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銀のキス 全体感想

★☆2006年12月9日 マチネ Vita=芳樹松本深山組。
☆★2006年12月9日 ソワレ Anima=曽世舟見荒木組

★その1 全体感想と気になるところをさくさく語る。

★その2 はまり場面を深読みで永遠に語る。 >>  ★その3 個人感想をさらっと語る。 >>


★☆★☆ マチネ Vita=芳樹松本深山組。

★個々の場面はすごく大好きではまりまくる。
が、原作を読んだ時と同じように、全体としてのまとまりに欠ける印象が残ったのがちょっと残念。
「サイモンの家族の物語」「ゾーイの家族の物語」「現代で、吸血鬼と少女が出会い、恋をする物語」がうまく絡み合っていないというか、全部別の物語に見えた。

ゾーイ家族パートはスーパーリアルで、男性だけ劇団で見ているのにも関わらず「我が家かしら」と思う位にものすごく「現実」。
サイモン家族パートは、気持ちよく作り込んだ人々が物語を紡ぎ、その中で吸血鬼の苦しみと哀しみが浮かび上がる「ファンタジー」。
ゾーイとサイモンパートは時空を越えた出会いの中の初恋のトキメキ♪な「SF」に見えた。
全部違う話。

全部好きだけど(でもSF恋愛パートは色々ツッコミどころ満載すぎだけど!)、でも、別に全部ひとつの物語として成立する意味合いはない気も・・・。

別々の物語を生きる二人が、孤独の中出会い、そして一本の線でつながると良かったのだけれども。
ライフを見るといつも言っている気がするが「点で感動、線で疑問」な作品。

でも思ったよりも個々の場面にストレートにはまっていって、号泣したり、気持ちが盛り上がったりした。


★芳樹さんのコンテンポラリーダンサーな面白い動きにちょっと驚く。サイモンは「吸血鬼」なんだけど、「吸血鬼」である事はあまり重要ではなく「永遠の16才を生きる」存在である事が重要なのかなと思う。今までの吸血鬼ものとは違う。
何故か「氷漬けの明治時代の人が現代で息を吹き返して、彼を混乱させないために現代人が明治時代の人の振りをして過ごす」マンガを思い出した。
「吸血鬼」モノじゃなくて「タイムマシン」ものに見えたというか。本来なら会わないはずの二人が出会う話。


★林さん一家にははまると思っていたけれども、登場した瞬間にもう泣く(笑)。
林さん今回髪を剃っていて、髪型にも息を呑んだんだけど、そうじゃなくても。病院の空気感とお父さんとゾーイの間に流れる空気感にやられた。

その後は林さんと高根さんが出てくる場面は全てスイッチが押されて号泣。
号泣した自分に驚いた。ここまでストレートにはまるとは思っていなかったから。

★ラストシーンは、全然違うんだけど、思わず「忘れないよ、君のダンス」(BY堕天使の涙)と声をかけたくなった。一人光の中に溶けて行く様子に。

★そして清々しく朝を迎えたゾーイ。わらわらやってくる通行人たち。
と、そこに「くまちゃん」を持って現れる謎の女の子(フリフリ)。←アラケンなんだけど最初誰か分からず。
・・・幕。

この終わりは何??ライフ吸血鬼公演は全てラストをそろえないとダメなの??
しかも3作品共通して、原作とは違うオリジナル展開だし。

永遠に、つづく。
必要はあるのかこの話に??
そしてこの子は誰??何か意味ある??

・・・いつも、ライフ吸血公演は最後に大混乱して終了なのであった・・・。


★☆★☆ソワレ Anima=曽世舟見荒木組

★通路挟んで最初の列なので、すごくいい席だわ!と思っていたらばここまで段差が無い席だった(泣)。
かなり見にくい。
マチネでは気にならなかったセットの椅子がかなり邪魔だという事に気づく。
いい場面で皆既月食になってしまい、曽世サイモンが舟見ゾーイにすっぽり入ってしまって見えない(泣)。

やっぱり、見えやすい席というのは重要だと思った。
17列目のマチネの方が見やすかった・・・。

★マチネであまりに号泣したため、ソワレでは構えてしまい殆ど泣かずに最後まで見る。
・・・が、林さんの最後の場面の台詞を聞いていてやっぱりものすごく号泣した。
林さんは本当にどうしたらいいか分からない位上手い役者さんだと思う。

★ラストのサイモンVSクリストファーの動きが異なっている。ちょっとびっくり。
こちらの方が二人とも大きいのでより迫力がある。

★ラストシーン。今回は深山さん(ラスト女子)を見たい!と思って、上手をちらちら見ていた所、一緒に出てくる人(誰か忘れちゃった・・・)にうまく引っ付いてこそっと登場。おもむろに前を向く瞬間をしっかりキャッチ。ちょっとうれしかった。
でも衣装はアラケンの方が可愛くない??

★☆★☆★☆★☆★☆★☆

★☆★☆気になったこと。色々。

★ サイモン、300年生きているとは思えないダメっぷり。

ゾーイとの恋愛パートがいまいち乗り切れなかったのは、サイモンがあまりにもダメっ子すぎ!!というのもあったと思う。いちいちツッコミを入れてしまい疲れた・・・。

クリストファーの事が怖い、とさんざん言っている前提がまずあって・・・「私も手伝うわ!」「・・・そんな・・・君を危険に遭わせたくない」等と言う会話をしつつ、気づいたらゾーイをおとり役に任命。
一番危険だよねそれ。「大丈夫!僕が後ろにこっそりいるから!」とか言ってる場合なのであろうかサイモン。

そしてクリス絶命計画はかなり内容が杜撰かつ適当。ゾーイは命がけで手伝ってくれているのに・・・。
所詮人里離れ暦の長いちょっとやさぐれ16才永遠ループの考える事だから??

予想通り適当計画は不良乱入により狂わされる。・・・ゾーイとクリストファー完全無視で不良をまず片付ける事に専念するサイモン。
・・・この間にゾーイがどうかなっていたらどうするつもりなんだアンタ。

文字通り命がけでクリストファー絶命に手を貸してくれたゾーイ。ついにクリストファーは永遠の命の終焉を迎えた。見つめ合うゾーイとサイモン。
「一人にしてくれ・・・」
え??アンタ命がけで協力してくれた人に対してその対応はどうなのか。
さらに今深夜じゃなかったか??こんな時間に女の子を一人で家に帰していいと思ってるのかーー(怒)。

そしてラスト。さんざん怖い怖い言ってたくせに、一人すっきりと消えていく事を決意するサイモン。
アンタお母さん死にそうでお父さんボロボロで親友と離れ離れになったばっかりのゾーイを敢えてこのタイミングで置いて行くのかよ。


★ゾーイの足が悪いという設定。

原作にあったかどうかがまず分からない・・・。
特に何の説明もなくゾーイはいつも杖を使っている。家の中では使っていないし割とさくさく歩けるようなので、それ程悪い訳では無さそう。

・・・これには一体どんな意味合いが。
見た感じだと杖を使い慣れて見えるから「最近の怪我」ではなさそう。割と長い年月こうしている感じ。
両親はとくに何の反応も見せないし。

でも冒頭のクラスメイトのやり取りからは「ゾーイの前で『踊る』とかの話題は禁句!」みたいな雰囲気が醸し出されていてちょっと混乱。
ずーっと同じ学校にいる子たちだとしたら今更ああいう雰囲気にはならないと思うので(「ゾーイは足が悪いのが普通」で何年も経つと、それに対する人々の態度もこなれてくるはずだから)、色々気になる。


★タイトルコールはしなくても良い。

サイモンが帰ったあと、ゾーイが独り言にて「サイモンに血を吸われた様子」を称して「銀のキス」と言うのだが・・・激しく不自然だと思うのですが。独り言で文章だし。
無理にタイトルコールする必要は別になかろうと思うのだがどうか。


★前田さんの「フォン・グラブ他」の「他」ってなんだったの??

前田ファンであるはずの私だが、芳樹組にて「フォン・グラブ」役以外で登場する所を最後まで見つけられなかった(泣)。一体どこにいたのか??


★過去パート組、カーテンコールのために着替える。

特に印象的だったのは寺岡さん。ラストの自転車兄さんがすっっごいステキ♪だったのだが、直後のカーテンコールにて再びサイモン父の面白い髪型になって登場。
過去の公演にて、わざわざ女子に戻っていた石飛さんを思い出す。


★その2 はまり場面を深読みで永遠に語る。 >>  ★その3 個人感想をさらっと語る。 >>

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