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ひじや矯正歯科
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今月のトピックス

 こちらの今月のトピックスのコーナーでは、毎月新しい治療例や歯に関するちょっと気になる話題などを紹介していきます。これから矯正治療を始めたい方も、現在治療中の方も、このホームページを通してよりいっそうのご理解を深めていただければと思いますので、ご意見ご要望などおよせください。どうぞよろしくお願いいたします。

トピックス バックナンバー
2008年6月 日本臨床矯正歯科医会のイベントのご案内
2008年7月  ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2008
その他のバックナンバー


2008年8月 親知らず 抜かなきゃいけないの・・・?

 『親知らず』・・・、大人になるにつれ耳にするこの言葉には、何かとマイナスイメージがつきまとっているようです。「生えかけてムズムズ痛い」・「抜かなきゃいけないの?」・「抜いたら腫れる」などなど。そもそも『親知らず』とは一体何なのでしょう?抜かなくてはいけないものなのでしょうか?

 親知らずとは
 一般に永久歯は乳歯が抜けて生え変わってくるものというイメージがありますが、実際に乳歯と交換に生えてくるのは真ん中から左右五番目の歯までです。乳歯自体が上下左右各5本ずつの計20本しかないのです。乳歯のさらに奥にまったく新しく生えてくるのが大臼歯と呼ばれる永久歯たちです。6歳ころに生えてくる『6歳臼歯(第一大臼歯)』はみなさんも良くご存知だと思います。その後、12歳ころになると『12歳臼歯(第二大臼歯)』が生えてきます。人によっては15歳くらいになる場合もありますし、このくらいの年頃になると親御さんも子供も口の中をあまり把握できなかったりで、親知らずが生えてきたと勘違いされる方もおられますが、これは必要な永久歯ですので、抜いたりしてはいけません。既存の20本と六・七番目に生える『第一・第二大臼歯』までを合わせて計28本で永久歯列の完成となります。

 ですが、八番目に生えてくる『第三大臼歯』という歯があります。これが、子供が親元を離れたころに生えてくることから親知らずと呼ばれる歯です。この親知らずが生える時期は非常にあいまいで17歳くらいから生えてくる場合から40歳、50歳になって生えてくる場合や、埋まったままずっと生えてこない場合もあります。
 かつて、ヒトが生きる上で咬むことがもっと重要だった時代、ヒトの永久歯列は親知らずまでを含めた全32本でした。しかし、文明の発達とともに第三大臼歯(親知らず)は徐々にその必要性が薄れ、使わない機能として退化しつつあります。萌出時期の遅れ、萌出スペースの減少(顎の骨が退化して小さくなってきている)による萌出方向異常、欠損(親知らず自体がない)など、現在では約三人に一人は親知らずが欠損しています。(1・2本無い場合から全部ない人もあります。余談ですが、親知らず以外の歯も欠損している方もしばしば見られます。)
                 

 抜く?抜かない?
 というわけで、中途半端な退化途上にある親知らずですが、成人したら、ぜひ一度レントゲンでご自分の親知らずを確認してみることをおすすめします。20歳前後になれば、生えていなくても骨の中には出来てきていますので、何本あるのかはわかります。いっそ4本とも欠損している場合は今後トラブルの原因になる心配も無く、むしろラッキーといっても良いでしょう。現代の食文化ではまず不自由することもないはずです。では、親知らずがあった場合にどうしたらよいのでしょう?その生え方によってA〜Dにランク分けしてみました。

<ランク A>
抜かずに大事にするべき親知らず
 (歯として機能している)
条件: 上下ともに正しい方向に生えており、正しい位置関係で咬み合っている
<ランクB>
抜かなくても良い親知らず

 (歯としては機能していないが将来役に立つ可能性がある)
条件: 咬みあう歯は欠損しているが、正しい方向に生えている
     生えかけだが、正しい方向に生えている
     本人の歯磨き技術が十分で良く磨けている
<ランクC>
抜いたほうが良い親知らず

 (口腔内に悪影響を及ぼしており、抜いたほうが良いが、本人の努力によっては改善の可能性がある)
条件: 正しい方向に生えているが本人の歯磨きができておらず、虫歯や周囲の
     歯茎が炎症を起こしている
     生える向きが悪く歯並びや咬み合わせに悪影響をおよぼしている
 <良くない咬み合わせ>
<ランクD>
抜くべき親知らず
 (本人の努力でもケアしきれない。現在または将来、口腔内に重篤な悪影響をおよぼす可能性)
条件: 重度の虫歯になっている
     生える方向がわるく歯磨きが不可能
 さて、皆さんの親知らずはいかがですか?親知らずといっても必ずしも抜かなくてもよいことがおわかりいただけたでしょうか?特にランクAの親知らずは現代では本当に貴重なので、是非とも虫歯などにないないよう大事にしてあげてください。B以下または、生え方がよくわからないといった場合は、恐れずに一度歯科医を受診してください。よく、歯医者にいって「抜きなさい」と宣告されるのが怖くてなかなか歯医者に行けない方がおられるようですが、行ってみれば意外とAやBランクな場合も多々ありますし、Cなら上記のように早めのケアしだいでは抜かずにすむかも知れません。たとえDだとしても歯科医も鬼ではありませんから、いきなり無理やり抜くようなことはないはずです。体調や仕事の都合などの良いときに抜くよう相談すればよいでしょう。それまでのケアに仕方をや抜歯の必然性などをよく説明してもらってください。
 一番危険なのはCやDの状態で、『怖い』・『よくわからない』と、うやむやに放置しておくことです。これはとてもマズイことになる危険性をはらんでいます。歯科疾患においては知識の欠如による放置が取り返しのつかないことになることがよくあります。「抜くには抜くだけの理由がある」このことについとて来月はもう少し掘り下げてみようと思います。

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