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Daisy Pulls It Off デイジー プルズ イット オフ 再演 その3


★☆ 2007年3月10日 マチネ ブラックベリー(松本深山林石飛組)千秋楽
☆★ 2007年3月10日 ソワレ ワイルドストロベリー(舟見三上岩ア山本組)千秋楽

その3.個人感想をさくさく語る。

その1.全体感想を舟見さんに大混乱しながら語る。 >>
その2.色々印象的だったことをのんびり語る。 >>

今回は、基本的に私が役者さん本人にもっている印象を再確認する感じに見てた。基本設定としてキャラクターの枠はあるけれども、性格や特徴については自由度の高い作品なので、本人の持ち味がそれぞれ出やすかったのかもしれない。


☆★ ブラックベリーチーム ☆★

★松本慎也さんのデイジー&深山洋貴さんのトリクシー

初演のデイジートリクシーペアは、川原田深山ペア=大人の安定感で作り込んだラブリー女子と、舟見奥田ペア=若さが前面に出た自然で少女らしい切なさ、とはっきり分かれていた印象だったのだけど、今回はキャリア的にどちらもお姉さんと妹、になっている。

その時に、トリクシーがお姉さん位置に来ないと(キャラクターというよりは単純にキャリアも年齢も上の人)デイジーが辛いんだなと改めて思った。

この二人はものすごくいいペアだったと思う。
松本さんの明るく元気で真っ直ぐで一直線で健やかな女の子と、対するお茶目で可愛くていたずら好きで友だち思いな女の子。深山さん、松本さんと並んでも全然OKな少女感と、でもちょっと大人びた雰囲気と両方あってそれがすごく上手く出ていた。

二人で仲良しな場面は小さい二人がちょこちょこ動いていてすっごい可愛い。ヘアリースターの謎をといている時とか、図書館とか。二人とも本当にいい子で見ていて幸せ。

深山さんでとても印象に残っているのは、朝礼で朗読されているデイジーの詩が自分のものだと分かった時。「ただもうびっくりしちゃったの」という態度と表情なんだけど・・・デイジー目線だと「私が盗作したと思われたのかも!」とも思える絶妙に「どう感じたのか分からない」表情をする。
この時、いつも元気で楽しそうなトリクシーが突然小さな子どもみたいに見えたのがとても印象に残っている。
深山さんはこの年齢になってしかも男性で、何でこんなに少女感を出せるんだろう。

そして落ち込むデイジーの所に何故かウシ君を持ってやってくる時も。
トリクシーは本当にいい子でこんな子と友だちになりたいと思う。

松本さんがあまり深刻になりすぎないのと、あと最初に見た時に「小公子みたい」と思った「児童文学モノが似合う」持ち味と、深山トリクシーによってかなり松本デイジーが安心できるというか安定する事で、こちらのチームは割と初演に近い「ジュビラーテ!きっとこうなると思ってた!」(だっけ?)というトリクシーの気持ちと一緒にふわっと温かな気持ちになって気持ちよく観劇終了。


★林勇輔さんのシビル&石飛幸治さんのモニカ

林さんは本当にうまい。今回2チーム見て、林さんは「自分がどう見えているのか。今回はどう見せるか」についてすごく自覚的である事と、「物語全体の中で自分の役のバランスをどう取るか」を考えて実行できる役者さんなんだなとあらためて思った。
すごくバランスがいい役者さんだと思う。彼の中で例えば1から100までのバージョンがあって、今回はその内の30番バージョンにしよう、みたいな選択の仕方ができる人。

あと今回見た目が可愛い。可愛い林さんを久々に見た気がしてうれしい。
林さんのシビルは、無理矢理グルーピングすると初演の山アさんに近くて、お嬢様だから下々の事は忖度した事ございません、という子。自分たちのいる世界が公立校の子という異分子によって侵される事が我慢ならず、あの手この手で追い出そうとする。ちょっと間違った方向に誇り高きお嬢さん。

岩アさんは素のいい子っぷりによって可愛げが生み出されていたけど、林さんはお嬢様で意地悪だけどどこかが決定的に抜けているというキャラクター造型によって可愛げを生み出している感じがした。

林さんの舞台は実の所かなり毒があって結構情け容赦無くて怖いと感じる事が多いんだけど、今回のシビルはそのイジワル度と本人の抜けっぷりが絶妙のバランスを保っている。どんなに意地悪がエスカレートしてもシビルに嫌みが無い所がよい。あくまでカラッと物語が進む。

ラスト、今までさんざん意地悪した自分とモニカのために危険を顧みず助けにきてくれたデイジーに素直に謝ってお礼を言うのも、根本的には気のいい子なんだなと分かって好感が持てる。

細かい所で笑いを取るのを忘れないし、色んな人にもれなくツッコミ入れているし(「クレア先輩て歩くだけで筋肉ついちゃうらしいわよ」とか「アリス先輩ってトッポジージョに似てると思わない?」とか)、登場していきなり噛んでもそれで笑いを取りにいくし、林さんの素晴らしさを堪能。見る前から思ってたけどやっぱりはまり役。

石飛さんは見た目はダンディなのに、こういういかにも女の子なダメっぷりを驚く程ナチュラルに表現する驚異の(笑)役者さんなんだけど、今回もダメで可愛くてシビルとの息もぴったりでよかった。

林さんが全ての行動に笑いを仕込んでいるため、かなり素で笑いを堪えていた様子もまたラブリー。
石飛モニカはこの時期にありがちな、ちょっと大人な同級生に憧れてその子とぴったり寄り添って何となく庇護下でキャピキャピしていたいという感じの子。
何かをする時に、いつもまずシビルを見てから行動している感じがいかにもモニカだな〜と思った。

ずるサボリクッキー、可愛いくまの形ですごい大きくてびっくりしたんだけど、これは普段は違う形だった模様。
チーム楽のお楽しみなのかな。



★曽世海児さんのクレア&仲原裕之さんのアリス

仲原さんがものすごく自然に先輩で驚く。偉い!クレアともちゃんと親友感あり。
そしてアリス先輩は初演再演全員髪が短くて男前なので、基本設定が「ボーイッシュ」らしい事にやっと気づく。(だが再演の二人はいい感じに女子度UP)
仲原さんすごい可愛い。林シビルには「アリス先輩てトッポジージョに似てると思わない?」とか言われてるけど(似てる・・・)制服も髪型も似合ってた♪

しかし湯たんぽファイトで怒りに来る場面、こんなに怒り狂ってた?初演。ちょっとびっくり。
仲原さんの声の強さがちょっと出すぎてちょっと怖かった(泣)。
「スポーツ副キャプテンで、クレアの親友」という説明がとてもしっくり。今後が楽しみ。

曽世さんは「生徒会長」イメージがあるのでものすごく似合うだろうと思ってたけど、やはり素晴らしくはまり役であった。でも髪型がちょっと微妙かも。曽世さんを美しく見せる髪の色と型はもっと別のものがあった気が。でもパンフレットはやたら可愛く映っているけど。

実はお家が深刻な状況なんだけど弱さを誰にも見せないちょっと優等生仮面な所とか、みんなの憧れとしていつも穏やかにキリリと存在している所とか、みんなのお姉さんとして下級生の動向にもいつも気を配っている所とか、スポーツさせたらエキサイト!とか、何か、本当に「あ〜曽世さんだ〜」という役だった。
デイジーと最初に会った時に「きっとものすごく楽しいわよ」と言ってくれる所がすごく好き。安心する。本当に女子校にいそうな人(笑)。



★関戸博一さんのベリンダ

横顔が学生時代の同級生にあまりに激似で、もう友人にしか見えなくなる・・・。
何でこんなところに私の友だちが??と何度も思った(笑)。

シビルに「パンダ」と呼ばれ、「私が中国人顔だって言いたいの〜っ」と怒っていたのが可愛い。
関戸さんの「いつも楽しそう♪いつもごきげん♪」という素晴らしい特徴が活きて、いつも何となく楽しそうなのが見ていてうれしかった。割とリベラルなおうちで堅実に生きてきて、誰に対してもとてもニュートラルな位置にいる子。正義感が強くて元気ででも適度にくだけていていい委員長さんで見ていて気持ちがいい。



★冨士亮太さんのドーラ

冨士さんはまだ見た目に似合う髪型とかメイク要研究。やっぱり地味に見える(泣)。本人可愛いのにな〜。
ドーラは全然見せ場がない子なので教室で激しく小芝居してくれないとどうにもならないのだが、何分最後列だったのでよく分からず(泣)。
崖シーンはてきぱきと動いていて緊迫感のある台詞回しでよかった。



★ダブル生徒のみなさん
・ジーコさんはこちらは髪型が微妙(泣)。教室でぽや〜っとしていて可愛い♪でもあまり小芝居はしてないかも。

・吉田さんは教室にいる同級生。教室にいてまったりうわさ話に興じたりしている。もっとがんがん小芝居してほしかったかも。

・芳樹さんは意外に全然普通に制服が似合い普通に可愛い。
芳樹さんは教室にいるんだけど、一人の世界にたゆたっている・・・。遠い目・・・。憂いの少女(笑)。芳樹さんて本当に、目が悪そうな微妙な目でとろーんと前を見ている人だな〜と思う。
立ち方が初演の山アさんと一緒で、一人だけクロス。お嬢様な立ち方。
ホッケー試合のときは上手の真ん中で吉田さんと後誰だっけ?と一緒にいて、やたら盛り上がっていたのも可愛かった。

・舟見さんはこっちではメガネっ子。ウィニーと一緒にいてデイジーにガンつける等の小芝居を展開。2年生らしい。

・岩アさんはセットチェンジ要員。二つしばりでくるくるんとしてる髪型がめちゃくちゃ可愛い。すごく楽しそう。朝礼でもニコニコしながらひとつひとつの話に頷いている。ラブリー。
たしか、ダブルシビモニ+えーとアリス先輩かな?がポージングして登場&退場するチェンジ場面があるんだけど、それがすごい可愛かった。
ジュニ3好きとしては、ホッケー試合、下手の一番前でジーコさんと二人で並んで応援している姿に感涙。うれしい。

・牧島さんは主にセットチェンジ要員。
髪型が岩アさんと似てるので、薄暗いセットチェンジ中は一瞬どっちか分からなくなる・・・。割と正面でくるくるパネル動かしてるイメージがあるんだけど、本当はどうだったんだろ?

・三上さんは頭のてっぺんでちょこんと髪をしばってたと思うんだけど・・・どうだっけ。とにかく可愛かったことは覚えてるがどこに出現してたかあまり覚えてない(泣)。



★篠田仁志さんのミスター・トンプソン

トンプソンさんは鼻歌歌っていた気がしていたが口笛であった。すごい上手〜。いい音。
前半ただただ口笛吹いて終わりなのだが、そこはかとなくかっこいい所がよい。
ラストのお父さんとしての登場もすごくよかった。

実は大貴族のお坊ちゃまで、ちょっと変わり者っぽい自由人な雰囲気がある所もよかった。


★前田倫良さんの用務員・郵便配達

郵便配達員さんは割とさらっと。テキパキ働くいいおじさん。対するデイジーがニッコニコなのも可愛い。
用務員さんは今回は台詞が無い(泣)。残念。でも朝礼台をさりげなく妙な位置においてしれっとした顔をしてみたり、朝礼中微妙に小芝居を展開してみたり、ちょこちょこ遊んでいた。
前田さんのしれっとした顔を堪能(笑)。


★藤原啓児さんのスコブロウスキー先生

トンプソンさんよりも好き。藤原さん、やっぱりみんなを見守る役ではなくて、こういう好き勝手に遊べる役の方がいいと思う。
スコブロウスキー先生の時ではなくて、客席案内後時間延ばしの話をしていた際、大大大失言をした藤原さん。
ものすごいびっくりしたけど、篠田さんも藤原さんも何事も無かったかのようにさらっと次の話題に移行させたし、チーム楽だから話を全く知らない人が少なかったであろう事もあってそれ程問題にはならなかったけど・・・藤原さん、本来のキャラクターは多分天然さんなんだろうな〜と思った。
でもライフという劇団にいて結構無理してしっかりまとめなくては!と思っていらっしゃるのではと。

しかし彼のまとめなきゃ!とか見守らなきゃ!な演技展開は力が入りすぎて過剰になり結果微妙な印象を残す事が結構あると思うので、今回のような一見傍若無人な好き勝手な変な外国人とかの方が自然で(という言い方も変だけど)いいと思った。

藤原さんは変な人だし怪しいしデイジーセクハラ場面(笑)「シャルウィダンス?」とか言ってごまかしてるし困った人なんだけど、でも、最後に「実はトンプソンさんを助けるために色々してくれていたロシアの伯爵」と言われても納得のどこかいい人な雰囲気があった所がよかった。



★☆ ワイルドストロベリーチーム ☆★

★舟見和利さんのデイジー&三上俊さんのトリクシー、岩ア大さんのシビル&山本芳樹さんのモニカ

全体感想で殆ど語ったので省略。



★吉田隆太さんのアリス

湯たんぽファイトの時。「10数えるうちに戻りなさい!!いちさんじゅうハイダメっ」みたいな事をものすごい勢いで言い切って、ダブルの名無し生徒な松本さんを指差し、松本さんをびびらせていた・・・(笑)。←マツシン素でどっきりしてたように見えたが本日のアドリブだったのか?

吉田さんも自然に先輩、自然に親友。偉い。吉田さん、実は女子校に通っていたのでは疑惑がかかるくらいに(笑)自然に女子校なお姉さま。
親友のためにがんばろう!と思っている優しい所とか、下級生のおちびちゃんたちを優しく見守っているところとか、でも割と開放的な子で男の子とも仲良くしちゃうとか、ホッケーにエキサイトするところとか、すごくアリスだなーと思った。
クレアと話している時の心配そうな顔とか、ディクショナリーゲームの後やホッケー試合の後でデイジーに見せる心配そうな顔とか、優しい子だな〜と思う。吉田さんの柔らかでしっかりした空気感がすごく生きていてよかった。

でも吉田さんは髪型ショートにしない方がいいと思うの。やっぱり現代よりも時代ものの方が似合う顔なんだなと思った。大仰な髪型と衣装が似合うんだと思う。




★牧島進一さんのベリンダ

やっぱり最後の「デイジーっあなたこそ私たちの誇りよーっ」はその大音量と共に何故か泣きそうになる。
・・・舞台上のデイジーもこれ聞いた瞬間泣き顔になってたけど。

牧島さんのベリンダは、その微妙な見た目も含めて実際に居そうなリアル感のある女生徒さんだと初演に続いてやっぱり思う。真面目できっちりしている委員長。正義感が強くて納得いかない事には熱くなるけど考え方は冷静。
友だちとの距離の取り方がすごくリアルな感じがするのもいい。「ベリンダの親友」役がいたらベリンダはどんな顔を見せてくれたのか、それも見てみたかった気がする。

ホッケーの試合でのエキサイトぶりも好き。怖い(笑)。

今回は休憩コールをベリンダがしてくれる。牧島さん、可愛く「では、スコブロウスキー先生、お願いします!」と言ったのだが、藤原さんに「・・・私はチップス先生なんですが」と突っ込まれて、かなり素なんだけどちゃんとベリンダなままで「あ〜間違えた〜」みたいなものすごく申し訳なさそうな困ったような顔で謝ってたのがすっごい可愛かった。

でも今回はマキシーの細かすぎる小芝居が全然拾い切れなかったのと小芝居しにくい環境だったのとで、初演程味わえなくてそれが残念。



★小林浩司さんのドーラ

髪二つしばりにしていて可愛い。
小林さん変わらないな〜。
隣の席の石飛生徒がすごく愛おしそうにドーラを見守っているのもよい。

特に好きなのはえんぴつ削りをずーっと探して課題書きに完全に乗り遅れるところ。
全く書けずにぽやっとしていると、石飛生徒が口で「あとで」と優しく話しかけていて、ドーラは「うん」てぽやっと頷く。可愛い!!!癒される〜。

全編癒しオーラ大全開で、教室の席、ドーラがど真ん中にいてくれてよかったと思った。マイナスイオンの滝のようだ。
小林さんは何でもない時にすごくほわ〜っとした顔をしてその場にいる人なんだけど、その居住まいがすごく好き。
朝礼中もそのニュートラルな笑顔で、校長先生の話を聞いているんだか聞いていないんだか分からない感じにほわ〜っと立っていた。←いや、内容に反応してニコニコしてたから聞いてると思うけど(笑)。

いてくれるだけで何となく幸福感が増す。



★ダブル生徒のみなさん

・深山さんはこちらでは髪型は地毛そのまま。なのに可愛いのは何故。
今回教室にいなくて残念。・・・今回トリクシーダブルの動向がいまいち不明なのはなんでだろ?深山さんもどこにいたかあまり思い出せない。

・松本さん、湯たんぽの時に近くでじぃーっとしている子がいて誰だろ?と思ったらマツシンだった。可愛い♪ウィニーと楽しそうに一緒にいる。

・林さんはダブルはちょっと微妙な髪型。シビルの方が断然可愛い。ホッケー試合の時に目の前にいたのだが、舞台で言っている内容にいちいち反応し、観客に話しかけてくれてた。「すごかったわね〜」とか。面白いな〜。
ジーコさんがとなりにいるのだがあまり関係なくぽにゃっとしてた・・・。

・石飛さんは教室にいるのだが芳樹さんと違ってドーラをとっても気にしている。ジーコさんを本当に愛おしそうに見てるのが微笑ましい♪お母さんみたい。

・関戸さんと仲原さんと冨士さんの動向が全然思い出せない・・・。3列目で見たのに何故。仲原さんと冨士さんは教室にずっといたのに。・・・やはりふなみ〜シリアスモードに驚いたあまり記憶が吹っ飛んだらしい。無念。関戸さんがやっぱりご機嫌そうに歩いていたのは覚えてる。




★前田倫良さんのミスター・トンプソン

彼の持ち味がとてもいい方に出たと思う。
前述のようにとにかくデイジーが追い詰められていたので、「デイジー」「お父さんっ」でこの作品を見てで初めて泣いた。
すごく「お父さん」な雰囲気で、本当に安心した。

銀のキスの高根パパは「自分のお父さんみたい」と思ったけど、今回の前田パパは「こんなお父さんだったらいいな」と思う人。
・・・いや、やっている行動は色々謎だし財宝を見つけるまで待っていたら娘が退学になるぞまず何とかしてやれとか、記憶が戻ったなら「貧困以外の何かをプレゼントしたい」とか言ってる場合ではなく5人も子どもを抱えて明るくがんばっている妻にさっさと連絡を取れとか、ツッコミ所は満載なんだけど。

ラスト前の医務室。怒涛の説明台詞をとても穏やかに語るトンプソンさん。この誠実で優しい口調に「そうね。トンプソンさんも色々大変だったのね」とうっかり納得。
前田さんの語りが好きなので、久しぶりに聞けてうれしかった。

デイジーを見る目がすごく優しい。包み込むように見守っている。
記憶を失う前は軍医として船に乗っていた、というのがすごく想像できる感じの人。

前田さんの、役者としても本人としても正直微妙な「おじさまカーディガンの着こなしがこの若さで完璧」という特徴も生かされた(笑)。何であんなにトンプソンさん衣装が似合ってしまうんだミッチ。
実年齢デイジー(役の舟見さん)と殆ど変わらないのに・・・。

でも最近やっと、彼の外見と雰囲気に年齢が追いついてきた気がする。これからがもっと楽しみな役者さんだと改めて思う。


★篠田仁志さんの用務員・郵便配達

最近そうでもなかったけど、久々に「ダブルで強烈すぎる芝居を展開し、終わった後正直篠田さんしか覚えてない」インパクト芝居を展開(笑)。懐かしくてうれしいけどやり過ぎ〜(笑)。

郵便配達は何故にあんなに激しくやってくるのか??謎の小道具も持参。
ふなみ〜デイジーも戸惑いぎみ。

用務員さんは前髪ちょろりんとカールさせていて謎。ラブリーだけど。毎回しれ〜とした顔をして変な位置に朝礼台を置く。静かな校長との攻防が楽しい。


★河内喜一朗さんのスコブロウスキー先生

「これで先生の謎が解けたわ!」とは言ってもなお怪しさが残る奇怪な先生。初演同様。
でも音楽の時間にデイジーを見てすごくうれしそうな所とか、何か基本的には楽しそうな人だなと思う。
河内さんはこういう無責任に楽しめる役はお茶目なおじさんになってよい。
あと髪型が何かすごいこざっぱりしていて「昨日切ったばっかり?」みたいな揃い方で妙に気になった。割と好き。


★☆ シングルの人々 ★☆

★荒木健太朗さんのウィニー

髪型が可愛い。初演のきっちり編込みウィニーに比べてちょっと大人ぶりたい感じの子。
朝礼中の様子を見ているといつもシビモニコンビを見ているし、シビルの妹分だからデイジーに余計に意地悪なんだなーと思った。お姉さんのキライな人は私もキライ、みたいな。
デイジーに絶交?しにくる場面のもったいぶった動きがイジワルで可愛い。まんがみたい。

デイジーに助けを求めにくる場面、不本意ながら「助けて」とお願いしなくてはいけない気まずい感じと、でも本当は結構必死なのと、言い訳のようにさらにデイジーを傷つけるひとことを言っちゃう不用意さがすごく幼くて、ウィニーの子どもっぽさが出ていて印象的だった。



★政宗さんのマドモアゼル

やっぱり出番少なすぎなんだけどものすごいインパクト。見た目が強烈。おかっぱが素晴らしく似合う。
そして政宗さんてものすごい細い人なんだという事に気づく。
下井さんとはまた違うけど注意力散漫であわてんぼうさんで、でも可愛い大人として生徒にすごい愛されていそうな先生。
ななめってかつかつ歩いている姿が何か可愛い。
そして朝礼中はやっぱりニュートラルに何となく困り顔な政宗さんが好きだ。



★佐野考治さんのデイジーの母/ミス・グランヴィル

さのさん、もしかして太った???・・・でも女役の自然さと美しさは相変わらず。
お母さんがすごく可愛い♪デイジーとの歌わせたい攻防が楽しい。特に同期ふなみ〜との間に流れる緊張感(笑)。根負けして歌っていた様子がラブリ〜。デイジーとのお別れの場面がものすごく大仰で、この後妙に大仰に動くデイジーと共に「劇中劇がんばってますっ」感が出ていてすごく可愛い。

ミス・グランヴィルはきっちりした先生。上流階級の人としてデイジーに対して色々疑問を持ちながらもきちんと接しなければ!と思っている感じ。あんまり隙がない先生なので、もうちょっと遊んでくれてもよかったかなと思う。



★倉本徹さんの校長先生=ミス・ギブソン

今回は笑いすぎ度少しダウン。その分シリアス度アップ。
・・・もしかして初演はあれ位ぐだぐだだったからよかったのかもしれないと思った。
シリアス度が上がると途端に意外にもデイジーに立ちはだかる世間代表になる瞬間が結構あるんだなと。
しかも校長は全然悪くないというか、世間にはそう見えるという行動をデイジーはとってしまっている。

この人は校長先生なんだ〜。と、今更ながら思った。色々お茶目でのんびりしてそうに見えて、すごく冷徹。
この物語は殆どが生徒さんたちだし、数少ない大人たちは皆妙な人たちなので、ここに大人発見!!みたいな、今更ながらの事を改めて感じた。

最初と最後の語りがとてもよい。特にラストはきいていて思わず涙ぐむ。


その1.全体感想を舟見さんに大混乱しながら語る。 >>
その2.色々印象的だったことをのんびり語る。 >>

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