マニアックか? ベアリングの部屋。

私達がベアリングと呼んでいる物には沢山の種類があるようです。 ちなみにハブベアリングは「深溝玉軸受」と呼ぶらしいです。 んで、この深溝玉軸受には、開放形・シールド形・シール形・膨張補正形があり、一般にバイク等で使用するのは開放形、シールド形、シール形の3種類のようです。 (多分ね)

そこで、NTN株式会社さんのベアリングについてちょこっと書いてみます。 が、あくまでも自己責任の世界ですからね! 私は責任おいません!!

構造及び特性

※ 開放形

その名の通りベアリングの側面が開いていて内部が見えている物です。 基本的にグリースは封入していません。

※ シールド形

1 非接触型(ZZ形) 摩擦トルク「小」、防塵性「良好」、防水性「不適」、高速性「開放形と同じ」、許容温度範囲「潤滑剤による」。

金属のシールド板を外輪に固定して密封し、内輪シール面のV溝とのラビリンス隙間を形成。 グリースは封入されていますが、片シールド(Z形・両側ではなく片側だけのシールド)にはグリースは封入されていません。

※ シール形(シール形には3種類、非接触形(LLB形)・接触形(LLU形)・低トルク形(LLH形)があります。)

1 非接触型(LLB形) 摩擦トルク「小」、防塵性「ZZ形より良好」、防水性「不適」、高速性「解放形と同じ」、許容温度範囲「-25度〜120度」。

鋼板に合成ゴムを固着したシール板を外輪に固定し、シール先端部は内輪シール面のV溝に沿ってラビリンス隙間を形成。 グリースは封入されていますが、片シール(LB形)には封入されていません。

2 接触形(LLU形) 摩擦トルク「やや大」、防塵性「最も優れる」、防水性「極めて良好」、高速性「接触シールによる限界がある」、許容温度範囲「-25度〜110度」。

鋼板に合成ゴムを固着したシール板を外輪に固定し、シール先端部は内輪シール面のV溝側面に接触している。 グリースは封入されていますが、片シール(LU形)には封入されていません。

3 低トルク形(LLH形) 摩擦トルク「中」、防塵性「LLB形より優れる」、防水性「良好」、高速性「LLU形より優れる」、許容温度範囲「-25度〜120度」。

基本構造はLUと同じであるが、シール先端部のリップを特殊設計し、吸着防止のスリットを設け低トルクシールを形成。 グリースは封入されていますが、片シール(LH形)には封入されていません。

と、まぁこんな感じです。

ちなみに私のDR800SのFハブ・ベアリング品番(純正) 08123-62027&08113-62027番です。 頭の品番が違うのは、解放形(08113)とシール形(08123)の違いからです。 大事なのはハイフンの後ろの品番、と、言うより、左から4つ目まで(6202)の数字がベアリングの呼び番号のようです。 最後の数字は解りません。。

と、言う事で、その辺のホームセンターやベアリング屋さんでベアリングを購入する場合。

深溝玉軸受

Fハブ・ベアリング      「6202」寸法、内径15mm、外径35mm、幅11mm

Rハブ・ベアリング      「6303」寸法、内径17mm、外径47mm、幅14mm

Rハブダンパー・ベアリング  「6305」寸法、内径25mm、外径62mm、幅17mm

単列円すいころ

ステムベアリング(アッパー) 「32005」寸法、内径25mm、外径47mm、幅15mm

        (ロアー)   「32006」寸法、内径30mm、外径55mm、幅17mm

他にもスイングアームやリンク廻り等に使われている「ニードルベアリング」等もあります。 あぁ〜楽しい、ベアリングの世界。。

まぁそんな感じで注文していたFハブベアリングが今日(05.12.11)届いた。 ベアリングの箱の側面に書いてある呼び番号を詳しく調べてみたところ・・・

6 2 0 2 L L B  CM / 5K 頭の「6」は深溝玉軸受 次の「2」は直径系列 2(軸受系列記号) 次の「02」は呼び軸受内径 「LLB」は上で説明済みなので、次の「C M」はラジアル内部隙間 んで、最後の「5K」は封入グリースの銘柄等です。

気に成りますねぇ〜「CM」と「5K」が! 調べてみました。

まずは「CM」です。 この「CM」とは「ラジアル内部隙間」の事で、基本的にラジアル内部隙間には「C2」「CN」「C3」「C4」「C5」と言う5種類の内部隙間があります。 「C2」から「C5」に向かって隙間量が増えていきます。 隙間量が増えると言うと精度が落ちていくように感じてしまうので、誤解のないように説明すると「使用箇所によっては熱による膨張や、重加重、衝撃荷重が掛かる為、微少な隙間加減の種類が必要」と言う事です。 「CN」は普通隙間らしいです。 私の考えが正しければ「ニュートラルのN」なんでしょうねぇ〜。。

で、「CM」はと言うと「電動機用ラジアル内部隙間」だそうです。・・・ん? 「CM」の「M」はモーターの「M」? 単車の軸受けに使えるのか??

気に成りますねぇ〜「電動機用」調べてみました!

「CN(普通)隙間以外の隙間適用例」なる表に有りました!! 

「CM」とは・・・

使用条件  「回転時の振動騒音を低くする」

適用例   「小型電動機」

選定内部隙間「C2、CM」

ほほぉう、隙間が最も少ない「C2」と同じと言う事でかぁ〜・・・良いんだけど、微妙な感じですねぇ〜。。 オンロードバイクなら良いかもしれませんが、オフロードバイクは衝撃加重が結構ありますからねぇ〜・・・。。

で、「5K」とはNTN記号の事で・・・

メーカー 「協油脂」

銘柄   「マルテRL」

増ちょう剤「リチウム」

基油   「テト○○ステル○○ステル」

使用温度 「-40〜150」

特性   「ワイドレンジ」

一応何かあったときの逃げ道に「」で隠しときました。 えへへ

なんか、グリース的には問題ないみたいですが・・・まぁ、私が試してみます。 すぐに逝かれても安いからね・・・。。

それに「ワイドレンジ」と言う所にそそられてるし・・・。。 (^_^;)

と、まぁ、こんな感じです。

話によるとバイクのホイルや、ハブに使われているベアリングは「CN、C3」ぐらいらしいです。 本当か嘘かは知りませんがね・・・。

と、言う事で、ホームセンターでベアリングを安く仕入れるならこれだね! ちなみに、片シールド及び片シールも注文できます。 金額も変わらないとの事でしたが、入荷に時間がかかるらしいです。

そうそう、ホームセンターによっては「ぼる」場合もありますので、オレンジブックを自分で見て注文した方が良いです。 近所のド○トでは、こんな衝撃的な事を言われました。

自分「オレンジブックを見たのですが、NTNの4T-32005Xと、4T-32006Xが欲しいのですが有りますか?」
店員「え? オレンジブックに掲載されてる商品には、4Tなんて書いてないけど・・・調べて電話します。」
自分「はい、お願いします。」

で、電話が来た。

店員「注文できます。 4T-32005Xですと、一個、千二シャクヤワラン円です。」
自分「は? そんなに高いんですか? オレンジブックに記載されてる値段じゃないんですか?」
店員「ええ、オレンジブックの商品じゃないので特別注文になりますので」
自分「はぁ〜・・・じゃぁ又電話します。」(電話なんかするかよ!)

何となく怪しかったので近所の「ビック寒」と言うホームセンターへ行ってみた。 すると・・・

自分「オレンジブックを見たのですが、NTNの4T-32005Xと、4T-32006Xが欲しいのですが有りますか?」
店員「え? オレンジブックに掲載されてる商品には、4Tなんて書いてないけど・・・今調べてみます。」
自分「はい、お願いします。」
店員「4Tとは書いてありませんが同じ商品ですね。」
自分「え? じゃぁ、金額もオレンジブックに記載されている値段でいいんですよね?」
店員「ええ、同じですけど・・・なにか?」
自分「いえ、なんでもないです。 注文します。」

あらあら、信じられない事が起きちゃいました。 ド○ト東○○米店、自分の中で最低の店に決定です。



値段は消費税込みで 一個「315円」でした。。 やす!

06.05.14 何となくスイングアームピポットのベアリングを調べてみた。

純正品番は、09263-22022、サイズは、22×29×20と記載されている。 NTNのカタログを見る限り、このサイズのニードルベアリングはシェル形針状ころ軸受のオープンエンド形で、呼び番号、HMK2220となる。 まぁ、今度注文してみて正しかったら皆さんにお勧めします。

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