2004.10

難しいことだけど・・・

テレビで新潟の被災地の様子が映し出されます。

おにぎりが到着して、小さな子供もみんな並んで一個ずつ貰っています。

その中にこんな映像がありました。

書こうかどうか、迷ったんですが。

小学校高学年の姉妹らしい二人が、おにぎりの中身をあれこれと選んでいるんです。

キライな中身らしいのはポイと置いてまた次のを物色しています。

後ろには物凄い数の人達が順番を待っています。

係の人が控えめに「待ってる人がいるから早くして」と言いました。

二人は別に何の反応もありません。

映像はそこで切れたのでどうなったかは不明ですが・・・。

被災して心に傷を負っているだろうから、

せめて、おにぎりの中身くらい選ばせてあげたら、とは、私は思いませんでした。

ひとたび事が起きたとき人間の品位が問われるのだ、と子供に教えなければなりません。

それはどんなときでも、人間として生きたいのなら、教えるべきです。

食物アレルギーがあるなら、それをきちんと伝えるべきだと教えなければならないのです。

どんな修羅場にいても、自分を人間として保つなら、

人間としての恥を知らなければなりません。

それを子供に教えてやってほしい。

恵んでやってるんだから、キライな中身でも我慢して食べろということではないのです。

非常時ということを、認識させてやらなくて

どうしてこれからの長い時を耐えていくことができるでしょうか。

守る、ということは、何より力をつけてやることであって、

やみくもに我儘を許すということではないのです。

困難に立ち向かう力、それは自分を卑しくしないこと、誇りを失わないこと、

何より他者を思いやること、そこからしか湧いてこないと私は経験から思います。

子供たちに真の「困難に立ち向かう力」をつけてやってほしい。

私はあの後あの姉妹が両親に厳しく叱られていてほしいと心から願います。

例え、そこが、全てを失って身を寄せている避難所であるにしても・・・。

−2004.10.27−


アボカド2

9月16日の雀のあしあと、憶えてくださってますでしょうか?



サラダに使ったアボカドの種、水に漬けておいたら小さな芽が出てきました。

それからアボカド君はどんどん伸びて、どうしたらいいのか、

ネツトで検索してみましたら、ありました、ありました、アボカドのサイトが。

10センチ以上になったら鉢植えにして育てると綺麗な観葉植物になるそうです。

その画像もアップされてて、ちょっと感動。

(アボカド好き! http://www.hat.hi-ho.ne.jp/heart_thoughts/avocado/)

でも、10センチになんてなるかなーと思ってましたら、なりました♪ 水だけで!

で、今朝、鉢植えにしました。もう13センチありますよ。



それにしてもネット検索ってほんとーに便利♪

−2004.10.24−


負け犬

田辺聖子全集第二巻の惹句に「元祖 負け犬」として使われた言葉です。

「負け犬の遠吠え」(酒井順子著)という本からの引用だと思われます。

負けって、犬って・・・・次にくる遠吠えを書きたかったから

こういう言葉を選んだのかもしれませんが、何か哀しすぎませんか。

道に寝転がって泣いている酔っ払いの女の人を見るような、

何とも目を背けたい無慙なものを感じてしまいます。

その本を買って読みました。

何の主張もなく、ただご自分の現状を述べ、

こんな女が多いのよという、ただそれだけの本でした。

結婚せず子供がいないことを負けと思われるのはご自由ですが、それはあなたのことで、

みんなが負けと思っているわけでも思わなければならないわけでもないでしょう。

もっと簡単にいえば、それがどうした?というのが率直な私の感想です。

三十五なんて、まーーだまだ子供じゃないですか。

それを過ぎたから何だというのです。

自分にも世間にもタカをくくってるとしか思えません。

あのねー、おばさんがいいこと教えてあげる。

人生はねー、フシギに満ちてるのよ。

負けだの勝ちだのでは括れない、美しいファンタジーで一杯なのよ。

遠吠えなんかしてないで、ここへ裸足で出ておいで。

子供がいない、結婚してない、なんて、そんなつまらない靴を脱いで・・・・。

何にせよ、貧しい本でした。

貧乏よりも貧乏たらしいことのほうがうんと恐ろしい、

とはこういうことを言うのですね。

−2004.10.20−


お皿がスキ



かわいいお皿がすきです。

左の楕円形のお皿はアスパラ用ということです。

マヨネーズかドレッシングを入れるくぼみがついていて、

太いグリーンアスパラが盛り上がっています。

北海道の太いホワイトアスパラが大好きなので

このお皿に盛って出すととても楽しいです♪

勿論アスパラだけでなく

先日は生椎茸のバター焼きを盛りました。

やっぱり野菜用に使ってますね。

手前右が、平野レミさんの料理本でみて、欲しいーって思ったお皿。

偶然デパートのイタリア展で見つけたときは目を疑いました。

手長海老とイタリアンパセリとライムがリアルに飾ってあります。

これもシーフード専用に色々楽しく使っています。

そして、奥の賑やかなお魚は、

ハワイで見つけて大切に持って帰りました。

壊れたら諦めようと思ってましたが傷ひとつなく、

スーツケースの底から出てきた時はほんとに嬉しかったです。

この三枚が今一番好きなお皿で、我が家でこれが揃って出てくるのは、

大好きなお客さまパーティの時に限ります♪

−2004.10.16−


いただきもの♪



こういうものを、夫がスーパーのナイロン袋に入れて

無造作に持って帰ってまいりました。

会社から全社員に配られたというのです。

夫が今勤務している会社は社員百四十人、以前の会社の十分の一です。  

現在の会社は折にふれ色々なものをくださいます。

節分には巻寿司、秋の初めにはとりたての葡萄、

しかし、これはまさか、国産ではあるまいと思いましたが、

香りが普通ではありません。

トラック一杯国産物を買うのだと夫はいいます。

うーー、と私はうなりながら松茸ご飯を炊きました。

勿論一本だけ使って。

キッチンに漂う頭が痛くなるような松茸の匂い・・・。

しあわせです♪

−2004.10.14−


こころざし

高野文子さんという漫画家の「るきさん」という作品が大好きです。 

るきさんは医療事務の仕事をしている一人暮らしの女性で、

会社員のえっちゃんという友達がいます。

るきさんは流行にも男にも結婚にもとんと興味がなく、

切手集めが趣味で、恬淡と暮らしています。

えっちゃんは正反対、

会社の年下の男の子にも興味シンシンです。

ちっとも交わらない二人の日常が何度読み返してもおもしろく、

何かといえば寝転んで「るきさん」をめくっています。

ところが、作者の高野さんはるきさんみたいな女性が嫌いなんだそうです。

最後にるきさんは外国それもベニスだかなんだか

そんなところへポンッと行っちゃっておしまいなんですが、

そういえば心ない終わり方のようにも思います。

バブル全盛の頃の作品ですからるきさんみたいな人は却って新鮮だったのかも。

高野さんはるきさんが嫌いな理由として

「私は志を持たない女は嫌い」と言ってらっしゃるとか。

なるほど。私がるきさんを好きなのは、

一種のスーパーウーマンとしての憧れがあったんでしょう

・・・・だって、こんなに恬淡とは生きられないもの、人間なら。

欲を離れれば人間はこんなに軽々と生きられる・・・それが「るきさん」。

ましてや志なんか持ってしまえば、不自由極まりない日々です。

私は絶対るきさんにはなれない、そう思ってみるから、

デパ地下でハムカツ買うるきさんがステキなんですね。

こんな風に生きられたらなぁ、と思うけれど、

もうここまで生きてしまってはるきさんにはなれません。

こころざしを貫き通せる自信もないのに、

もうそれを持たなかった昔には戻れない・・・

やっぱりるきさんには外国に行ってもらうしかないですね。

−2004.10.10−


はじめてのUSJ

(今回だけは全画面表示で見ていただくのがいいかと)

こちらにも遊びに来ていただいてるハルさんちのUSJオフ会があり、

プンランデンのママさん、それにおなじみキャワイイ

うれしさんこと恵さんとご一緒させていただきました。

初めてのUSJ、通のハルさんのお陰で

ほんとに効率よく回ることができましたよ。

いいお天気で、サイコーでした♪


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入るとすぐこういう私の好きなお家がたーーくさん♪

これがウォーターワールド。スタントが凄いです♪  



こういう町並みを歩いて、笑って・・・・

スパイダーマン、ターミネーター、バックドラフトにジョーズ・・・・

お昼は三時間の飲み会でしたよ♪


夕方になるとハロウィンのパレードです。 

怖いというより綺麗でした。

で、おみやげは↓です。スパイダーマンのお顔のデザインが気に入りました♪

クツション缶入りチョコ

この後まだまだオフ会は続いたのですが残念ながらその画像はアップできません(笑)

とてもステキな秋の一日でした♪

−2004.10.7−


秋の万博公園

  

こんなにいいお天気だったので、

近くの万博公園にお散歩に行ってきました。

こういう何でもない景色がとても好きで、 

万博公園には子供たちが小さい時から本当に日曜毎にやってきました。

木陰から今にもバンビや森の小人たちが現れそうで・・・。

現れたのはこんなかわいい汽車でした。

膝に自信のない私は250円でこの汽車に乗りました。

木陰をガタガタ汽車は進み、私はコスモスの丘で降りました。

 まだ蕾が多いコスモスの丘ですが、とっても明るくて。

何か現実離れした風景でした。  

丘はコスモスを撮影する人たちがたくさん。

モデルさんは、こんなに可憐です・・・

さて、次は薔薇園へ。咲いてるかなぁ、と出かけたら・・・・

咲いてました、今が見頃。これはマリアカラス。

この薔薇園で一番好きな薔薇、ブルームーン。 

風邪が強くてぶれてます・・・。

プリンセス・ミチコ

ミスター・リンカーン  

天津乙女

万博公園は人工の川が流れていて

道のあちこちには萩も咲き乱れています。

木のてっぺんからそろそろ紅葉が。

秋はゆっくりとやってきているようです・・・。

−2004.10.4−


  

詩が好き

とても詩が好きですが、自分で詩人ですと名乗る人の詩で

感心するのに出会ったことがないという不幸な境遇です。

私の好きな詩人、茨木のり子、金子光晴、まど・みちお、

阪田寛男、谷川俊太郎、そして、新川和江です。

茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」は有名ですが、

新川和江さんの「わたしを束ねないで」はご存知でしょうか?

私が少女の時からずっと一番好きな詩です。





わたしを束ねないで     新川和江



わたしを束ねないで

あらせいとうの花のように

白い葱のように

たばねないでください 私は稲穂

秋 大地が胸を焦がす

見渡すかぎりの金色の稲穂


わたしを止めないで

標本箱の昆虫のように

高原からきた絵葉書のように

止めないでください わたしは羽ばたき

こやみなく空のひろさをかいさぐっている

目には見えないつばさの音


わたしを注がないで

日常性に薄められた牛乳のように

ぬるい酒のように

注がないでください わたしは海

夜 とほうもなく満ちてくる

苦い潮 ふちのない水


わたしを名付けないで

娘という名 妻という名

重々しい母という名でしつらえた座に

坐りきりにさせないでください わたしは風

りんごの木と

泉のありかを知っている風


わたしを区切らないで

,(コンマ)や.(ピリオド)いくつかの段落

そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには

こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章

川と同じに

はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩




あらせいとうとはストックのことです。
−2004.10.4−


10月1日

特別な記念日がやってきました。

去年の今夜、私と夫は一泊の人間ドックで大阪中ノ島の病院にいました。

最上階のホテルのような部屋で、豪華な食事をとっていました。

昼の間に検査は殆ど終わり、翌日の僅かな検査を残すのみでした。  

私は努めて明るくしていました。

でも、胸の中は不安で一杯でした・・・・。


夫は数年前に早期退職をして、子会社に勤務していました。

夫自身は仕事内容が変わったこともあって、

色々苦労もあったようですが、

周囲もよく知った人ばかりで、

会社が変わったという意識は無く

配置転換という程度の受け取り方でした。

家族は、もう全く以前と変わらぬ暮らしで、

暢気に夫婦で旅行したり楽しくやっていました。


十月一日の朝十時、私たち夫婦は病院の人間ドック受付で

のんびり順番を待っていました。

新しい立派な病院はまるで高級ホテルです。

二人でちょっとした旅行にきたようで、

その上検査もしてもらえるのです。

これから一年に一度は来ましょうね、

などと話していました。

夫の携帯電話が鳴って、彼は廊下に出ました。

帰ってきた夫が言いました。「本社が会社更生法適用を申請した」

子会社は、自己破産しました。


大丈夫、何とかなる。退職金ももう貰ってあるんだし。

とにかく身体が一番。

大丈夫よ。


中ノ島の灯りが部屋から綺麗に見えました。

沢山の人たちがまだ働いている灯りです。

夫にはもう、働く会社はないのです・・・。


それから、私はできるだけ暢気にみえるようにしていました。

ホームページを更新したり、ネットで新米を買って

それでおにぎりを作って二人でハイキングにでかけたり・・・・。

検査の結果が出て、夫も私も胃カメラの再検査をいわれました。

そして・・・。 夫が悪性の胃癌の疑いがあるといわれたのです。



今日、私は神戸に買い物に行ってきました。

おいしいパンを買いに。

夫は今会社から帰ってきてミートローフを食べています。

胃癌ではなかったのです。

三ヶ月の後、夫は近くの会社にのぞまれて、毎朝自転車で元気に通勤しています。

あんなに辛かった日々・・・・。

友達に支えられて、私は崩れずに生きてこられました。


明けない夜はない、本当にそう思います。

望みを失わないこと、泣ける場所を持つこと・・・・。

今、渦中にいる人があれば、私はその人を抱きしめてそう言ってあげたい。


今年も、10月1日が、ここにこうして在ります・・・・。

−2004.10.1−