大峯奥駈道を歩く
<大峰山脈縦走>
【H26. 9. 26〜10.3】


今年のアルプス山行三弾は、南アルプスの未登頂の日本百高山巡りをする計画であったが、
登山基地までの林道が豪雨で崩壊し、タクシーが通行できないとの事なので、予定を変更し、
以前から一度は歩いてみたいと思っていた、大峰山脈<大峰奥駈道>を縦走する事にした。
<過去、大峰山系の
八経ヶ岳(オオヤマレンゲ鑑賞)及び大普賢岳周辺(残雪時季)は歩いている>

ただスタート地点の吉野からゴール地点の熊野大社本宮までの約170kmを食料・テント等を担いで、
無事歩き通せるのか、体力面で不安は大であるが、天気も好さそうなので出掛ける事にした。

大峯奥駆道は標高1200m〜1900mの峰々が連なる大峰山脈の主稜線を辿る。その稜線は、
吉野と熊野を結ぶ急峻な道で、我が国固有の信仰である修験道の重要な修行場となっている。  
2004年に世界遺産に「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された、山深い荘厳な雰囲気で
人気がある反面、アプローチも長く、アップダウンの多い道は岩稜帯も多くあり険しく、水場も少なく、
一般の登山道とは一線を画した厳しいロングトレイルである。

行程は下記内容で考えているが、天候と体力面を考慮しながら
臨機応変に対応するつもりである。
なお健脚な方は、五泊六日で歩き通しているが、私には体力的に無理なので七泊八日とした。 
           【9/23】行橋→小倉→新大阪→吉野〜奥千本口〜青根ヶ峰四寸岩山〜二蔵宿小屋                              
   【9/24】二蔵宿小屋〜
大天井ヶ岳〜五番関〜洞辻茶屋〜山上ヶ岳地蔵岳〜小笹宿                       
             【9/25】小笹宿〜阿弥陀ヶ森
大普賢岳七曜岳行者還岳〜一ノ垰 〜弥山小屋                                 
【9/26】弥山小屋〜八経ヶ岳〜弥山辻〜舟ノ垰〜楊枝ノ森仏性ヶ岳釈迦ヶ岳〜深仙小屋       
【9/27】深仙小屋〜大日岳
〜太古ノ辻天狗山〜嫁越峠般若岳涅槃岳〜持経ノ宿小屋        
【9/28】持経ノ宿小屋〜
転法輪岳倶利加羅岳〜怒田宿〜行仙岳〜行仙宿山小屋                    
【9/29】行仙宿山小屋〜笠捨山
〜葛川辻〜四阿宿跡香精山花折塚玉置山〜玉置神社      
 【9/30】玉置神社〜水呑金剛〜大森山五大尊岳大黒天神岳〜山在峠〜熊野本宮大社→新宮
【10/1】新宮→新大阪→
小倉→行橋                                               
                          


天候に恵まれ運よく、予定コースを予定日程内で無事歩き通す事は出来たが、想像していた
以上に厳しい道で、山歩きと言うより修行?そのものであった。過去の山行と比べても一番
厳しかったと思っている。
コースの長いのは勿論の事、岩場あり・痩せ尾根・悪路あり・・・・・で、幾多のアップダウンを
繰り返し先へ先へと進んだ。日頃担がない荷物を背負っての歩きは、体力的に厳しく、
後半はバテバテで、何度も立ち止り、エスケープしようかと考える場面もあったが、
これも修行と考え「懺悔・懺悔・六根清浄」と唱えながらマイペースで先をめざした結果、
何んとか無事?
ゴール地点の熊野本宮大社に到着したのが実状である。ただ到着した時には
本当に疲れ果てていたが、歩いた者だけにしか味わえない達成感と充実感に慕っていた。

最後に、今回貴重な経験をしたが、この歳で単独で荷物を担いで本コースを歩くのは少し無理な
計画だったような気がした。北奥駈道の有名山山頂では多くの登山者と出会ったが、南奥駈道
では誰一人出会う人もなく孤独に耐える必要があり、その上、事故を起こしても奥駈道の大半が
携帯が圏外で連絡の取りようがなく、身動きが取れなければ野垂れ死ぬするしかないと感じた。


吉野山の最高峰
青根ヶ峰に登る

【H26.9.26】

      行橋(5:53)→小倉→新大阪→吉野→奥千本口(12:20)〜青根ヶ峰(13:00)四寸岩山(15:15)〜二蔵宿小屋(16:30) 
<記載時間は途中休憩を含む>  
 
四寸岩山付近から明日歩く予定の大天井ヶ岳を眺める

一日目は、自宅から登山基地の桜で名所である奈良県吉野へ移動し、その後、
吉野山の最高峰・青根ヶ峰に登頂後、宿泊地の二蔵宿小屋をめざした。

自宅より約7時間掛けて近鉄吉野駅に到着する。その後、ケーブルカー・バスを
乗り継ぎスタート地点の奥千本口の金峯神社をめざした。

 到着後、先ずは金峯神社で山行の安全祈願をし、身仕度を整えスタートするが、
何故か?思うように歩が進まない。当然だわなぁ〜日頃担がない荷物(約19kg)を
背負っての歩きだからと自分自身に言い聞かせ歩を進める。予定通り、青根ヶ峰、
四寸岩山の頂を踏み、宿泊予定地である二蔵宿小屋をめざした。小屋到着後、
早々に夕食を済ませ、横になっていたら疲れていたのか何時の間にか寝ていた。


行橋駅5:53発の「ソニック2号」に乗車する

小倉駅より6:10発の「のぞみ6号」に
乗車し新大阪駅へ


新大阪駅より地下鉄御堂筋線で天王寺へ
天王寺より徒歩にて近鉄阿部野橋駅に
移動し9:20発の「急行吉野行」に乗車する

近鉄吉野駅に到着

桜の時季は多くの観光客で賑やかな
駅前もこの時季は閑散としていた


吉野駅より徒歩にてケーブルカー乗り場に
進み乗車する ・乗客4名

私の荷物を見て
”何処に行くの!熊野まで!本当に!
気をつけてね!”のやりとりがあった


吉野山駅に到着

時間の関係上
此処より奥千本口まで バスで移動する
乗車は私のみ

バス終点地の
金峯神社鳥居前
(標高 約700m)

鳥居を潜り金峯神社本殿をめざす

なお吉野山から山上ヶ岳間には
修行者四門がある
本鳥居は第二門にあたる「修行門」

第一門は金峯山寺への参道にある
「発心門(洞の鳥居)」である

修験道の行場のひとつでもある
金峯神社本殿
<大峯七十五靡中の71靡>

安全祈願をする

神社横にある
大峯北奥駈道取付き点

樹林の中の
石畳の道を進む

青根ヶ岳への分岐

旧女人結界の石柱と
地蔵尊がある
<大峯七十五靡中の70靡>

溝状の道を進む

樹林の中の
丸木階段状の道を進む

青根ヶ岳
(標高 858.1m)
三等三角点
<基準点名:西川>

本山は吉野山の最高峰である

山頂から急斜面を下ると・・・・


林道吉野大峰線に出合いしばらく進む


林道を進むと「黒滝村」の木柱が立っていた

林道を進んでいると
正面にこれから目指す
四寸岩山が見えてきた

四寸岩山の
取付き点より山道に入る

杉林の中の道を進む
道はモノレールのレールと
ほぼ並行して続いている

心見茶屋跡

道標がある


四寸岩山(標高 1235.9m)
二等三角点
<基準点名:心見ノ峠>

 
明日歩く予定の大天井ヶ岳方向を眺める

山頂よりしばらく進むと
足摺宿<避難小屋>がある
(標高 約1200m)

小屋の中には仏様が祀られていた

 
露岩の間を進む


さらに樹林帯の中を進む

大天井ヶ岳の山頂部を
眺めながら先をめざす


林道に出合う
「川上村」の木柱があった

前方右手に山道への取付き点がある

百丁口

林道に分れ山道に入る
しばらく進むと・・・・・・・
二蔵宿小屋に到着する


今夜の宿泊地である百丁茶屋跡に建つ
「二蔵避難小屋」に到着
(標高 約1070m)
<大峯七十五靡中の69靡>

簡易トイレもあり綺麗な小屋であった


大峯奥駈道2日目に進む

  
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