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医療法人
ひじや矯正歯科
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今月のトピックス

こんにちは、ひじや矯正歯科です。平成19年4月、ホームページを開設いたしました。
これから矯正治療を始めたい方も、現在治療中の方も、このホームページを通してよりいっそうのご理解を深めていただければと思います。
こちらの今月のトピックスのコーナーでは、毎月新しい治療例や歯に関するちょっと気になる話題などを紹介していきたいと思っておりますので、ご意見ご要望などおよせください。どうぞよろしくお願いいたします。 



2007年12月 歯磨き粉、使う?使わない?


歯磨き粉使う?使わない?
 皆さんは歯磨き粉を使っていますか?使っている人からは意外に思われるかも知れませんが、歯磨き粉をいっさい使っていない人も結構います。(実は筆者も使っていません)
 では、使っている人に質問です。何のために歯磨き粉を使っているのですか?(あえてこう言われると、そろそろ不安になってきた方もいらしゃるのではないでしょうか・・・?)
 この質問にはおそらく多くの方が「歯の汚れを落とすため」とお答えになるでしょう。洗濯や食器を洗うときの洗剤と同じ感覚ですね。しかし、残念ながら「汚れ」という言葉が「歯垢」をさしているのならば、この答えはハズレです。洗剤は油汚れを溶かしてきれいにしてくれますが、歯垢は油汚れではありませんし、現在のところ歯垢を完全に溶かすような薬剤は開発されていません歯垢自体はきちんと歯ブラシを当ててこすれば水だけですぐに落ちるのです(このきちんと当てるというのが非常に重要なのですが。)つまり歯磨き粉には洗剤のように歯垢を分解・除去する力はないということです。

歯磨き粉の落とし穴
 ここまで聞くと、「じゃあ、歯磨き粉っていったい何?」という疑問が湧いてきますね。基本的に歯磨き粉の効力とは配合されている香味料によるお口のスッキリ感と研磨剤によって茶渋やヤニなどの色素沈着を落とすことです。しかし、この二つの効果が勘違いの原因になって問題を引き起こすことが多く、要注意なのです。
 まず、香味料によるスッキリ感ですが、発泡剤による泡と前述の「歯磨き粉=洗剤」的な感覚などとあいまって、実際に歯垢が落ちていなくても、なんとなくきれいになったと勘違いしてしまうのです。また、この発泡剤も口の中が泡だらけになってあふれそうになるので、早くうがいしたい気持ちになりやすく、歯磨きの時間が短くなりがちです。
 次に研磨剤ですが、10月のトピックス「知覚過敏のお話」でも少し触れましたが、使いすぎると歯質が削れて歯がすり減ってしまうのです。近年ホワイトニング効果を売りにした歯磨き粉が多く販売されていますが、なかには多量の研磨剤を含んでるものがあります。使えば使う程歯が白くなるのでは、という勘違いから、色素沈着だけでなく、歯を削ってしまうのです。確かに研磨剤で色素沈着を落とせばくすみがとれて白く見えますが、色素沈着(ステイン)は歯の表面だけにつくもので、その下の歯自体の色は歯磨き粉では白くなりません。(むしろ半透明のエナメル質が削れて薄くなることで、芯にある、より色の濃い象牙質が透けて見えやすくなり見た目の白さは低下します。)

歯磨き粉の役割
 というわけで、筆者の場合は香味料のメントールの味が苦手なのと、元々下顎の前歯のエナメル質が薄かったりといった理由で「歯磨き粉使わない派」なのですが、歯磨き粉自体を否定しているわけではありません患者さんにもそれぞれの目的にあった歯磨き粉をお薦めしています。
 たとえば、前述の研磨剤ですが、これは歯磨き粉本来の最も基本となる役割で、全く使わないと歯の表面に食物などに含まれる色素が沈着してきます。特にタバコ、紅茶、コーヒーなどを頻繁に摂取する人は色素沈着しやすいので、気になるのならば歯磨き粉の使用をお薦めします(もっとも色素沈着自体は虫歯や歯周病の原因にはなりませんので、着いていても健康上の害はありません) あくまで、使いすぎはいけませんということです。適正な量としては一般的な歯ブラシの植毛部の1/3程度で一日に1〜2回でしょうか。一日に何度も歯を磨く場合、毎回つけなくてもよいでしょう。どうしても、歯磨き粉を付けないとスッキリしないという場合は研磨剤の入っていないものを併用したり、研磨性の低いものを使用しましょう。しかし、歯磨き粉のスッキリ感にだまされて実際には歯垢が落とせていない可能性には注意が必要です
 ところで最近の歯磨き粉には研磨剤以外にも様々な有効成分が添加されています。簡単に以下にまとめてみましたので参考になさってみてください。

 1)歯の表面に浸透し虫歯菌によって溶かされた歯質の修復を助ける成分
適応  萌出して2〜5年内の永久歯、知覚過敏、初期虫歯
注意点  歯の表面を覆っている歯垢を取り除かないと歯面に浸透しない
成分名  フッ化ナトリウム・モノフルオリン酸ナトリウム・還元パラチノース
 2)虫歯菌や歯周病菌の繁殖を抑える成分
適応  虫歯・歯周病
注意点  表面にいる菌には有効だが歯垢の内部にいる菌には浸透しにくい
成分名  CPC(塩化セチルピリジウム)・CHX(塩酸クロルヘキシジン)・
 IPMP( イソプロピルメチルフェノール)
 3)酵素などの歯垢や色素の沈着を弱める成分
適応  虫歯・歯周病・色素沈着
注意点  あくまで補助剤であり、歯垢自体を分解除去するものではない
成分名  デキストラナーゼ・パパイン酵素・ポリエチレングリコール
 4)歯ぐきに浸透して歯周病による炎症を抑える成分
適応  歯周病
注意点  表面の炎症が治まったことで歯周病が治ったと勘違いし、原因
 である歯垢の除去がおろそかにならないよう注意
成分名  トラネキサム酸・ビタミンE

 5)知覚過敏の痛みの伝達を抑える成分

適応  知覚過敏
注意点  知覚過敏自体の原因を改善しないと再び同じことをくりかえす
 ので注意
成分名  乳酸アルミニウム・硝酸カリウム
 その他にも、研磨剤でもエナメル質を傷つけにくい研磨剤や研磨剤無配合のもの、長時間磨きやすいように発泡性を抑えたものなど様々な研究開発がされていますので、各自にあったものを活用してみて下さい。ただし、あくまで、歯磨き粉は補助的なものであり、虫歯や歯周病対策にはブラッシングそのものが重要であることをお忘れなく!!

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