2004.6


お酒

強かったんです、お酒。
 
二十歳の頃は数時間でビールワンケース飲んでしまったことがありました。
 
それからはジンにはまって、生意気にも小娘の分際で、
 
旅のホテルはマーティニの味で選んだりしてました。
 
ちなみにトップは東京丸の内ホテル、次点はお茶の水の山の上ホテルでした。
 

で、もう小娘でなくなった今、血圧が高くなって暫く禁酒していました。
 
先月あたりから解禁にしたのですが、ものすごく弱くなってて、もう500ミリの缶ビールでいっぱいいっぱいです。
 
姥ときめきの歌子さんの冷酒をほんの一合という酒量に近づいたようです。
 

その私が最近はまってる自家製カクテル。
 
白ワインに、ブルーベリーのシロップをいれ、氷を浮かべます。
 
それだけ。
 

夕食の支度に入るその前に、狭いベランダに出て、
 
マンションの隙間の夕空をみながらのカクテルタイムです。
 
雨の日は眼下の公園の緑が濃くなってなかなかいいもんです。
 

いろんな人といろんな場所で飲んだいろんなお酒。
 
でも、今まで、自分と二人で自分のベランダで
 
自分の好きな花たちと飲んだことはありませんでした。
 
いやあ、大人になるっていいもんですね。
 
それに、私のでたらめカクテルは
 
私に合わせて濃くも薄くも作れるってトコがミソなんです・・・・。
 

ああ、結局はひとりで飲むお酒が一番おいしいだなんて、
 
要するに私はわがままなんでしょうね。
 
-2004.6.27−

源氏物語

紫式部って、田辺聖子さんに似てらしたのではないかしら、 
 
とちょっと思い込んでしまっているUTAです。


私も学生時代、源氏の講義を男の先生から聞いた時は、

紫式部ってあんまり幸福でなかったように聞かされました。

晩婚でやっと結婚できたと思ったら夫に先立たれ、

娘を抱えて宮仕え・・・。

そういう不幸な寡婦が描いた夢の恋物語である、というふうな。

また、女の先生からは、王朝の不道徳な恋物語で、

現代の倫理観からはかけ離れたものである、というふうに。


それでも、幼い紫の上が「犬君(いぬき)が雀を逃がしつる」と

登場するところなど印象的に憶えているのです。

それは優れた近代文学を読んだ時に、

心に刻まれる一節と同じ光を放っていました。

といって、原典をスラスラ読めるような腕力もなく、また努力もせず、

明石の巻くらいまでは何とか拾い読みしていても、

大人になってから読み返してみようとは思いもしませんでした。


田辺聖子さんが水先案内して下さる源氏物語のおもしろさ、

文学としての深さ、登場人物の人間的な魅力は、若いときに知っていたなら、

日本の古典に対する姿勢も変わっていたのではと思います。

ほんとに、損をしました。


今、また最初から読み返していますが、何という適確で深い人間洞察の物語でしょう。

そうよ、女ってこうよね、人間ってこうなのよね、

と、紫式部の肩をポンッと叩きたくなります。


紫式部は、田辺聖子さんのおっしゃる通り、

佳い結婚生活を送った幸福な、

そして、腕力のある女人だったに違いありません。

夫もきっとおもしろい可愛げのある、そして、才能豊かな人であったでしょう。


私は、物語はすべからく、作家の幸福が溢れて形になったものでなくては、

真に普遍的にはなりえないと思っているものですから。

作家の幸福というのは、作家の賢さとも深く結びついています。

紫式部は幸福で賢い人であったに違いありません。

女は、何といっても、幸福で賢い語り手を信用するものなのです。

その信用が、源氏物語に千年の命を与えたのでは、なんて、すごく我田引水、

高校時代の古典のおじいさん先生に叱られそう。


でも、若いお嬢さん方。一度、騙されたと思って田辺源氏をお読みあそばせ。

えーっ、ウッソー。こんなお話だったのー、まじー?って思いますよ♪

−2004.6.21−


涼しいもの

  

風鈴はマンション暮らしでは近所迷惑ですし

簾も六階では風の影響が心配。

打ち水するほどの玄関もないし、

金魚を飼うにも水槽の掃除が大変。

せいぜい朝顔を植える程度だったのが、

こんな涼しげな寄せ植えを教えていただきました。

ポリマーという水色のゼリーみたいなのを土の代わりに使うんです。

早速二種類作ってみました。

百円ショップの小さな植物を植えて、ハワイみやげの日傘なんか使って。

石垣島の珊瑚も載せてるんですが、見えませんね。

こういうことして過ごす午後が一番涼しいのかも♪

ー2004.6.13−


接客業

今日は昼前にショッピングセンターで嫌なことがありました。 

今流行の雑貨屋さんで、ある品物を探していたのですが見つからず

店員さんに尋ねるとその品物自体を知らない感じだったので

説明しはじめると、いかにも面倒くさそうに、「ありません」と言われました。

で、食品なんかを買ってもう一度その店の前を通ると、あったんです、それが。

正面のディスプレイの下に。

で、それをレジに持っていくと、その店員さんは「あ・・」と言ったきり。

「これ、ありましたよ」と私。

「そうですね」と店員。

「ありませんと言う前にちょっと調べてもよかったんじゃない?」

「スンマセン」

「本当にない場合でも、もう少し言い方があるでしょ?」

ちょっと語気が荒くなる私に、彼女はフフンと笑って、

「ドーモ」

それから後のことは筆舌に尽くしがたいのでここでは省きます・・・。

去年、夫が胃の検査で性質の悪い癌かも、ということがありました。

検査結果を聞いた日、たまたま親友と会う約束があって、

京都のワインバーに行きました。

久しぶりに飲むうちに、私は彼女に夫のことを話してしまいました。

涙が出ました。

その時親友が言ってくれたことも忘れられませんが、

帰りのタクシーが来るまで少し時間がかかるその間に、

私と彼女の前にひとつずつワイングラスが。

カウンターの中のまだ若いソムリエが

赤ワインを注ぎながら「これは憂いを掃うワインといわれています」

狭い店の中のこと、聞こえていたのでしょう、私の話も。

「ありがとう」と言うのがやっとでした。

ワインは本当に憂いを掃ってくれました。

再検査の結果、夫は癌ではありませんでした。

私は一生あのソムリエのことを忘れないでしょう。

自分の仕事に詩を持たなければ、ただ消耗するだけ。

接客業は尚更、でしょう・・・・。

ー2004.6.10−


ブラシの木!



この花の名前がわかりました。  

ブラシの木。金宝樹。カリステモン。

オーストリアの花で明治に渡来したそうです。 

そのまんまの名前に思わず笑いました。

−2004.6.8−


整理整頓

  

やっとパソコン周りを整理しました。

こんなのちっとも綺麗じゃないって言わないでください。

私にしてみれば、もうほんっとーに頑張ったんですから。

こんな狭い空間に信じられないくらい不要なモノが山積してました。

画面左のバティク布カバーの下に

買って一ヶ月で新品と交換したプリンターがあります。

カレンダーのかかっているのが、

我が家で一番小さな本棚です。

広辞苑とか資料用の書籍とか

読書とは縁のないものが入っています。

パソコンに繋いだスピーカーは

息子からの誕生プレゼントです♪

そして、問題はこれを撮影している右にある書き物机です。

勿論そこは魑魅魍魎の世界で、

とてもお見せできる状態ではありません。

どうしてこういうのをアップするかというと・・・・

こんなことでもして晒さなきゃ、私、もうゴミおばさんになっちまいそうで・・・。

主婦のホームページで、

お掃除の状況をアップした写真を見て、反省したりしてます。

明日は畳屋さんがおいでになります。はぁぁぁ〜〜〜。

掃除や整理整頓が嫌いなのに、

何故か毎日そればっかりやって消耗してます。

この突然やってきた強制的整理整頓期が

早く過ぎていってほしいですぅぅ。

−2004.6.7−


童心

何て嫌な、というのも嫌な、事件が起こることでしょう。

小学生が同級生を殺意をもって殺してしまうとは・・・。

それが掲示板の書き込みとか、チャットとかに

原因があるような記事を今日読みました。

そうかなぁ・・・そういうハードが問題なのかなぁ・・・

子供が安心して子供でいられないような社会や家庭を拵えていないかしら。

私のサイトにやってきたアラシの人のすることを見ていても

この人は愛されて安心した幼児期を過ごしたことがあるのかしら、

と思ってしまいました。

攻撃的であるということの裏には、誰も愛してくれない、

という叫びがあるように思うのです。

自分が誰かのかけがえのない存在であると信じていられれば、

人は人に破滅的で卑しい攻撃はしないと思うのだけれど。

かといって、私は今回の加害者の親が悪いと断罪はしません。

この世には、どうしようもない、悪、というものが存在すると思います。

何がどう転んでも、決していいようにはとらない、悪。

それもないとはいえないのですから。

それでも、もう一度、私は考えてみたいです。

愛していると、子供に伝えているか。

あなたはかけがえのないものであると子供に伝えているか。

何よりものびのびとした童心を身の内に持つことが、

生きていく力になると思います。

そして、童心は大人の愛なくしてどうして育むことができるでしょうか。

−2004.6,2−