中年ちゃらんぽらん

最近、「田辺聖子」病にかかり、次から次へと読んでいます。

高校生のときに「女の長風呂」を愛読していたのですが、

四十路のいま読み返すとそのころよくわからなかったことがわかったりして、

(全部はわかりませんが)また新しいおもしろさがありました。

それがきっかけでさらに田辺さんの小説やエッセイをいくつか読みました。

  

今日、「中年ちゃらんぽらん」を読み終えました。

この主人公の夫婦はちょうど私の親の世代よりちょっと上、

そしてその子供たちがちょうど私ぐらいの世代にあたります

。主人公夫婦は、戦中、戦後を必死でまじめに生き抜き、

家のローンも払い終え、子育ても必ずしも思い通りには行かなかったけど、

気づいてみれば隣にはちょうどよい伴侶がいて、

ちょっとこのへんで阿波踊りでもやってみよか!というお話なんですが、

その子供の年代である私たちがちょうど彼らの年齢になって、

果たして彼らと同じように

ちゃらんぽらんに生きようとする権利はあるのかなあ、と今、考えているところです。

少なくとも、私にはその権利はないような・・・。

とにかく、この小説の主人公夫妻、平田平助氏と京子さんは

本当に理想的な夫婦です。あこがれます。

−byトラ子さま−

2006.3.20