茨城の山

八瓶山 344.49m  ・・・ 城里町 - 2009年9月 -

八瓶山は、標高344.5m、登山口から見上げる八瓶山は、山頂部分が黒木の森のように見え、ピラミダルな特徴をもった山です。山頂には八つの瓶(かめ)が円形に埋められてヤマタノオロチ伝説を髣髴させる山です。

県道225号下赤坂より北に大沢集落に抜ける林道を進むと、八瓶山登山口の案内板があります。登山口近くのビニールハウス前の路肩に駐車し、田圃を横切って廃屋の民家の脇の登山道を山頂まで直登します。

登山道は、刈り払われてはいますが、登るにつれて勾配が増してきます。ようやく傾斜が緩くなると小さい祠があり、ここを少し登ると三角点がある山頂に着きます。

山頂には、奉再興八瓶供養塔(文政2年)と書いてある岩があり、その前に昭和六十二年に改修された、小さい蓋付きの瓶が8個円形に埋められ、その奥に三等三角点と山頂の標識がありますが、展望は、木々に囲まれその間からわずかに見える程度です。

鶏足山(赤澤山)山頂に置かれていた案内文【弘法大師と鶏足山】にはつぎのようなことが書かれています。
 平安時代の弘仁年間(八一○年~八ニ三年)、弘法大師が布教のため百沢(峰)ある土地に寺を開こうと、この地にやって来ました。
 当時この地は、大干ばつが続いており村人が飢饉に苦しんでいました。そこで、弘法大師は村人をなんとか助けようと釣鐘型の山の頂で、酒を満たした酒瓶を八つ置き八大竜王に必死に祈りました。すると八大竜王がやってきて八つの頭をそれぞれの酒瓶に突っ込んで酒を飲み出し、満足した八大竜王は雨を降らせてくれたそうです。この雨のおかげで、-村人は飢饉から救われたと伝えられています。そして、弘法大師はこの釣鐘型の山を「八瓶山」と名付け、南山麓に徳蔵寺を建立しました。

また、八瓶山には、次のような話が伝わっています。
 むかし、むかしのお話です。今の七会村の徳蔵という所に、引布山という山があって、その山に水のいっはい入った八つの瓶がありました。そこで、この山のことを「八瓶山」ともよんでいました。
 さらに書籍「茨城の民俗」には、「八瓶山の主は八つの頭を持つ大蛇だった。若い女性がこの大蛇に次々飲み込まれるので、困った村人は大蛇に8つの瓶で作った酒を飲ませた。酔って眠ってしまった大蛇を、みんなで退治した。」という出雲神話にあるヤマタノオロチ伝説のような話も載っています。

地形図地形図


八瓶山登山口
八瓶山登山口
八瓶山山頂
八瓶山山頂



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