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PHOTO ALBUM  道 を 説 く 君

 

 

 

 

徳川 江戸幕府による天下統一 

 

太平の世が200年に及んだのは

徳川家康が晩年 自らの天命を知った時にはじまる

自分はこのために生れてきたのだと・・・・・

 

家康は、三つの命を 盆にのせた湯呑みに例えてみせた

 

湯呑みは盆を選ぶことはできない

仏の手によって そこに置かれる

物心ついたときから そこから出会ういくつもの分かれ道で 一本の道を選んでいく

このあらかじめ用意された選択肢を

「運命」と呼んだ

 

が しかし

どうあがいても盆のふちを越えて 外に出ることはできない

これが 「宿命」だ

 

運命の糸に操られ 宿命のふちに導かれ 阿鼻叫喚しながら 一筋の道を歩んでいく

そして、最終的にもっとも人が輝き 活かせられる場所に辿り着く

それが「天命」なのだと。

私たちには 宿命のふちも見えなければ

運命の操り糸さえ見ることはできない

 

知りたいとも思うが、知ってしまえば面白くもない

果たして どっちがいいのだろう

狸の皮算用しても 取れるはずもないから

悩んでもはじまらない

 

 

ただ

行く先々に こんな人がいてくれたら どんなに楽かと

時折 思うことがある

 

聞いてもないのに          道を 説く 君

 

信じて うまくいった験しはないのだけれど……

 

 

No32

2002.06.20

 

 

 

 

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