海軍航空隊 出水基地

所在地:鹿児島県出水市平和町 

航空基地概要
飛行場の完成と共に航空隊の練習場となった。
ここでは、真珠湾攻撃に参加した第2航空戦隊
艦爆隊が訓練を積んでいる。また、練習航空隊
として予備学生、甲種予科錬等の中間練習機
工程も行われていた。
敗色が濃くなってきた20年以降は作戦基地となり、
銀河隊等が進出してき、沖縄攻撃に来ている米軍
の機動部隊に攻撃を行っている。
飛行場跡全景

 

隊門より基地を望む
多くの若者が大空に憧れこの道を通っていった。

平和公園
平和公園について
公園内には、隊門近くにあった哨舎を移築し、地下壕には照明が
付けられ内部を見学できるように整備してある。
また、銀河隊の碑が建てられ、近海で漁船の網にかかった航空
機のプロペラが展示してある。

哨舎
隊門の近くに置かれ、基地への出入りを監視していた。
プロペラ
近海より引き上げられた日本軍機のプロペラ。

  

特攻慰霊碑

雲こそわが墓標 落暉よ碑銘をかざれ

吾らに代わりて 代わりなき若き生命を
南海の千尋の底に沈めし
若き勇士たちよ 今日よりは安らけく瞑れ

碑銘 阿川 弘之著「雲の墓標より」

 

地下壕
コンクリート製の地下壕。堅牢な造りのため完全な状態で残っ
ており、保存されている。

地下壕の見学時間
地下壕は出水市が管理しているため見学時間が決まっている。
見学時間は午前9時から午後4時30分まで。ただし、月曜日と
12月28日から1月4日までは見学が出来ない。
壕内部(大部屋)
壕の大部屋、ここで作戦等の計画を練った。 現在はパネル等の
展示物が置いてある
壕内部(通路)
大部屋と出入り口の通路。

 

特攻神社
航空隊員が出撃前に攻撃成功を祈願した神社である。
終戦と共に壊され、長い年月のうちに忘れかけられて
いたが、宅地の工事中に神社の基礎が出てき、有志
により現在の特攻神社が再建設された。

  

気象観測所より滑走路方面を望む 気象観測所
2階立ての煉瓦造りの建物。ここで気温・風速・湿度等の気象観測
を行った。

 

ボイラー室
ボイラー用建物は2棟平行に建てられており、間に屋根が付けられ、
石炭が貯蔵されていた。
ボイラー室の壁
機銃掃射によって刻まれた弾痕が残っている。

 

防空壕
使用された用途については不明であるが、場所を考えると士官用
防空壕であろうか。
コンクリート片
木工所・金工所の遺構。

 

地下発電所
民家の庭先にひっそりと残っている。ここに発電器を設置し、
基地に電力を供給していた。
地下発電所内部
中央に大きな窪みがあるが、ここにポンプを置き、内部に洩れてくる
水を排水した。
水槽
地下発電所の近くに水槽が残っている。この様な水槽は各所に
造られていた。

 

エプロン地区(現植木市場)
植木市場建設時に打ち込んであったコンクリートを排除したが、
大変手間取ったという。
搭乗員宿舎前の道
この道を少し進んだ所の左側に木造の搭乗員宿舎が建っていた。

 

滑走路跡
コンクリート製の主滑走路跡は企業等の敷地となっている。しかし、その横の道が一直線となっており、
そこが滑走路であったことが伺える。

掩体壕−1
出水基地には有蓋型掩体壕が2基現存している。この中に航空機を
格納していた。
掩体壕−1内部
尾部に出入り口が設けられている。

 

掩体壕−2
天井に穴が2箇所空いており、一部崩壊している。空襲により破壊
されたものと思える。
掩体壕−2を県道373方面より見る
一見普通の小山である。戦時中もこの様に偽装して空襲時に見つからない
ようにしていた。

 


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