HOME サイトマップ リンク お問合わせ
医療法人
ひじや矯正歯科
-HIJIYA ORTHODONTIC OFFICE-

医院紹介 治療例 治療法と治療装置 Q&A アクセス

今月のトピックス

 こちらの今月のトピックスのコーナーでは、毎月新しい治療例や歯に関するちょっと気になる話題などを紹介していきます。これから矯正治療を始めたい方も、現在治療中の方も、このホームページを通してよりいっそうのご理解を深めていただければと思いますので、ご意見ご要望などおよせください。どうぞよろしくお願いいたします。

トピックス バックナンバー
2008年7月  ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2008
2008年8月 親知らず 抜かなきゃいけないの・・・?
その他のバックナンバー


2008年9月 親知らず 抜かなきゃいけないの・・・? 2 < トラブルと対策 >

 さて、先月に引き続き親知らずのお話です。
先月は親知らずとはどういったものか、また抜くべき親知らずとそうでないものについてのお話でした。ではなぜ抜くべきなのか、また抜かずに親知らずを生かすにはどうしたらよいか、についてお話しましょう。

親知らずの四大トラブル
痛み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・原因と対策<
腫れ(口が開けにくくな場合もあり)
・・・・・・・原因と対策<
虫歯
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・原因と対策<
歯並びが悪くなる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・原因と対策<


トラブルの原因対策
1. 生えてくるときに表面の歯ぐきが盛り上がってきて咬んでしまい、歯ぐきが痛む上下どちらか一本しかない場合にはかみ合うべき歯がないので、歯茎にあたりやすい。




対策
 基本的にはこの場合は痛みの度合いも少なく表面的なものであり、すぐにおさまるので特別な処置の必要はない。痛みが我慢できないときは痛み止めを飲むのも良いが、痛みがあまりにも強かったり長引く場合には以下の細菌性の炎症を疑ったほうが良い。


2. 歯垢が溜まりやすく、歯磨きが困難なため虫歯や腫れなどの各種トラブルを引き起こす。
  (生えてくる場所が狭かったり方向が悪かったりで、歯ブラシによる清掃が難しい、
   また、歯ぐきに半分埋まったような状態の場合、埋まっている部分の清掃は不可能)
    <痛み&腫れ
生えかけで一部だけ生えていたり、生える方向が悪いと歯垢が溜まりやすく歯垢の中の細菌の作用によって親知らずの周囲(歯茎・下顎のリンパ節・顎関節など)が炎症を起こし痛みがでたり、腫れたりする。歯茎から見えていない部分も内部で歯の表面とはごくわずかながら隙間があるので、細菌は確実に進入。特に体調の悪いときや疲れが溜まったときに急性的に悪化しやすい。顎関節に炎症が及んだ場合、口が開きにくくなることがある。

    <虫歯
成人になってからの虫歯は進行がゆっくりで、痛みも出にくいことが多く、かえって発見がおくれやすい。気づいたときにはかなり大きくなっている。なんとか治療できても、もともと磨きにくい状態であるため、一度治療した歯は非常に再発しやすい。また、親知らず本体に限っていえば、再発&治療を繰り返して最終的に抜歯してしまっても咬合にはあまり影響が無い場合が多いが、問題なのは、親知らずのせいで隣の十二歳臼歯が虫歯になになってしまう場合。親知らずと接触している面は治療も難しく、やはり一度虫歯にしてしまうと治療&再発の繰り返しで歯の寿命が縮んでしまう。十二歳臼歯は咬み合わせの中でも重要性の高い歯であり、十二歳臼歯を失うことは咬み合わせ全体に悪影響をおよぼす。

対策
 炎症も虫歯もいずれにせよ、まず第一は歯磨きによる歯垢の除去。どちらも細菌感染が原因なので、細菌の除去が最重要。歯垢は細菌のかたまりであることを認識しよう。(親知らずの磨き方 来月)
ただし、上記のように歯茎に半端に埋まっている場合には物理的に歯ブラシによる清掃は不可能なので、レントゲンなどで萌出方向をよく確認し、萌出不可能なら早めに抜歯をしたほうがよい歯としての価値もなく、細菌の温床になるだけ。ただし、完全に骨や上皮に埋まっている場合は細菌感染は起こしにくいのでセーフ。また、歯の傾きが軽度の場合は部分的な矯正治療で萌出させることも可能)上記のように虫歯が出来てからでは手遅れなので早めに対処すること。
萌出方向が正しくスペースがあるならば、いずれきちんと生えれば磨きやすくなるので、できるかぎり歯磨きでケアし、炎症が起こったら、かかりつけの歯科で処方してもらい、化膿止めの抗生剤や痛み止めなどの薬を飲んだり、消毒用のうがい薬でケアする。


3. 萌出スペースが少ないため、生えるときに手前の歯と押しあいへしあいで生えてくるので押された分、親知らずとその手前の歯が動かされて痛い。また押されることにより歯が移動し歯並びが悪くなる。
特にもともとの歯並びに問題があった場合にはその部分に集中してしわよせがくることがある。そのほかには、親知らず自体がずれた場所に萌出し交差咬合や鋏状咬合になってしまった場合、顎の位置が咬みこんだときに本来の位置よりずれてしまったり、口を開け閉めするときに自由な運動が阻害され、顎関節症の原因になる場合がある。


対策
 この場合の痛みはあまり大きくないが手前の歯も動かされるのでかみ締めると痛い感じがすることがある。痛みだけなら、一過性のものなのであまり気にせず様子を見てよいが、気づかないうちに少しずつ歯並びが動いてゆくので、歯並びが気になるなら、早めに抜歯しておくか、ある程度動ききってから矯正治療するのがよい。特に下の前歯にでこぼこが出やすく、歯並びが悪くなってから親知らずを抜いても、一度ずれてしまった歯並びが自然に元に戻ることはないので、早めの決断を。


 いかがでしたか? 親知らずの引き起こす各種トラブル、おわかりいただけたでしょうか? いままで職業柄たくさんの残念な患者さんのトラブルを診てきました。中でも炎症や歯並びに関しては費用と時間をかければ回復させることはできますが、虫歯だけはいけません。虫歯は治療しても、元の完全な状態には戻らないからです。破れた服にツギあてするのと同じで、あくまで修繕どまりです。
 先日、数年ぶりに来院された患者さんが親知らずが原因で十二歳臼歯を失っており、とても悲しくなりました。十二歳臼歯を一本失うことは大臼歯咬合の四分の一を失うということです。咬合のバランスも左右対称でなくなります。失ったものは取り返しがつかないのです。
 まずは自分の親知らずとしっかり向き合って、状態を把握してください。必要ならレントゲン等の検査をしその上で各自にあった対策をおこないましょう。

 次回は 親知らずの歯磨きと抜歯後腫れないためのポイントを解説していきたいと思います。



このページのTOPへ


  プライバシー&サイトポリシー COPYRIGHT(c)2007 HIJIYA ORTHODONIC OFFICE,All Rights Reserved.
>文字の大きさの変更方法