出た!!D級グルメ!!焼豚玉子飯は今治名物!!

重松飯店(略してシゲハン 愛媛県今治市大正町5-4-47  0898-22-6452
2003.02.19
月曜定休
高級中華料理店のメニューに「焼豚卵飯」と書かれていたら「シュートンランハン」とか発音しそうだが、今治ではそのまんまに「やきぶたたまごめし」と呼ばれている。実はこれが今治名物のD級グルメらしい。

かねてから噂は聞いていたのだが話題は急展開を見せた。
「絶対にはまるメシがありますよ
!!」と後輩のK葉が切り出した。
K葉は身長
180cm体重100超kg松山東高ラグビー部OB、しかも元愛媛選抜のラガーマン。彼の食欲には恐ろしいものがある。
先日はステーキ定食を会長よりご馳走になったという。
もちろんライスは大盛り、彼の体格を見た店主は皿に押さえつけるように大盛りのライスを盛ってくれたのだが彼にかかっては軽いものだ。
よせば良いものを会長は「足りたかね?」と尋ねたらしい
K葉は「いいえ」と答えて全く同じ分量のステーキ定食のおかわりをしたという。ナントいう丈夫な胃!!そして心臓!!!!
絶対に僕ははまるとK葉はいう。彼がひとつ勘違いしているのは、ボクの味覚と食欲が彼のそれと大差ないと決めてかかっていることだ!! その彼がぼくに勧めるのが焼豚卵メシだ。ようするにアツアツのご飯の上に焼豚をしきつめ半熟の目玉焼きを2個のせてタレをかけただけのものである。
K葉がいうには今治ではスーパーの惣菜売場でも売っているというのだ。
もちろん、市内の
中華料理屋、定食屋では人気No.1メニューだという。
それでは、一番有名な焼豚卵飯はどこにあるのか?ということが問題になるわけだ
!!
今治関係者に尋ねる、今治在住K葉、同じくH本。この二人は現役のD級グルメであるから量と値段には詳しい。
今治在住A部氏、O智さんはすでにD級は卒業しているのだが、このA部氏の情報が決め手になったのだ。
焼豚玉子飯を食べるなら一体どこのが最高なのか?
ここでいう最高は美味しいではなく、
もっともD級にふさわしいのかということだ。
やおらA部氏が口を開く。「焼豚玉子飯ならシゲハンでしょ。
「シゲハン?」ナントも得体の知れない名前だ
! 
シゲハンってなんだ?と思っていると説明は続く。
「重松飯店というのがありましてね。そこのがもっとも有名なんですよ。」
重松飯店を略してシゲハン。実に
D級らしいネーミングだ。
焼豚卵飯はシゲハンに決定
!!

A
部氏に場所や営業時間など詳しい事情を尋ねる。とはいえA部氏も間もなく厄年を迎える年齢だ、いつまでもシゲハンではないだろう。氏の昔の記憶に頼るほかない。
「場所はスーパーの角を右に折れて・・・時間はだいたい夜の12時くらいまでは開いてますよ・・・重松のオヤジの都合で開けてたり、閉めてたりしますけど。」
「そうですかぁ。でもそれはA部さんが学生の頃の話ですか?」「いいや、ちょいちょい行きますよ・・・。」
「行っとんかい
!! えぇオヤジが一人で深夜に焼豚玉子飯ですか!!」「えぇ。仕事の帰りに・・。」
「家で家族は待ってないんですか?ご飯作ってないんですか?」
「家では、犬だけが私の帰りを待ってます、散歩連れていけって・・・。」
絶句・・・・・涙。その
A部氏に敬意を表して、(どんなや!)これは絶対に重松飯店、シゲハンに行かねばなるまい。
今治
D級グルメシゲハンの焼豚玉子飯を食べに行こう!!
例によってナビにざっとした地図を押しつけて出発。
A部氏の情報もあってなんなく見つけることが出来た。
しかしこのシゲハン、怪しさ爆発だ。店頭のショウケースにはなんとメニューの絵が書いてある。作者は店主だろうか、ヘタウマな、もしくはヘタヘタな絵でメニューが図解されているのだ。おそらくは見る価値もないのだろう。
しかし怪しさをかもし出すには十分な仕掛けだ。
期待充分に店内に入ると、店主夫婦は客席に腰掛けて食後の煙草をふかしていた。
客がいないわけではないのだが、普通に雑誌を読みながら煙草だ。
奥さんの方が我々に気がついてメニューを運んでくる。・・・・安い。とにかく安い。
もちろん焼豚玉子飯だとは決めているのだが一通りメニューに目を通す。他のものも試してみたいのだが、焼豚玉子飯だけで随分なボリュームだとは聞いている、唐揚げか餃子でも。
いや、いっそチャーハンかラーメンでもと考えているボクの様子を察したナビが止めろと目で合図を送っているので諦めた。そして、おそらくそれは正解だった。
食事が運ばれてくるのを待っている間に店内で不思議なはりがみを発見。
「日曜日・祭日の大もりは出来ませんのであらかじめご了承下さい。」
わけがわからない!! 日祝日は客が多くて飯が切れるのだろうか?なら、なんで炊かんの?って言いたい。
怪し〜い
!!そして、いよいよ我々の目の前にシゲハンの焼豚玉子飯が運ばれてきた。

実にD級だ。
まず見た目が食欲をそそらない。むしろ、醜悪だ。

皿に盛られた白飯の上に焼豚のスライスをのっけて甘いタレを存分にかける、
その上に半熟目玉焼き
2個をのせ、さらに甘いタレを容赦なくかける。
このタレはおそらく焼豚を作るときに使用したものだろうと考え、中華系のタレを想像していた。ところが、このタレはウナギのタレに近くむしろ、和食の醤油味醂系だった。意外性まである。
そして、食べ方は自由。
通常は、半熟たまごを潰して甘タレとご飯を思いっきり混ぜ合わせて焼き豚と一緒にレンゲで口に運びます。食べ方もD級。
これが美味いか、まずいかと問われるとなんとも答えに困ってしまう。

まず、
美味くはない、だけど好きだ!!っていう食べ物があるでしょ。

なんか、疲れた時にだけ食べたくなる食べ物だとか。非常に空腹になったときだけ食べたくなるものだとか。そんな種類の食べ物だ。


では、お勧めかというと これが難しいところだ。まず学生や若さ、元気さだけが取り柄のサラリーマンはまずOK。女性や年齢が男性でも30後半になるとしんどいかも。ただし、帰宅後犬の散歩をするようなハードな家事が待っている悲しい中年のオヤジにはうけているという

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