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ひじや矯正歯科
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今月のトピックス

 こちらの今月のトピックスのコーナーでは、毎月新しい治療例や歯に関するちょっと気になる話題などを紹介していきます。これから矯正治療を始めたい方も、現在治療中の方も、このホームページを通してよりいっそうのご理解を深めていただければと思いますので、ご意見ご要望などおよせください。どうぞよろしくお願いいたします。

トピックス バックナンバー
2010年8月 学会発表レポート (^〜^)b
2010年9月 おしゃれ電動歯ブラシでランチ歯磨き!!
その他のバックナンバー

注: 当院のホームページにおける症例写真はすべて実際に当院で治療した症例であり、患者の皆様の協力の下に承諾を得て掲載させていただいております。無断での転載等はご遠慮下さい。



2010年10月 「後戻り」と「保定」 −矯正治療、その後に・・・−

 さて、現在矯正治療中、またはこれから矯正治療を受けたいと思っている皆さん、「後戻り」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

当ホームページの保定のコーナーでも説明していますが、「後戻り」とは矯正治療の後に歯並びが元にもどることです。
せっかくきれいになったのになぜ?と思われるかも知れませんが、生き物には体の仕組みとして、外的な変化から体を守り復元しようとする機能があります。
わかりやすい例では、耳などにピアスの穴をあけても、ピアスを外したまま放っておくと、自然に穴がふさがってしまいますね。
矯正治療の場合も治療後、装置を外して、そのままなにもしないで放っておくと五割くらいは元にもどるといわれています。ある症例ですが、以下の写真をご覧ください。

             <矯正治療前>



             <矯正治療後>



              <治療終了から数年後>

とても残念な例ですが、治療後にせっかくきれいになっていた歯並びが、数年後の写真では前歯の部分が少し元の状態に戻っています。
もちろん、矯正治療の場合こうならないために、治療終了後必ず「保定」といって元に戻らないようにする処置を行う期間をもうけています。新しい歯並びに体を慣らしていくリハビリ期間のようなものです。
 医院によって方法はいろいろありますが、当院では、取り外し式のものと固定式のものでしっかりと二重に保定を行います。


フィクスドリテーナー ―前歯のでこぼこをガード―

まず第一に、特に後戻りしやすい前歯の凹凸は、フィックスドリテーナーといってごく細いワイヤーを歯の裏側にボンド剤で固定します。
完全に裏側につけるので表からは見えませんし、歯垢などの汚れがたまりにくいように歯茎からできるだけ離れた位置に細心の注意をはらいながら、表面が滑らかになるようにボンド剤で覆って固定します。ここは非常に重要なポイントですので、治療装置をはずした直後にしっかり時間をかけて行います。このフィックスドのつけ方が悪いとすぐ取れたり虫歯の原因になったりしてしまうからです。


ワイヤーリテーナー ―全体の歯列のアーチ型をガード―

 次いで、歯列全体のアーチ型を固定する必要があります。一口にアーチ型といっても幅の広いものや狭いもの、馬蹄型のものからV字に近い形までさまざまで、各人に合ったアーチを維持しなくてはなりません。取り外し式のワイヤーリテーナーでガードします。始めは一日中使用し、少しづつ使用時間を減らしながらアーチを安定させていきます。
特に多くの治療例では、もともと顎のアーチが小さくて歯並びが凸凹や出っ歯になっているため、矯正治療でアーチをひとまわり大きく広げてきれいに並べています。アーチのサイズを維持してやらないと、元に戻ってしまうのです。

以下の症例はフィックスドリテーナーをつけているので凸凹は出ていないのですが、アーチがV字状に変形してしまった例です。特に左側の歯列が圧迫された形になっています。
このような場合、押し出されたアーチの前歯の部分の歯が前方に傾斜して出っ歯な感じになってしまいます。見た目が良くないだけでなく、傾斜が強すぎると骨との位置関係も悪くなり歯自体にもよくありません。
<矯正治療後>
<治療終了から数年後>

この方は治療後しばらく取り外し式の装置を使用していた頃は良かったのですが、その後装置を使わなくなったあと、うつ伏せ寝の習慣があったこともあり、徐々に変形していったようです。
結局、この方はもう一度装置をつけて再治療(期間10ヶ月・矯正管理料:下顎3万円)されました。その後アーチの形がしっかり維持できるような形態の取り外し式の保定装置を就寝時に毎晩使うようにしてもらっています。

通常、治療終了後ある程度期間がたって安定した歯並びならば、ここまで変形することは少ないのですが、この症例においてはうつ伏せ寝という習癖もひとつのポイントとなっています。そういう意味では、純粋な後戻りとはいいがたい例ですが、ここで重要なのは歯並びは矯正で治療すればそれで終わりというわけではないということです。
以前トピックスの「2009年8月 歯や顎に悪影響をおよぼす癖 」・「親知らず 抜かなきゃいけないの・・・?2  <トラブルと対策> 」でもお話したように歯並びは日々さまざまな環境によって影響を受けています。治療が終わったからといってほったらかしにしてはいけません。適切な保定と定期的な経過観察が大切なのです。



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