人をお見舞いする才能、というのがあると、つくづく、思わざるを得ない。

こうして考えると、口下手な人、深刻癖のある人、

雰囲気の重くるしい人、事大主義の人、などは病人を見舞わないほうがよい。

何となくさわやかな、さして口かず多くないのに明るい気分を漂わせ

それでいて、さしでがましくない、

そういう人が、病人の見舞に適しているというべきであろう。



ー「死なないで」−