ネタばれを含みます。 映画未見の方は日記(ブログ)で感想を読むと良いかもしれません。(ネタバレ部分は隠しになっています。)
 
 フライトプラン
 レジェンド・オブ・ゾロ
 有頂天ホテル
 男たちの大和 


◆ 2005年に見た映画の感想
◆ 2004年までにみた映画の感想


2005年観賞タイトル
 あらしのよるに ※映画のその後
 ナイト・オブ・ゴッド
 キング・コング
 あらしのよるに
 ALWAYS 三丁目の夕日 ★
 Mr.&Mrs.スミス
 ブラザー・グリム
 同じ月を見ている
 エリザベスタウン
 ハリーポッターと炎のゴブレット
 チャーリーとチョコレート工場
 ベルベット・レイン
 セブンソード(七剣)
 頭文字D
 壬生義士伝
 星になった少年
 皇帝ペンギン
 電車男
 宇宙戦争
 世にも不幸せな物語
 交渉人・真下正義
 コンスタンティン
 インファナル・アフェア3
 コーラス
 ローレライ
 モーターサイクル・ダイアリーズ
 オペラ座の怪人
 北の零年
 ネバーランド

2004年観賞タイトル
 ターミナル
 僕の彼女を紹介します
 ポーラー・エクスプレス
 ハウルの動く城
 ディープ・ブルー
 インファナル・アフェア 2
 ヴァン・ヘルシング
 キング・アーサー
 ウォルター少年と夏の休日
 21g
 トロイ
 オーシャン・オブ・ファイヤ
 ビッグ・フィッシュ
 キャシャーン
 ブラザー・ベア
 マスター・アンド・コマンダー ★
 クジラの島の少女
 タイムライン
 ファインディング・ニモ
 ラスト・サムライ
 インファナル・アフェア 
 リーグ・オブ・レジェンド
 WATARIDORI ★
 パイレーツ・オブ・カリビアン
 魔界転生 
 リロ&スティッチ
 リターナー


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フライトプラン サスペンス風 ★★★☆☆

 夫を亡くし失意を抱えて故郷へ戻る妻。 娘と一緒に飛行機へ搭乗したが、シートに身を預け一睡して目を覚ますと娘の姿が消えていた。娘を探すがどこにもその姿は見当たらず、また、他の乗客は飛行機に乗り込んだ時から少女の姿を見た覚えが無いと言うのだった。
――遥か上空の密室で起こった失踪事件。少女は本当に存在していたのか?! 


 予告を初めて見た時にはそれほど見たいと思う内容でもなかったんですが…、繰り返し予告を見ているうちに、どんどんと事の真相が気になって仕方なくなった作品でもありました。そんな訳で、完全に予告に煽られて、事件の真相を知るために見てきました(笑) なかなか面白かったです。

 母娘が搭乗したのは、母親が会社でチーム一丸となって設計し作りあげたエンジンが搭載された新型飛行機。エンジンの設計チームが機体全ての構造や材質に通じるものなんだろうかと、ちょっと疑問に思わなくも無いのだけれど、まぁ飛行機そのものすべてを設計して創りあげる会社だったとしたら、それもありなのかな? なんにせよ、この物語の核はここにありました。
 真犯人は初登場時から何やら胡散臭い人物だったのだけど、自分の立場をうまい具合に利用した用意周到な犯行ですね…。後半、一気にパズルのピースが埋まって全貌が見えてくるような展開で、思わず引き込まれました。母親と機長に会話の機会を与えてしまったのが失敗だよな。
そして、真面目に職務遂行している機長さんがなんとも損な役回りでちょっと同情…。 

 

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レジェンド・オブ・ゾロ 革命期・アクション ★★★★☆

 独立を勝ち取る為の選挙が行われ、南北戦争が激化していた時代。今日もまたゾロの助けを求める鐘の音が街の空を響き渡る――。

 ゾロの奥さんの美しさにひたすら圧倒されます。ゾロの愛馬の躍動感溢れる勇姿に心が踊ります。ゾロの息子のヤンチャな元気者っぷりに胸がスカッとして思わず微笑んでしまいます。そして、やっぱりゾロが格好良いのです。牧師さんも好きだなぁv 死んだかと思わせていて、実は生きてましたって流れもベタだけど嬉しかったし(笑) そういえば、悪役の侯爵もなんだか目が離せない人物でした。彼も随分と強かったなぁ。自分の信念を持って芯がある人って良くも悪くも強いですね。

 ラテンのリズムには心が軽くなってウキウキと浮かれ騒ぎたい気分にさせられます。音が良くって、アクションはダイナミックでケレン味があって、爆発シーンは炎が派手に噴出して紅蓮に染まり、いやはや…見てともかくスカッとする超娯楽大作ってこう云うのを言うのだなぁとしみじみ思ったりしました。

 それはさて置き…少年がゾロに助け出されてそのあとで手当てを受けるまでのシーン。
 ――息子よ、なぜそれが自分の父ちゃんだと気付かないんだ?! 思い込みって恐いね(苦笑)

 

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有頂天ホテル アットホーム・コメディ ★★★☆☆
 
 年越しのカウントダウンパーティーを間近に控えたホテル・アバンティ。
ホテルは様々な思いを抱えた客たちや従業員でひしめき合っていた――。


 物語の流れが各登場人物を巡って綺麗に円を描いて終結するので、不思議な暖かさを感じる映画でした。それぞれの繋がりに無理も無駄も無いのがまた良い感じ。とあるアイテムが密かに軸になってるので、見終わるとコレの主役って実はベルボーイ君だったのかと思ってしまいますが。 ロシナンテの歌、あれ良いですねぇ。私も一緒になって歌いたいよ。
 ひっそりと、アヒルのダブダブが「あふらっく!」って鳴いてくれんかなぁと期待してたんですが…
そこはやっぱり駄目か!(笑)


 

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男たちの大和 ヒューマン・ドラマ ★★★★☆

 昭和20年4月6日
 水上特攻作戦の命を受け、3000余名の命を乗せて戦艦大和は出撃していった――。

 毎年、終戦日などにTV特集で戦争体験を耳にする事はあるが、身近な人から直に戦争の体験を聞いた事はない。 
 小学生の頃、お前の爺ちゃんは戦場に行っていたんだよと、親だったか婆ちゃんだったかに聞いた覚えはあるが、当の爺ちゃんからはその体験を聞いた覚えがない。私の家族はいわゆる核家族で、一緒に住んでいないから爺ちゃんと話す機会が殆どないから、と言うのもあったのだろうけど。 
 うちの爺ちゃんしかり、戦争で負った心の傷を自分の内に抱えたまま語らない「神尾さん」が全国に大勢いたのだろうなと、この映画を見て思う。 

 
 候補生(かな?)が上官に尋ねた「武士道」と「士道」の違い。 
 「武士道」と「士道」は言い方が違うだけで同じものだろうと思っていた私にも解らなかったのだけど、「武士道とは死ぬ覚悟、士道とは生きる覚悟」だそうで。これを体現したのは内田さんで、これを体験したのが神尾さんなんだなと、見終わって思いました。 
 負傷により大和を離れる事で自分の心を見つめる時間を持ち、その結果、仲間たちとともに特攻に赴くと死の覚悟をした内田さん。沈没する大和からの退艦命令が出た時点で、まだ自分の命があったからこそ、共に生きて散って逝った仲間たちの記憶を持ち続けるのだと、その場で今度は生きる覚悟をしたのだと思う。命を拾った自分が海の藻屑と消えてしまっては、語り継がれる事のない記憶は後代に伝わらず、それは自分たちが存在しなかったも同様の事になるから。だから、養子たちに戦争の(と言うか、あの戦争に赴いた人達の)記憶を語る時、自分の事は殆ど入っていなかったのだろう。 
 それに対して神尾さんは、退艦命令に対して自らは仲間たちと共に死ぬ道を選び取ろうとした人。内田さん・森脇さんに、お前は生き延びろと沈みゆく大和から放り出された事で命を拾ったので、自ら生きる覚悟をした訳ではなく、それが「自分だけ生き残ってしまった」という負い目になったんだろうと思う。 

 こんな事を考えながら見ていたせいかな? 予想していた程には泣かされる場面がなかったのだけれど、唯一泣いてしまったエピソードが、神尾さんが西さんの母親に(西さんの)戦死を告げに行った場面でした。 
 画面でつぶさに神尾さんの乗り越えてきた苦難の道を見ているから、私(観客)には西母の抉るような科白を神尾にぶつける事は出来ない。なんて酷いことを言うんだと思う。でも、彼がどんな戦場を掻い潜って来たのかを知らず、息子が死んだと告げる(息子と同じ年頃の、同じ艦に乗っていたという)生きている少年に、悲しみと怒りをぶつけてしまうのも・・・理解はできる。 
 そして、やっぱり西母にも解ってはいるんだよね、自分の発した言葉がどういう類のものなのか。 
 翌日ふたたび会った時、「自分だけ生きていてごめんなさい」とひたすら謝り続ける神尾さんと、彼に対して心無い言葉を投げ付けたと謝る西母の姿に、泣けて泣けて仕方なかったです。 
駄目だ、こうやって思い出して感想書いてるだけで、また泣けてくるよ…。 

 大和の沈んだ海に向かった娘さん。 
 船が揺れて酔いも激しく、何故そこまでして大和の沈んだ海に行きたいのかと、実は疑問でした。義父の事を神尾老人から聞く事が出来たのだし、これ以上危険な海域を航行せずに、もう引き返してもいいんじゃないかと。沈没地点に着いた時、それが義父の遺言であり願いだったのだと知り納得しました。 
「生きる覚悟」に従いその覚悟を全うした今、仲間たちの元に還りたい、と。 
この海に瞑る大和と仲間の許に、散骨した後「遅くなりましたが、内田二兵曹 ただいま戻りました」と娘が敬礼して告げた時、泣きたくなりました。「生きる覚悟」をしたけれど「死ぬ覚悟」も抱き続けていたんだなと、むしろ、死ぬ覚悟ごと内包してあってこその「内田ニ兵曹の生きる覚悟」だったんだな、と。 
…ところで、それほど共に在りたいという連帯感や共感を覚える仲間を持っていた内田さんの生き様には、羨望を感じます。 
私はそれほど熱く生ききる事は無いような気がする。どっか冷めてるからなぁ…。 

 

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