2004.4

えそらごと

空に描いた絵のように

儚い

あるかなきかの

幻ごとに

胸が震えるのは何故でしょう


本当に本当のことは

えそらごとの中にあると思うのは

それは私だけでしょうか


空に描いた絵の美しさは

永遠不滅と思うのも

わたくしひとりのえそらごとでしょうか


-2004.4.28-


エレベーター・ホールに彼がいました。

スポーツ倶楽部からの帰りのようで、ちょっと髪の毛が濡れています。

抜けるように色が白く、まるで拵えて填め込んだような漆黒の瞳。

先日見かけた時は足にギブスをしていたので、もう大丈夫なの?と尋ねてみました。

だって、彼ったら、ずーっと私のこと見て話したそうにしてんだもん!

まだ少し・・と彼は言って、五月まではかかるだろうって言いました。

僕の誕生月だから、とつけくわえるので、私もよーっ、なんてね、いや、ほんとだから。

何日?なんて尋ねられちゃって、いやもう、話は弾みまくりました。

私の周囲の男の子のなかで彼は一番の美形。

顔を合わせるたんびに何かニコッとしちゃう二人だったんですよーん。

彼は若いのに、すごく言葉づかいが綺麗で、どこかしみじみと古風なところがステキなんです。

で、本日はお互いのプライベートに踏み込んだお話ができて、

私たちはバイッなんて手を振って別れたのでした。

何てかわいいのかしら。彼に弟がいるのは知ってましたが、

五才も離れてるとは知りませんでした。

弟、でっかい。3才にしては。

ー2004.4.21−


整理できない女

それは私です。

とはいえ、物には限度というものがあります。

食卓の上に色々なモノが載って、テーブルの下や冷蔵庫の横なんかにも、

ちょっと訳のわからないモノが山積。

で、本日は大汗かいてそいつらを整理しました。

大きなゴミ袋に2杯のゴミがでましたよ、フフフフ。

で、私が思ったことは、捨てるっちゅうことです・・・・。

とにかく、モノを捨てるといいんじゃ!

と、わかっていても、いつか使うかも、とか、もったいない、とか

めんどくさい、とか思ってモノをとっておくんですね、私は。

蓋の無くなった密封容器なんか、8個も。

それとガラス瓶。大小色々。

きれいなの3個だけ残して全部捨てちゃいました。

すーーっきりしました。

何が必要か、それを見極めるのは渦中にいる時は難しいかもしれないけれど

少し距離をおくと、見えてきます。

捨てるって、何か、すごく大切なことを含んでいるように思う・・・・。

綺麗に見えたキャンディの缶も、使わず埃にまみれていれば、

やっぱり私のモノじゃない、と思えます。


さて、今度は書物机とパソコンまわりを整理しましょう。

あそこにはもっとドロドロと捨てられないモノが・・・・。

人は生まれ変わるかわりに、モノを捨てる!?

−2004.4.15−


陥穽

大切な仲間のあなたに。

自分の心にタカをくくってはいけません。

人間の心は、弾みがつくとどんな転がり方だってするんですから。

そして、何が弾みになるかは、誰にも予想することはできません。

あなたは、自分に自信があって、いざとなったら、

いいえ、いざと、なんてなるはずがないって思ってる。

そんなことはない。

心は不思議です。

自分の心なのに、自分ではどうすることもできないのですよ。

言葉は心に一番近い窓。

あなたは窓を開けずにはいられなくなっていますよ。

心が飛び出すのはもうすぐです。

本当に命を賭けて、心と一緒に転がれますか?

でも、私も、他の誰も、黙って見ているしかないんです。

だって、恋は落とし穴。あなたにも今は見えない。

どうぞ大きな怪我をしないで。

駆けて行くあなたを止める術を私は知らない・・・・・。

ー2004.4.14ー


全集入手

集英社刊

とても美しい2巻を本日手にすることができました。

皆様にお見せしたい!!

私のイメージする田辺ワールドそのものの、装丁です。

田辺聖子さんを愛する編集者が心を傾けてこしらえられたのだと思います。

満開の桜の中を行く電車に、全集二冊を膝に揺られているのは至福の心地でございました。

昔から本を買って帰る時はご機嫌なのですが今日は特別でした。

この美しい本たちのために、大急ぎで机まわりや本棚を整理せねばなりません。

何しろ、箱も白が基調なんですから。

そして、何よりの感激は、短篇の最初が「うたかた」

最後が「雪の降るまで」だということです。

どちらも大好き。特に「うたかた」は恋愛小説の大傑作だと思います。

書籍そのものの布装丁の色は紫と茶なんですが、

これは絶対和の色名があるはずなので今から調べます。

茜とか墨色とか群青とか、ああいう名前がついているに違いありません。

こういうことを調べるのが好きなんですよー。

田辺聖子全集という金文字の書体も綺麗で、何てバランスのいい美しいお名前だろうと

うーーっとりしてしまいました。

5巻の装丁画が越路吹雪さんをモデルにしたものだったこともなかなかいいセンスです。

これから装丁も楽しみ。花衣ぬぐやまつわる、にはどんな装丁画がつくのかしら。

わくわくわくわく〜〜〜〜〜〜。

−2004.4.5−