Excelsior Jet - Mac/Linux版レビュー -
2015/05/02
Excelsior Jet - Mac/Linux版レビュー -

Excelsiorの担当者からMac版について
「Mac版はニューフェイスなので、問題があったらなんでも言ってよ! サンクス!」と受けていたので
「ちょーメガクールなレポートに惚れてしまえ! よろしくぅー」と返しておきます。

とはいえ実際には真面目な使用レポートになります。

さて、現在の最新版は10.5版でOS X 10.10を正式サポートしていますが、
手元にあるのは10版なので、1つ前の版のレビューになります。

ちなみに、Mac版とLinux版はインストール方法と起動方法が同じであるため
Mac版で両方のレビューを兼ねます。

使用したMac環境はOS X 10.10です。


まずはインストール。

デスクトップにインストーラをコピーし、
単にインストーラに実行権を付与して実行するだけです。

Mac版はdmg型式かと思ったらLinux版と同じbinなのね。

許諾書が長いので、Ctrl+F等で飛ばします。
最後にインストールするかどうかを聞かれるのでYesで。
インストール先はインストーラーを実行した直下になります。

# cd /Users/user/Desktop/
# chmod +x jet-1000-mp1-full-pro-en-osx-amd64.bin
# ./jet-1000-mp1-full-pro-en-osx-amd64.bin




以下を聞かれるので、"yes"入力後、リターン。
Do you accept EULA (yes/no)?: yes

インストールには時間がかかるがしばらく待つと、
"/Users/user/Desktop/jet10.0-pro-amd64"へインストールされます。



はい、インストールが終わりました。
起動方法が書いてあるので、実行します。

# cd /Users/user/Desktop/jet10.0-pro-amd64
# . setenv
# jetcp




Windows版とまったく同じ画面が表示されました。
ということは使い方も同じなのだろう。



さて、適当なJavaアプリケーションで試してみましょう。
CLIでは分かりにくいの、GUIアプリケーションの「PngTrimmer2」をサンプルに使用します。

既にWindows版でプロジェクトファイルをは作成済みなので、それを開きます。
クラスパス等を一応確認後、Test Runを実行します。
お!、無事に起動しました。とりあえずここをパスしないと次に進めないので安心しました。



ではネイティブ化するためのビルドを行います。
結構時間がかかるので、しばらく待ちます。



ビルド出来たので、Macネイティブ化されたアプリケーションを試しに起動してみましょう。
あれ? X Windowが必要とのメッセージが表示されたぞ。
別途インストールしろって面倒だな。
ただ、将来的にこの制約は無くなるとのことなので、次版以降に期待しましょう。
とりあえず"Skip Trial Run"にチェックを入れて次に移ります。



インストーラーの選択画面です。
標準セットアップを選ぶと、またメッセージが表示された。
えーと、Mac版ではサポートしてしないだって!?



お勧めのオプション"(Recommended)"がWindows版とは違う位置にありました。
使ったこと無いけど、これはなんだ?
要するに、"自分でインストーラーを用意してね!" (はあと
むぅ、Mac版は色々制限があるな。これも将来に期待か。



最終画面では通常インストールパッケージを作成することになりますが、
インストーラは対応していないので、所定の場所にアプリケーションファイルが出力される
設定になっていました。



"pngtrimmer"という実行ファイルが出力されたので、実行してみます。
端末ウィンドウが表示された後にアプリケーションが起動しました。
これがネイティブ化されたアプリケーションになります。

端末ウィンドウにはログメッセージが表示されますが、
なんだかネイティブアプリを起動しているというより
Javaアプリケーションの方を起動しているように錯覚します。
表示しない方法はないのだろうか。



ちゃんとアプリケーションとして機能するか確認します。
Finderから適当な画像が含まれるディレクトリをD&Dしましょう。
サンプル画像はpngtrimmerのdocに含まれるものを使用します。

pngtrimmerのオプションは画像が交互に90回転する処理を指定を行います。



さて、画像は処理されたかな?
処理済みのファイル名には"t_"が付与されるので、見てみると、生成されていました。
画像を開くと90度回転しています。

ネイティブ化されても正常にアプリケーションは動作しました。




まとめ:

Mac版は何点か制限事項はあるものの、
JavaアプリをMacネイティブアプリケーションに変換する目的自体は果たせましたので
確かにMac対応であることを確認しました。

Javaは1つのコードでどこでも動作することが利点ですが、
動作速度がどうしてもネイティブに劣ることと、別途JVMが必要という欠点がありますが
Excelsior JETはその2つを克服するという快挙を成し遂げる夢のツールです。

一般ユーザにとっては別途JVMを用意するという高いハードルが無くなりますし、
ヘビーユーザにとっては処理速度が向上するという恩恵が受けられます。
(処理速度については実際に試してみると実感できます。
その速度に驚愕させられることでしょう)

今回作成したアプリケーションを以下にUpしました。


pngTrimmer-native(for MacOS X).tgz

Windows版のPngTrimmer2と全く同じ動作になることを確認することが出来るでしょう。
マニュアルはWindowsの版のままですが、免責事項はreadme.txtの内容どおりです。

See you!