あなたが被害に遭ったとき

まず1番大事なことは、あなたが、自分が被害者であると気付くことです。
男性側にどんな言い分があっても、暴力は犯罪であり、許されるべき行為ではないのです。

ここでは、実際に逃げるまでの準備品などについて公開することは避けます。
なぜなら、このページは、DV男性にも同じように見られているからです。

ここでは、あなたが逃げるタイミング、特に心理面について、何かヒントになればと思い、書いてみようと思います。

まずあなたは、これまで暮らしてきたこの場を去る覚悟が必要です。
この覚悟がないままに逃げても、いずれ舞い戻ってしまい、そのときに捕まって、また暴力の被害に遭うということになりかねません。

正義が通用しないと嘆かれるかもしれませんが、何より自分と子どもの身の安全を確保することを最優先に考えましょう。
そうすれば、賢明なあなたはそこにとどまっていても良いのかどうかが、おのずと見えてくることでしょう。
忘れないでいてください。悔しいかもしれませんが、男性と女性の「力」の差は、如何ともしがたいことを。

この心の準備が出来れば、あなたは真の「自由」への扉をほぼ10割開けたも同然なのです。
あとは、見つからないように、その家を飛び出すだけです。
そのときは、なるべく親、兄弟、親戚、友人にも黙って出てきましょう。
なぜなら、「知っている」と、人は暴力夫に、つい言ってしまうかもしれないからです。
そうなると、あなたは居場所を突き止められてしまいます。今までの死ぬような苦労も水の泡です。
身内への連絡は、いつの日か必ず出来るものです。その日までの少しの辛抱ですから、我慢してください。
携帯電話などをお持ちの方も、通話明細などから、どこに連絡したかがばれてしまうこともあります。家庭電話でもそのことは言えます。連絡がどうしても必要な場合は、なるべく公衆電話からしたいものです。

たとえあなたにお金が無くても、命の危険があるなら飛び出すことを決断しても良いでしょう。
命さえあれば、お金は後からなんとかなるものです。

あなたの夫が商売人で、あなたがそこの従業員である場合などは、家出の理由(あまり詳しくなくて良い)をしたためた置き手紙をしておくことが大切です。
将来離婚の調停や裁判で、相手から「職場放棄」を訴えられないための自衛手段として。

また、逃げてくる際に連絡した先の電話番号などのメモは一切処分しましょう。それは家のごみ箱に捨てたくらいでは見つかってしまいますので、持ち歩くか、そのつど公共のごみ箱に処分してください。

さあ、後は勇気を出して踏み出すだけです。公共機関(婦人相談所等)に駆け込むか、そこの受け入れが良くなければ、シェルターに連絡をしましょう。
そこで、具体的に必要なものや、逃げるタイミングや手段などを相談しましょう。
今そこにいることより辛い状況などどこにもありませんよ。