ひとりずつのふたり

もうすぐ朝の連続ドラマ「芋たこなんきん」も終わります。

主題歌「ひとりよりふたり」もすっかり聞きなれて

ふと口ずさんでいることも・・・・。


夫が二度目のお勤めを今日退職します。

これからふたりの暮らしが始まります。

我が家はまだ長男が同居していますので

正確には三人暮らしなのですが

夫婦ふたりの暮らしが始まるのだという思いが強いです。

ここ一週間ほど、夫は殆ど出社せずに

在宅でいましたので、プレ引退後という感じでした。

煙草を日中室内で吸われるのが、とても困る以外は

想像していたより快適な暮らしです。

日中、男の人が家にいるというのは大変用心がいいものです。

お喋りもできますし、何より相手があるということは時間にけじめもつきます。

よく昼食の支度が面倒という話を聞きますが、

我が家では息子が時間的に不定期な仕事なので

お昼ごはんは大概用意していますので、特別面倒とも思いません。

夫がどこにでもついてくる、濡れ落ち葉状態というのも

我が家では、夫婦一緒に楽しむことと別々に楽しむことを

もうずっと以前から分けていますので、特に困ることもありません。


一緒に買い物に行くと、夕食はこれが食べたいなどと言ってくれるので、大変助かります。

重い物は持ってくれるし、怪しい勧誘は追っ払ってくれるし・・・

頼むと掃除機くらいは喜んでかけてくれます。


二人で見たいテレビなどが違う時は、阿吽の呼吸で部屋を移ります。

大画面で見たほうがいい番組ならリビング、

小さい画面でも充分な番組なら、小さいテレビがある部屋へ。

一緒に見たい番組はふたりでソファに腰掛けて・・・


ああ、私たちふたりは、こうして暮らしてきたんだな、とつくづく思います。

私も仕事を持ち、友達があり、夫とは共有しない世界を持って

夫も夫だけの世界があり、私の入れるところと入れないところがあって。

ひとりがひとりでいられる世界があったからこそ、

ふたりの世界を大切にできるんだ、と痛感しました。

夫の定年は突然やってくるものではないのだから

長いふたりの暮らしのうちに、ひとりずつを大切にする習慣ができていれば

ふたりの暮らしはとても快適。


ひとりよりふたりのほうが・・・と、口ずさむことができる幸せ・・

それは長い二人の暮らしの向こうにあるものなのですね。



−2007.3.20−