をお過ごしと思います。
さて、新学期が始まって落ち着いた頃にやってくるのは歯科健診。もちろん、学校の歯科健診だけでなく、大人の方の場合は自分で定期的に歯科健診に行かれている方も多いと思います。
そこで、今月は歯科健診をより有意義なものにするために、知っておきたいことについて、お話していきたいと思います。


1 歯をあらかじめしっかり磨いていく
 当然のことですが、歯が汚れていれば、歯垢に埋まって小さい虫歯などは見つけられません。
ただ、給食などの後、歯磨きできないという事情はあると思いますが、食べカス自体は健診に用意されている器具でも比較的簡単にとりのぞけますので、そう問題になりません。(できれば水でうがいをするだけでも、かなりの食べカスはなくなります。)
 問題は歯垢で、歯垢がべっとりついていると、集団健診の限られた器具と時間では取り除けません。
しかし、歯垢というのは、食べカスが分解かれて歯垢になるまでに18時間以上かかるので、朝きちんと磨いていれば昼食後に歯垢がついているということは、まずのはありません。
せっかくの健診です、少しでも虫歯の見逃しを防ぐために朝しっかり歯磨きしておきましょう。
 また、あまりに歯垢がついている場合は、虫歯はなくても、歯磨きの項目でチェックがついてしまいます。

2 学校健診に引っかからないために、あらかじめ歯科にいっておく?
 学校からチェックのついた健診の用紙をもらった子供たちの保護者の方のなかには、「学校健診に引っかからないように、先に歯科で診てもらったのに・・・!」とおっしゃる方がいます。
しかし、そもそも、学校健診とは、テストではないので、引っかかったらダメというものではありません。
また、学校健診のような集団健診では器具も時間も限られており、それほど正確な診断はできません。歯科医は虫歯かどうか迷ったときには、とりあえず「虫歯」にチェックしておいて、歯科医院を受診してもらい、そこで正確な診断をしてもらうのです。ですので、チェックがあっても虫歯でない場合もありますし、反対にチェックがなくても、前述のように歯垢などで隠れて小さな虫歯が見逃されている場合もあります。

ここで、「じゃあ、学校健診て意味がないんでは・・・。」と思う方もおられるかもしれませんが、日本においては、歯科に対する意識の低さや家庭の事情から、自主的に歯科健診に行く人があまりにも少ないため(予防歯科先進国スウェーデン80%以上の人が定期的に歯科に行くのに対し、日本ではわずか2%!!)学校や地方自治体が補助しているのです。ですので、学校健診はあくまで歯科へのきっかけだと思って、検診の結果を参考にして歯科医院を受診するのが、ベストといえるでしょう。

3 歯科健診でしてもらうこと 
日本のおいては、いまだ「歯医者は虫歯になったら行く」という感覚の方が多く、上記のように定期健診に行かれる方がまだまだ少ないのが現状です。原因の一つとして、「歯科健診=虫歯のチェック=虫歯が見つかったら、歯磨きの仕方を怒られた上に治療で痛いめにあう」というネガティブ感覚が強いからではないでしょうか?

そうではなく、「健康なお口を維持するために、歯のメンテナンスに行く」というのが定期健診のベストなありかたです。
「健康なお口を維持するために〜」なので、もちろん虫歯などのチェックをしますが、そのうえで、各個人に合ったメンテナンスをしていくことが大切です。

では、歯科で受けられる、「治療」ではなく「メンテナンス=お手入れ」とはどんなものがあるのでしょうか?。
虫歯
虫歯の初期症状→予防処置(フッ素塗布・シーラント)・歯磨き指導
虫歯もごく初期の穴が開く前に発見できれば、適切な予防処置をすることで、治療しなくてもすむ可能性大です。
また、生えたばかりの永久歯はまだ表面が柔らかく虫歯になりやすいので、この時期にフッ素を浸透させることで、虫歯になりにくい歯にすることができます。

歯は、一度虫歯で穴が開いて金属やプラスチックなどの人工物を詰めると、継ぎ目から再び虫歯菌が進入しやすく、かなりの確立で再発します。ですので、できるかぎり削るような治療をしなくてすむように、適切な予防処置を行うことが最重要なのです。
また、やむを得ず虫歯で穴が出来てしまった場合、自然にふさがることは100%ありません。大きくなる前に少しでも早く手を打ちましょう。穴が大きいほど再発時のダメージリスクは大きくなります。

                 
歯周病
歯石除去・専用器具によるクリーニング・歯磨き指導
歯周病は歯垢に繁殖する細菌が歯ぐきの骨を破壊していく病気です。虫歯同様に一度破壊された骨はほとんど自力では再生しません。歯周病になってしまうとさらに歯垢がたまりやすくなり、悪循環となりますので、徹底した歯垢の除去が重要になります。個人で取り切れない歯垢や歯石を定期的にクリーニングして、歯周病の進行をコントロールしましょう。

       
知覚過敏
薬剤塗布・レーザーによる痛みの緩和・歯磨き指導
「歯がしみるので、虫歯を診て下さい」と患者さんに言われた場合でも、かなりの割合で、虫歯ではなく知覚過敏のことがあります。そうであれば、歯を削ったりの治療は必要なく、多くの場合、薬をぬったり、比較的簡単な処置で症状は緩和します。
知覚過敏の原因のひとつが間違った歯磨きですので、知らずに続けていると歯や歯ぐきに取り返しのつかないダメージがあたえられてしまいます。

ヤニなどの色素沈着
専用器具によるクリーニング
毎日の食事で歯には少しずつ食べ物などの色素が沈着していきます。特にタバコのヤニや、コーヒー・お茶などの茶渋が前歯についていると口元の印象は、かなりくすんだカンジになります。色素沈着自体は体に害はありませんが、見た目の問題がありますよね。クリーニングでそういった色素沈着を除去しましょう。
4 健診の費用と治療の費用
もちろん、学校健診は学校や地方自治体が補助しているので無料ですが、上記のように学校健診はあくまで歯科へのきっかけだと思って、やはり直接歯科を受診するのがベストです。

その際に必要な費用としては、歯科医院や患者さんの状態によってチェックする項目やメンテナンスの内容は変わってきますので、費用も変わってきますが、基本的な歯科健診ならば、保険の3割負担の場合でおおむね1000円前後から2000円くらいが一般的なようです。
この値段が高いか安いかは人それぞれだとは思いますが、年に1〜2回のことですし、美容院一回の費用とくらべてもそれほど遜色ないのではないでしょうか。

ちなみに「メンテナンス」でなく「治療」が必要になってくると、歯科治療には高額な機械や材料が必要になるため、どうしても治療費は高くなります。特に審美性の良いセラミックなどの材料は保険がきかず、莫大な額がかかります。
以下に非常にざっくりですが治療費の目安をまとめてみましたので参考にしてみてください(初診料・検査料などは含みません)。また保険適応外の治療費は医院によって自由に決められるので、かなり差がある場合があります。
      
虫歯の予防処置(フッ素塗布・シーラントなど)
1500〜3000円(保険3割負担の場合)
知覚過敏の薬剤塗布
1歯150円(保険3割負担の場合)
虫歯の治療(小)
プラスチックを詰める治療
700〜1000円(保険3割負担の場合)
金属製の詰め物
1300〜1800円(保険3割負担の場合)
セラミック(保険対象外の素材)の詰め物
3〜5万円(自費)
虫歯の治療(大)
かぶせ(プラスチック・金属製)
3000〜7500円(保険3割負担の場合)
かぶせ(セラミック製(保険対象外の素材)
8〜15万円(自費)
かぶせ(ジルコニア製(保険対象外の素材)
10〜20万円(自費)
虫歯や歯周病で歯を失った場合の治療
ブリッジ(1歯欠損の場合)
1〜2万円(保険3割負担の場合)
ブリッジ(1歯欠損の場合)(保険対象外の素材)
15〜45万円(自費)

     
入れ歯
5000〜13000円(保険3割負担の場合)
入れ歯(保険対象外の素材)
10〜100万円以上(自費)
多様な素材があり様々
インプラント
1歯35〜45万円

   


基本的に虫歯でできた穴も、歯周病で破壊された歯槽骨も、自然回復することはありません。また、一度できた虫歯はどんなに高価な治療をうけてもかなりの確率で再発します。人工物が天然の歯に勝ることはありえません。虫歯も歯周病も、まずは「つくらない」のが最重要なのです。

もちろん、虫歯を「つくろう」と思って虫歯になっている人はいないでしょうし、多くの人が「自分なりに歯磨きはがんばっている」とこたえるでしょう。しかし、「自分の歯磨きで歯垢が完全に落とせていますか?」という質問に自信をもって「Yes」といえる人がどのくらいいるでしょう?(仮に100%歯垢が除去されていれば、100%虫歯にも歯周病にもなりません)

そこで、役立つのが定期健診でありメンテナンスなのです。
自分の日々のケアが実っているかどうかをチェックしてもらい、歯石などセルフケアではできない部分をおぎなってもらいましょう。





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