手のなかの虹(私の身辺愛玩)文化出版局

uta

疲れた時にパラパラとめくりたい本が、私の場合はこれです。
田辺さんのお好きなものばかりが、
豊富な写真とともに収められています。
人形、ドレス、ガラスの靴、ぬいぐるみ・・・・
いつの時代も女の子の好きなものがこれでもかと出てきます。
なかでも、私の好きなのが、帽子。
私はあんまり被ることはないけれど、この本の中のくまの帽子はかわいい。
くまの顔なんです、帽子そのものが。

それと陶器の水差しが熊で、熊の口から水が出るようになってる。
この熊が口を開けてるせいもあって、
あんまり賢そうにはみえません。
かもかのおっちゃんは、「そんなアホの口から出る水、飲めるかい」とおっしゃったとか。

ビクトリア時代のシールや、城崎温泉の麦わら細工なども、本当にきれい。

タイトルになったのは、万華鏡のことです。

でも、ここで紹介されたものがその後の阪神大震災でどうなったか
特にガラスのものは、とても気になりますが、
その物たちの息吹はこの本の中に納まっています。

「夜会におもむく」という章で紹介されている大手拓二の「夜会」という詩も素敵です。