ザイール(現在はコンゴ)の首都、キンシャサのホテルでスタッフが
両替した札束を借りて・・・

こんな沢山の束を持っていても、数万円しかないらしいの

いよいよ初めてのアフリカ旅が始まります
キンシャサはアフリカ大陸のちょうど真ん中、凹んだ辺の
左沿岸に近いところ。
そこから大陸を横断してタンザニア方面へ…
ずっと東の方の森を更に北上して行くのです
目的地に着くまでに、撮影ナシの移動だけの日々が続きます。
キンシャサではインターコンチネンタルに泊まっていたのに!!!
最初のホテルはこんな感じ・・・。
ベッドしかないのだ〜
でも、後で思えばココはまだ高級な感じでした。
ドンドン、信じられないベッドになってくのです。
最初、3日シャンプーしなかったら耐えられなくて・・・
雨水を溜めたドラムカンから引いた水で朝シャン♪
気持ちよかったぁ〜
だんだん、お風呂のナイ生活にも慣れてく自分が怖い!
後ろはマーケット。
撮影開始前は「外出禁止」だった私ですが、このマーケットへは
連れてってもらえました!
空が青暗いでしょ?
カンカン照りだったのが一変
突然空が暗くなってスコールがくるのです
ランチタイムに見つけた!
サトウキビを頭に載せて歩く女性。
私も借りて試してみました。
日本にいる夫へ国際電話。街にたった一つの「電話局」に
行かなければいけないのです。
男性スタッフが、私が話し始めたら手に握っているストップウォッチを
スタートさせて、切るまでの間の時間を計って料金を計算する
システムなのですが・・・
彼らは知らない!留守番電話というものを〜
実際には「はい、タカです。ただいま留守にしています〜」の
アナウンスが流れているわけで、通話料金は発生してるはず!
だけど、私がしゃべらないから課金スタートしないんですよ。
こんな道を延々移動するんです。
一日中ですよ!
いたるところに水溜りがあって何度タイヤをとられたことか・・・
そうかと思うとカラカラに乾燥した土ぼこりがボワ〜っと舞う。
2台で目的地に向かっているのですが、「後ろ走らないで!」って
感じでした。
そんな道の途中で出会った少年!
なんとも不思議な音色の楽器を奏でながら、何もない道を
一人で歩いていたのです。

私も日本から持っていってたウクレレを片手に
セッションしてみました〜♪
ある村のレストラン。
フラッシュを焚いてるので、なんとなく様子がわかりますが
本来は真っ暗!
もう、ドコがお皿?ドコに料理??ってくらい暗いので
自分の料理は手に持って食べてます。

左から私のマネージャー、カメラマンの欣ちゃん、私
通訳のトントン、軍の偉い人、ディレクターさん、プロデューサーさん
音声のHowanちゃんです
ココは私の部屋。
すぐ裏が鶏小屋で、一晩中「コケコッコー」ってうるさいの!!!
布団もシーツも「これ、いつ洗った?」って思うくらいジト〜っとしてる。
電車のつり革も触れない潔癖症の私には地獄だわ!
ヘンな虫とか出そうだし、上から長袖のジャージを着て指まですっぽり
中に入れて、ズボンの裾も靴下の中に入れ込んで完全防備で
寝ました。
流石に一人じゃ寝られないから、マネージャーに来てもらって
一緒に寝ました。

ちょうどエボラ熱が蔓延してる時期だったので、蚊が怖くて。
通訳さんの名前はトントンでしたが、コレもトントン!
庭につないでいた可愛いヤギが、ちょっと目を離したらトントンに!
この場合のトントンは「ヤギの首だ」って。
わぁぁぁ〜生々しい
でも、キャサバって葉っぱと豆ばっかりのココでは
ヤギの肉は最高のご馳走。しかも、おいしいのです。
見えますか?
木の上に猿が2匹・・・
つい、登りたくなってしまうような大きな木でー。

私は撮影始まるまでウロウロしちゃダメだから、
やることないでしょ?
とりあえず木に登ってみました。

左は助けにきたカメラの欣ちゃん
大丈夫だってば!
やっとついた!!!
ココが私の目的地!
ムブティの村です。
みんな小さいの。私が大女に見えるでしょ?

これからロケが始まります
当分の私の部屋です。
バナナの葉っぱで作ったドーム型の小さな家に、木を並べて
作ったベッド。布団はないから、木の枝を何本も並べた上に
寝てるわけで・・・何しろ痛いの!
蚊が怖いから、スタッフが日本から持ってきた蚊帳だけは
つけてくれましたが・・・
大きさが半端だから、足元開いてるし木にひっかかって破けるしー
中に蜂が入ってきて余計に危なかったりしました。

日中は恐ろしく暑いのに、夜は凍えるほど寒い!
そんなコト知らないから初めての夜は泣きました!
だって、「俺たちは近くの村のホテルに泊まるから宜しくな!」って
夜突然おいてかれたんだもん!!すごく頭にきました!
何かあったらどーするの!毛布くらい用意しててよ!って。
でも、自分の身は自分で守らなきゃ!!!持ってる衣料全部来て
丸まって寒さを凌ぎました。
翌朝、目が覚めるとカメラが回ってる!
「みんな、ドコ行ってたのよ!」ってキレてるから無視!プンプン
でもね、明るくなってから気がついた。
深い森の中に、直系200Mくらいの平地がポッコリ開けたような
村に、青いテントが2つ・・・
な〜んだ、みんな近くにいたんだぁ〜
ホッと安心したのもつかの間、「何?みんななんで寝袋あるの?!」
私がどんなに寒い思いで寝たことか・・・くやし〜〜〜〜!

さて、こちらは狩ロケで。
森の精に安全を祈願する為に灰を顔に塗ります。

こんな顔になります。
村には1週間程滞在していました。
昼間はホントに暑いの!
なので、村人は何もしないで役場(みたいねココのスペース
集会場みたい)
みんなが酋長の周りに集まって座ってるんです。
そして、狩に使う矢じりを作ったりするんです。
矢は木の枝を削ったもので、羽は葉っぱで作ります。
私もお手伝いしました。
ミニーマウスの彼は立派な大人の男性です。
右は酋長(シェフと呼んでました。フランス語でチーフってことかな)
シェフはなかなかの色男でしょ?
でも、このミニー君に私はプロポーズされたのです♪
「フィアンセとして立候補したい」と言われました。
うーん、ホントにいいところで、私は気に入っていたのですが
何しろ結婚したばかりだったので、日本に帰らないわけには
いかないしー 丁重にお断り申し上げました。

でもね、コレがまた大変なの。
彼らが話したことを地元の通訳がフランス語に訳すの。
それを英語に訳す人がいて、その英語を日本語にトントンが
直してくれるの。まどろっこしいでしょ〜?
朝食のコーヒー。
ボウルに作ってカップですくって飲むんです。
ジャリジャリって砂が沢山入ってるコーヒー。
でも、おいしいんだコレが
あら?写真ではもうロケ終わってしまいました。
別れは辛く、号泣しながらこの村を去りました。
ホント、ステキなトコだったの。
お風呂もなければトイレもない、時計やテレビはあるはずがない。
そんな場所で、太陽が昇るから起きて、日が沈むから夕食の
したくをし、月が明るいからみんなで踊るー。
そんな毎日でした。
夕闇の中、各家庭が夕餉の支度を始めて火をおこすの。
暗闇に白い煙がホワ〜っとあちこちから立ち上がって・・・・
辺りが真っ暗になると、ホタルがブワ〜〜っと一斉に舞い上がる!
やがて月が昇ると人の顔がわかるくらい明るくなってね
みんなが輪になって足を踏み鳴らして円を描くように歩くだけの
踊りを始めるのです。 この時にみんなが葉笛で演奏する曲が
ステキなの!!ピーピーヒャーヒャーってリズムなんだけど
葉っぱや草の筒によって音が全然違うので、なんとも言えない
ステキな旋律になるのです
ひゃ〜、近くのロルワで休憩です。
ココは私が木登りした村ではないか!
やっと場所がわかり出した私。
昔、ベルギーの植民地だったとこで、白人文化が入ってるの。
ココで食べたバナナパンケーキは最高に美味しかったな。
久しぶりのシャワーは真水で凍えそうだったけど
リフレッシュ!うーん、生き返ったぁ〜
帰る途中、事故で立ち往生してしまい・・・
警察呼ぶったって、何日かかるんだ?ってトコだからね
でもあせらずのんびり待つのみ。
そのうち、近くの村々から人が来て車を持ち上げてくれるはずさ〜

ということで、村の木陰で村人と戯れる私・・・
外人は珍しく、どんどん子供たちが寄ってきます
アフリカの地図を指差してー
「ココからココまで移動したの〜〜〜!」

キンシャサは下、目的地は上です。
直線距離だったらいいのですが、道がないから
一度東に行ってから北上するの。
大変な距離でした
予約していた飛行機が数時間も送れてやっと着いたら、
巨漢のアフリカの方々が前の空港から沢山乗ってて
「体重オーバー。全員乗らないか、一人乗らないか選択しろ」
なんて言われるの!じゃ〜誰が残る??
私は帰らねばならないし、言葉に困らないトントンが残るのが
一番なんでしょうけど。トントン一人じゃ可哀想なんで、
プロデューサーさんも残ることになり二人とさよならしました。
「明日、貨物だけの飛行機が来る予定だから、それに乗れたら
乗せてやるよ」って。そんな感じ。
全てが「なるようになるさ」

キンシャサに着いても色々なコトを待たねばならなくて〜
待ってる間に美容院♪ アフリカの女性がみんなしてる編み込みに挑戦
首都には、大きくてキレイな女性がたくさん。
今までデカ女だった私が小さく見えるでしょ?
長い移動を経て、フランス・パリまで戻ってきました。

わ〜い♪文明だぁぁぁ
カメラの欣ちゃん、音声のHowanちゃんはフランス在住で、
欧州方面のロケではよくお世話になるので仲良し。

欣Howanの会社の仲間も集まって、みんなで食事をしました。