4CX250Bプッシュプル 50MハイパワーAM用終段


タカチのアルミサッシを組み合わせて,格好良く仕上げました。 まだ,製作途中と思われる写真。ファイナル部タンクコイルがついていません。 左上高圧トランスは、縦横高さ10cm位のジャンクを使いました。最終的には菅野の立派なトランスと交換しました。





<電源の改造>

2002年10月11日追記


最近、電源強化を行おうと画策しています。もともとAM用終段に計画したものですから、当時の法制上のピーク;200W位の出力しか考えておらず、実は貧弱なトランスしか載っていないのです。
今使っているトランスは菅野のもので、700V×2、200mAというもの(確かTB-1というもの)です。要するに140VAしか無い。チョットだけでも何とか、、、と、50WキャリヤのAMには有り余る性能のものを、骨の髄までこたえる購入代金の負担に耐えながら選定した新品トランスでしたが、結局このAM計画は頓挫。いろいろと誤解を招きそうな外観の割には電源が貧弱で(菅野のものがどうこうというわけではなく)、イケナイアンプとしても今イチぴりっとパワーが出ない、実態は大したことない中途半端な箱、というのが正直なところでした。

しか〜し、今は法令改正もあり、KWがOKという時代です。トランスを替えれば500W位は出そうな面構えですから、何とかしたいな、HL-1K6には負けたくないな、、、と。といって別に使うあてはないのですが、せっかくいい面構えをした箱があるのですから、リニアアンプとして堂々と仕上げてみたいなと言う気持ち; 気持ちの問題 としてやってみようかなというところで画策しています。

も、ち、ろ、ん、お金をかけるつもりはありません。FL-2000B用のトランスの手持ちがありますので、これに換装しようというところです。2000Bは572Bパラで500W出していますから、トランスにもそれなりに余裕ありと見ました。倍電圧整流で2500V位とれそうで、4CX250PPの実力発揮; SSBで500W位取るにはぴったりだろうと思えます。
当然、コンデンサや整流用ダイオードも交換する必要がありそうです。コンデンサには、手持ちの105度品をふんだんに投入することとしましょう。

実は、、、高い電圧にはあまりなじみが無く、子供の顔を思い浮かべるとあまり気乗りもしないのですが、2.5KV/1Aというトランス (何と、新品。またまた菅野) を入手 してしまった ものですから、高圧へ向けた予行演習でもやろうか というのが本音であります。とりあえずの問題は電圧計でしょうか。普通のテスタでは1000V超は計りずらいもので。。。

 

 

< 改 造 >

2003年6月3日追記


海外出張から帰ったのを機に、一気に作り上げました。2003年5月31日、6月1日の作業です。
改造の要点はトランス交換とそれに伴う電源系統の整理です。これで400Wくらいは出るようになるだろうかと期待できます。

やったこと
1)トランス交換: 従来、700Vx2 200mAという140VA定格のトランスを使っていましたが、これをFL2000Bのトランス;850V 1A(850VA)に載せ替え! 古いトランスはオークションで売却しました。
二次側には3つのタップ; 850V/620V/425Vがありますが、620V/425VをオムロンのMK2Pで切り替えてパネル面のDX/Local/AMモード切替に連動。DX時には約1800V弱、Local/AM時には1200Vの電圧が期待できる。850V端子に接続すれば2400V/500Wも期待できるが、全体の部品のバランスを考えるとちょっと怖いか。。。
2)整流回路交換: 従来、高圧はブリッジ整流していましたが、これを倍電圧整流に変更。
3)コンデンサ: 従来、450V、100ux2を4本直列につないでいましたが、これを、450V、150u の6本直列に変更。
4)その他、電源一次側の配線強化。より太いコードを利用して、再配線。

ということで、全体にいたって簡単な内容なのですが、実はスペース的に種々問題がありました。このため、スクリーングリッド安定化用の6AU6を2cmほど移動するという久々の大作業を行いました。また、トランス取り付けも実は大事で、限られたスペースに重たいトランスを付けるのは、何とも筋肉作業そのものでした。一番最初に作ったときと比べると、トランスの体積が3倍くらいになったように思われます。

さてどうなりますか、、、高圧はやはり怖いので、一週間落ち着いてから電源投入する予定。正直なところ、パワーがいくら出るかな というのが唯一の楽しみであります!

 

 

<その後の状況>

2003年6月25日追記

先日来、とりあえずスイッチを入れて、高圧の具合とか球の具合とかを確かめつつあります。
その前に、on/offタイマーやその他の制御などの確認も。結構複雑で、動作を追っかけるだけでも骨が折れます。が、これらがきっちり動いて初めて高圧が出るわけですから、はやる気持ちをおさえてじっくりと取り組みました。
結果、制御系は一式OK。特に大きな部品交換もありませんでした。しか〜し、高圧には色々問題がありました。
高圧電圧計の倍率用抵抗がダメになり交換。これは寿命か。
さらに、ちょっと色気を出して実験した2500Vで、何処かでスパーク発生。被害甚大で、なんとプレート電流計がダウン。虎の子の角形メータを焼いてしまいました。何か替わりはないかとオークションを見ていたところ、偶然具合のよいものを発見し、早速これを購入して交換しています。その後高圧を1750Vに戻して、とりあえず安定に動いています。現在の設定で、高圧は1750V/1200Vの切り替え。これだと、安定に動作するようです。

球は、まだエージング中。一晩ヒーターだけつけっぱなしにしてエージングした後、上記高圧やスクリーン電圧を印可して、さらにエージングを続けています。1750Vのプレート電圧はかかっていますが、まだ深いバイアスをかけたまま。電流を流すには至っていません。
今週末にでも、コワゴワですが、徐々に電流を流してみようかと言うところで、うまくいけば数日中にパワー試験もできそうです。

それにしても2500Vかけられないのはやはり残念。実験やる度にメーターと引き替えではどうにもなりませんが、まとめて時間を取ってどこが悪いか調べようと言う根性が出ないのも事実でありますhi。

 

 

<その後の状況 2>

2003年7月19日追記

随分時間がたちましたが、十分焼き鈍しもおわったかと考え、とりあえず送信状態にしてみました。
勇気を振り絞り、いきなりリレーをカチッとやりましたが、特に問題はなし。2本で100mA程度のバイアス電流が流れます。
これを作った当時の記憶がよみがえります! 4CX250Bのフィンを通って出てくる熱い風(暖かいなどと言うものではない、、、)の独特の臭い。 何とも言えません!!
何度もリレーをカチカチやりましたが、全然大丈夫なようで、いよいよエキサイタをつないでパワー出しを行うところまで来ました。

  さてパワー出し。適当に線をつないでやってみました。IC575 10W機で軽く押しましたが、1500V 400mA強の入力で、出力は400W弱。まだIgは流れておらず、あっさり、とりあえずの目標をクリヤしました。この機械はAMモード共用ですから入力側にアッテネータが入っており、これをスルーにすればピュッと500W超まで出そうな雰囲気でした。。。

ということで、20年越しでどうやら面構えなりのアンプになったようです。
が、申請して免許をもらうつもりは特になく、時々ダミーにパワーを喰わせて遊ぶ という状態が続くと思います。少なくとも次のコンディションの峠まで、10年ほどは何も考えずにお蔵にしまっておくことになるでしょう。。。

以上、昔の機械の改造記を終わります。




次のプロジェクトはこれ。3-1000Zです。2002年11月に2本仕入れました!!

 


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