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土佐(高知) 修業の道場 
御蔵洞(御厨人窟みくろど)

第24番最御崎寺奥の院の観音窟「弘法大師一夜建立の岩屋」
本尊:如意輪観音
          
最御崎寺が金剛界、御厨人窟が胎蔵界の関係にあります。
御蔵洞(御厨人窟)
徒歩の遍路道近くの国道沿いに弘法大師が修行されたという御蔵洞があります。洞内から見えるのは空と海だけ(現代では先ず、空海の時代にはなかった国道が見えます)。
室戸は青い空と海と岩以外何もない修行の場です。弘法大師は此処で修行して虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)を会得し、「空海」と名乗ったと言うことです。

御蔵洞は左右に二つの洞があり、奥行きがあって大きい左が五所神社、 祭神は大国主命で石造りの社殿があります。右は余り深くはなく 神明宮、 天照大神を祀っています。弘法大師は大きく奥行きのある左側で寝起きしていたようです。こちらの洞内から外を見ると海と空が見えます。旨くいけば、洞窟で目が覚めるとびっくりするほど明るく輝く“明けの明星”があくびをした口の中に飛び込んでくるかも知れません。洞はほぼ東の方向を向いており、春分の日の頃には朝のご来光が洞内に差し込むと思われます。金星の動きは計算できますので、天文学の知識があれば弘法大師が虚空蔵求聞持法を習得した日時が正確に判るはずです。右の洞窟が修業の場所だったようです。こちらからは岩壁が見えるだけで海は見えませんし、明けの明星もご来光も見えません。ひたすら虚空蔵菩薩御真言をとなえるには、邪魔物は何もない。此処は、「修行の道場」の最初の札所です。

御蔵洞(御厨人窟)(みくろど)

神明窟
空と海

虚空蔵菩薩の御真言を百日間に百万回唱えるには一日一万回、三.六秒に一回、一日十時間必要になる。相当な早口で 「ナウ ボゥ アキャシャ ギャラバヤ オン アリキャ マリボリ ソワカ」五十日でやり遂げるには倍の時間一日二十時間必要である。出来るかも知れないがやりたくない。
最御崎寺の奥の院の観音窟「弘法大師一夜建立の岩屋」
御厨人窟からほんの少し岬の端の方に進むと「有縁無縁の海難者や鯨の供養のために」といわれる水掛地蔵群があり、まもなく右方向に登る徒歩の遍路道があります。アコウやウバメガシ、トベラなど亜熱帯植物群で覆われた参道や林の中に、背丈よりも大きな「クワズイモ」の群落がある。林の中を埋め尽くすほどの勢いである。20m程登れば弘法大師が一夜にして建立したという伝説がある第24番札所 最御崎寺の奥の院の観音窟「弘法大師一夜建立の岩屋」があります。岩屋は大きく根の張ったクワズイや観音像に守られています。ご本尊は大理石の如意輪観音(重要文化財)だそうですが、実物は最御崎寺宝物館に保存されているとのことです。
「一夜建立の岩屋」から少し登ったところに、「捻り岩(ねじりいわ)」という更に小さな洞窟のある岩がある。弘法大師が母君である玉依御前の為に嵐をねじ込めたたといわれる洞窟である。暗くてよく見えないが渦を巻いているように見える。大師の法力は別として、玉依御前は女の身でありながら息子の身を案じてこのような人里離れた辺地までやってきたという、母性の強さが伺われる逸話である。
このほか岬周辺には大師が修行中に行水したという弘法大師行水の池や、衆生の眼病を治したという目洗いの池、弘法大師が灌頂の会式をしたと伝えられる灌頂ケ浜等、弘法大師にまつわる伝説の場所がたくさんあります。
水掛地蔵 弘法大師行水の池
捻り岩 灌頂ケ浜
目洗いの池
境内図
豆知識
神明宮
全国各地に鎮座する神明神社(しんめいじんじゃ)(神明社、神明神社、太神宮、神明宮など)は、天照大神を主祭神とし、すべて伊勢信仰に由来すると考えられる。伊勢の内宮(天照皇大神・天照大御神)あるいは外宮(豊受大神)を分霊したものである。
江戸時代になって一般民衆のあいだにも伊勢信仰が浸透した。
農地開墾のさいに,太陽の恵みの象徴である天照皇大神を祀る神明社を創建することが盛んになり,それが地域の鎮守社とされたと考えられる。
祭神の天照皇大神は八百万の神々の中でもトップに位置する女神で、名前の表す通り太陽を象徴する神である。
アマテラスは天照大御神、天照大日霎尊(オオヒルメムチノミコト)、天照御魂神(ミタマノカミ)、天照坐大神(イマスオオカミ)等とも呼ばれ
イザナギノミコトがイザナミノミコトの居る黄泉の国から還ったとき黄泉の穢れを洗い流した際に、左目から化生したとしている。このとき右目から生まれたツクヨミ、鼻から生まれた須佐之男命(スサノオノミコト)の姉である。
その名のとおり天を照らす太陽のことである。
いつの頃からか、アマテラスを女神としているが、本当は男神という説がある。
太陽の恵みと共に武力や軍事力のも優れ日本の最高の神として君臨している。
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