らいと

小学校の頃、授業で配られた理科の実験教材セットに、ライトが付いていたことがありました。単三電池にスッポリ被せて使う非常にチャチなミニライトでしたが、これがなかなか役立ちモノでした。友だち数人と、このライトを持って決行した探検ごっこは今でも忘れられません。以来、なんだかライトというものには心惹かれます。
もう一つ思い出深いライトがあります。1970年代、まだガチャポンが二十円だった頃、当たりの景品だったドクロのキーホルダーです。顎の下に豆電球がついていて、水銀電池を使うライトになっていました。欲しくて欲しくて、ずいぶんガチャポンに小遣いをつぎ込んだものです。
コイツは、たまたま見つけたドクロのキーホルダーを、当時を思い出しながら自分でライトに改造したものです。光源はオレンジ色LED、電池はリチウムコインと21世紀仕様です。本家より二周りほど大きくなってしまったかな。

左から 
フレックスライト 単三電池二本
テクナ スプラッシュライト リチウム電池
テクナ モノ・リチウム リチウム電池
テクナ テクナライト2 単三電池二本
ミニマグライトAA 単三電池二本

テクナの三本は完全防水で水中使用OK。 
高輝度LEDライトの登場により、過去の遺物となりつつあります。

1980年代、ミニマグライトというものが日本にも上陸します。。最初は五千円以上していたので、ちょっと手を出すのをためらっていました。しかし、バブルだ、円高だ、内需拡大だという世相の中、どんどん輸入品の値段が下がり、ミニマグもその流れに乗って、手の出せそうな価格に下がっていきました。
噂には聞いていたのですが、手に入れたときはそのサイズに似合わぬ明るさに感激したものです。これまで触れてきた懐中電灯とは次元の違う存在感。アメリカの高性能ライト恐るべしと、つくづく感心しました。
ミニマグは防水構造ですが、生活防水程度なので水中での使用は不可です。水中での使用も可能な完全防水の小型ライトはテクナ社やペリカン社が得意でした。べつにスキューバ・ダイビングの予定があったわけでは無いのですが、水中ライトという部分に惹かれて、テクナ・ライトも手に入れました。今だに水中で使ったことはありませんけど。
ミニマグAAと同じく単三電池二本を使うテクナライト2は、ボディーがプラスチック製で、ミニマグのような堅牢性も高級感もありません。しかしミニマグより軽量で、防水性は完璧。明るさはハロゲンほどではないものの、私には必要十分。一番出動の多かったライトかもしれません。何度も落っことしたり、ぶつけたりで、今ではボロボロです。
スプラッシュライトは、小型ながらもそこはテクナ、完全防水です。テクナ社が倒産したときに東急ハンズで大量にバーゲンされてました。私には予備のライトという位置づけです。
ヘッドが自在に動き、ボディーにベルトクリップの付いたフレックス・ライトは、夜釣りに便利なライト。金色ですがアルミ製で、見た目より軽量です。貰い物で、まだ一度も使ったことはありません。

現在のライトの主流は白色高輝度LEDを使用したものです。いろいろなメーカーから数え切れないほどの製品が出回っていますが、どういう訳か老舗マグライト社は静観しています。おそらく現在の白色LEDは性能にムラがありすぎ、安定した製品が供給できないためだと思われます。
アウトドアにおいて使い勝手のよいミニマグ・タイプのLEDライトには二つの流れがあります。一つは白色高輝度LEDを複数使ったタイプ。もう一つは通常の十倍以上の明るさがあるLEDを使ったタイプです。使用する電池や本体の出来の良さ、防水性などにより、価格の方もピンキリです。

それにしても、白色の光とはなんとインパクトがあることか。出会った当初、あれだけ衝撃を受けたミニマグの光が色あせて見えてしまいます。さらに球切れの心配はない、電池の保ちがいい…ライトの世代交代をつくづく実感させられます。
普及型のLEDライト三点
左・ルナスーパー 単三電池三本使用
明るさが従来の白色LEDの12倍だというLED(1Wラクシオン)を搭載。
確かに明るいのですが重量があります。
中央・パトリオトーチ 単三電池三本使用
LED1個、3個、5個と三段階に切り変えられます。明るさはLED5個使用時でも大したことはありませんが
LED1個使用時はバッテリー持ちが240時間!どこまで信用できるか判りませんが、単純に10日間点けっぱなしにできるというのはすごいです。コストパフォーマンスも抜群で、二千円前後で手に入ります。
右・スカイニー 単三電池二本
LED6個のタイプです。昇圧装置が組み込まれているため、単三電池二本でもしっかり点灯するのだそうです。

この三本は価格の方は比較的手頃ですが、それなりに欠点もあります。たとえばルナスーパーやパトリオトーチは精度が甘いようで、中で電池がカタつきます。中で安定しないと接触不良をおこしやすいです。
スカイニーとパトリオトーチの青っぽい光を見慣れていたので、ルナスーパーの光は黄色く感じます。写真ではスカイニーよりパトリオトーチの方が明るいように写っていますが、実視ではスカイニーの方が明るく見えます。
さらにこれらを上回る明るさの高性能ハイパワー・ライトもありますが、アウトドアでそこまでの照明が必要かどうか疑問です。混みあったキャンプ場ではそんなライトを下手に使用すれば人に迷惑をかけかねません。しかし事故や何らかのトラブルに遭遇した場合など、明るいほど都合がいい状況もたしかにあるので、そのあたりは何とも言えません。

ライトというのは私の中では最重要ツールの一つです。人は、特に現代人は光が無い所では全くの無能力におちいります。アウトドアだけでなく街中でも災害その他の理由で、我々はいつ暗闇に放り出されるかもしれないのです。
是非とも信頼の置けるライトを一本(あるいは複数)持つことをお勧めします。フラッシュライト関係のHPもたくさんあるので、そういうところの情報を参考にするのもいいでしょう。

次々と上陸する台風…頻発する大地震…
不安に駆られ、もう少し頼りになりそうなライトを購入することにしました。

いろいろ検討して選んだのがSF307。上のルナスーパーやパトリオトーチと同じGENTOS社の製品です。光源はラクシオン3WLED…単純計算でルナスーパーの3倍のパワーがあります。しかも、明るさは3段階切り替え可能+点滅と機能も豊富です。
ただ、サイズは大きめで重量もそれなりにあるので、普段持ち歩いたりザックに入れて野外に持ち出すにはあまり向いていません。家の常備灯か車載ライトと考えるのが現実的だと思います。
アメ横あたりでだいたい5千円程度で手に入ります。

GENTOS
SuperFire307
全長:235o リフレクタ径31o
3W白色LED 単2乾電池3本使用
ォー…… ォー……
思わずスターウォーズごっこをしたくなる大きさと形。

ルナスーパーとの大きさ比較

ルナスーパーとの明るさ比較
左がルナスーパー、右がSF307です。

H(100%)モード
電池寿命3時間
M(50%)モード
電池寿命6時間
L(25%)モード
電池寿命12時間
点滅モード

ルナスーパーの黄色い光と比べると、SF307の光は純白です。Hモードでの光の直視は危険。Lモードでもライトとして充分機能する明るさです。点滅は合図を送るなど、いろいろな用途が考えられます。

この上に更に5WLEDを使用した製品があり、そのライトが2004/10月現在で、LEDライトとしては最強のものとなります。値段はSF307より3千円ほど高くなりますが。

キーホルダー・ライト

少し前までキーホルダー・タイプのLEDライトは、手元の鍵穴を照らすことぐらいにしか使えない、貧相な機能のものでした。それも暗い赤色LED使用のものばかりです。しかし今では立派にライトと呼べるほどの光量を有するものが大勢を占めています。値段もとうとう白色LEDで百円ショップに並ぶものまで出現しています(少々不安な代物ですが)。電池は、白色の場合、アルカリボタン電池3個または4個か、リチウムコイン電池2個というのが主流です。百円ショップのものはともかく、白色でそこそこの性能のものが数百円台で手にはいります。中には指で押し続けなければ光らない製品もありますが、そのようなタイプはライトとしては欠陥品であるといわざるを得ません。

白色LEDは確かに明るいのですが、明るすぎると都合が悪いという状況も時々あります。たとえばグループでの泊まりがけの旅行やキャンプで、夜中に用足しにいく場合、あるいは映画館の中で、上映中に落とし物を捜したい場合などです。このような時に、あまり明るすぎる照明を使用するのは他人に迷惑をかけます。そんな時には赤や黄色のLEDライトが有効です。
私がいつもキーホルダーにぶら下げているのは、百円ショップのもので、形は有名製品のパクリ。当然中国製でしょう。わりと強力な赤色LEDで、スイッチ・ロックもちゃんと付いています。百円ショップも侮れません。もう一つ、同じライトをオレンジ色LEDに替えたものも一緒に付けています。昔の豆電球に少し近い色で、ほのぼのとした味わいのある光です。(ドクロライトと同じLED)光の形は変な模様になりますが、手元用の照明としては十分。両方とも3Vリチウムコイン電池一つで使えます。

PHOTONV
上の百円ショップライトの本家本元がこれ。値段は30倍〜40倍違います。
明るさは三段階切り替え可能。さらに点滅モードも3パターンと多芸です。
こんな小さなボディーのどこにこれほどのハイテクが詰まっているのか、埴猪口な私のオツムでは到底理解不能です。

究極のキーホルダーライトといえるかも。
リチウムコイン電池2個使用

Hモード Mモード Lモード Fストロボモード Mストロボモード Sストロボモード

左がPHOTONV、中央が旧型PHOTON(TかUか解りません)。
右が百円ショップライト。本家からそのまま型を取ってしまったのではと思えるほど、形も大きさも旧型PHOTONそっくりです。

Arc AA
ライト関係のHPを巡っているうちにこのライトの存在を知り、どうしても欲しくなって購入しました。全長77oの小さなライトでUS製です。
バッテリーは単三電池一本。光源は5oの白色LED一つで、やや青めながらとても明るく、アルカリ電池で10時間くらい使えるようです。ボディーも非常に良くできています。
良くできている分、少々値が張ります。上のSF307より高価でした。
残念ながらArc社がなくなってしまい、現在では入手困難なようです。

現在サイクリング用小道具セットの一員として活躍中。


LH-04 LED LENSER V・キューブ
これも単三電池一本のライト。0.25Wという、このライト以外には聞いたことのないLEDが使われています。ボディーが必要以上に大きい気がしますが、光はArcより明るく、そして白いです。電池もArcと同じ程度は保つようです。
価格は(電池無しですが)Arcの4分の1程度で、かなりお買い得なライトだと思います。
単三電池一本で1wLED使用のライト。すばらしく明るいです。単三たった一本でこれだけの明るさを得られるのはちょっと感動。
ただ、当然の事ながら電池保ちは悪いようです。実用点灯時間3.5時間とありますが、実際にはこの半分程度と考えていた方がいいと思います。

最近はLEDライトが人気のようで、近所のホームセンターやカメラ量販店でもいろいろ商品が並ぶようになりました。

中でも一際目を引くデザインのこのライト。なんだかSF映画に出てくる光線兵器のような外観です。実際このヘッド部はアサルト・ライフルの銃口をイメージしたものに違いありません。
ルックスも個性的なら照射パターンも個性的です。なんと四角…レンズによって発光体の形がそのまま出てくるようです。1WLEDなので明るさはそこそこなのですが…
ベルトにつけられるケースが付いていますが、それに入れてしまってはせっかくの斬新なデザインが台無しです。やはりライトセーバー風にむき出しのまま腰にぶら下げるのがオススメ…?


SuperFire101
スーパーやディスカウントでもよく売られており、最も普及している強力LEDライトの一つだと思われます。
形、大きさ共にどこかクラシカルで、『懐中電灯の王道』といった貫禄です。

同じ単4電池×3本ユニットを使うライトの中では、かなり大型。『携帯性』はあえて無視し、『使いやすさ』を追求した大きさなのでしょう。 ふた昔前の単2電池×2本を使う懐中電灯とほぼ同じサイズ。握った感じは良好です。
ただ、野外に持ち出すライトと考えた場合、ミニマグなどに慣れている人には大きいと感じるかも知れません。
照射パターンは幾重にも輪のできる、これまたフィラメント(電球)ライト風。これが意図的なものなのだとしたら、すごい『こだわり』です。
馴染み易い形と大きさで価格も平均的なので、ごく平凡なライトだと思っていました。でも実は『最新技術を詰め込んだ古き良きスタイルの懐中電灯』というテーマに沿って、バリバリにこだわり抜いて設計されたマニアック・ライトなのかも知れません。
  05/7


SUPER JUPINA CR123 
電球色
05年の夏頃から登場した電球色LEDの懐中電灯
想像以上に癖のあるライトでした。