元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
牛  岳 (987b)
<富山県庄川町、 山田村>
平成14年09月16日




 朝から雨。山に出掛けるタイミングを計っていたが、しとしと降っている雨は、止みそうになかった。
新牛岳登山道入口
 この時期「牛岳」登山道の下草も刈ってあるだろうし、心は決まりかけていたが、 “もうチョット楽な所にしない!” などと「山ノ神」が進言する。山へ歩きに行くのに、歩く時間の短い山にせよとは何事か!この人は本当に山が好きなのかと疑いたくなる。何でも、私に付いて来る症候群いや、私が山に行くと言っていて何処か違った所に出掛けるのではないかと疑っているのだろうか? ・・・・・
 自分が嫌な時付いて来なくてもいいのにネ!・・・・・・
 よく登る「牛岳」も、庄川ルート一辺倒で、積雪時に、スキー場側から登って来る人達と、時々お会いする時があるが、どんなコースなのか、一度は辿ってみたいと以前から思っていた事もあり、簡単なコースと聞いた事もあるし、山田村に車を走らせた。
いきなり丸太の階段で始まる
 牛岳スキー場のロッジの前を通り、セントラルゲレンデの頂上にある牛岳ハイツを目掛け、ゲレンデの中を、また、バンガロー横を通り、メーンゲレンデであるセントラルゲレンデの上部に出ると、右側に案内板がある。
二本杉の新登山道といずれ通じる林道
 この案内板を見る限り、二本杉まで、車が入り歩く所も少ないようである。舗装されたアクセス林道の1.3`先の左手に、牛岳新登山道入口の看板がある。その手前200b、400bの所に、二本杉に行くであろうとも思われる林道工事のために、「工事に付き通行止」の看板が掲げられていた。

 いきなり真新しい35段ある丸太の階段から始まる。階段を登ると、二つのルートがあるように思われるが、並行に走り4〜5分後に合流する。3〜4分進むと、また45段の丸太階段がある。その先は、やや左(南)にルートがとられ、3〜4分はなだらかで、少し下り気味で1〜2分。その下りが強くなっても、すぐなだらかになり、曲がった杉が2〜3本通行を邪魔するが、それを過ぎれば、その下が二本杉の休憩所で、未舗装だが整備された道の行止りとなっている。
鍋谷ブナ林
 この二本杉から牛岳頂上までは、1.5`とも1.4`とも標示されている。僅か20分程の道程なのに、「山ノ神」は、はや腹が減ったと大休止である。
 休憩所の周りには、雨に打たれたからか、もう時期的にも終わりなのかもしれないが、「ツリフネソウ」の紫色が冴えず、しょぼんとしているように感じられた。
 二本杉は五合目(標高740b)で、チョット行けば、もう六合目(標高794b)である。長い丸太の階段を登ると、ブナやカエデの葉が落ちているホットするような切り開かれた所から、もう一息急な階段を登ると七合目(標高841b)である。
 なおも階段を登り続け、ブナ林の良い所に出ると八合目(標高890b)である。ガスが漂い明るい感じではないが、鍋谷ブナ林と称し、ブナが一番良い所なのかもしれない。二本杉・頂上とも600bと標示されている。
 2〜3分おだやかな道を行き、岩状の階段になり、それが途切れて、再び丸太の階段に変わると、牛岳権現を祀った祠のある牛岳頂上である。


雲海の中に頭を出す山々静かな牛岳頂上で

 いつものように祠の前で、リックを降ろし、何十枚いや何百枚撮ったであろうが、今日も記念写真である。例え同じ場所であろうが、同じメンバーであろうが、その一つ一つの刻みは必ず違うのである。
 ビールもラーメンもない今日の頂上は、チョッピリ寂しいが、我々より低い所にある雲海は、砺波の散居村も富山湾も隠してしまっていたが、振替休日であっても誰一人いない山頂で、「雲上の人」のなったのがステキだった。反対方向の五箇山の山々は、その頂きだけを、雲上にぽっかりと出していて、おとぎの国にでもいるかのような感じにさせていた。午前中の雨も我々は、雨具を纏わず、リックカバーも使う事無く、ラッキーな一時を過ごした間あった。




★★★コースタイム★★★
高岡11:15=牛岳ハイツ12:05=牛岳新登山道入口(12:20〜45)=二本杉(13:05〜20)=牛岳頂上(14:00〜15:00)=八合目(15:10〜15)=二本杉(15:30〜35)=登山口15:55=鉢伏山=夢の平=高岡

 ☆☆☆同行者☆☆☆
        比佐恵