SUZUKI Goose350

初めて「おっちょこちょい」とか「ドジ」とか言われたのは何時頃だったでしょうか。僕がモノゴゴロついた頃には、日夜、名前の様に呼ばれていた気がします。『三つ子の魂百まで。』とは良く言ったものです。相も変わらずおっちょこちょいな様で。

幼少時はチョロQのゼンマイ部を壊しまくり、小学校に上がればミニ四駆のモーターを焼きつかせ、はたまたお気に入りだった時計を分解したものの元に戻せなくなって号泣したり、中学に上がってはラジカセを分解しTVを分解し便利道具から、唯のガラクタにしてきました。

高校生になってからは、もうご存知の様にバイクを弄り壊してばっかり…決して壊すのが目的じゃないんですがねぇ。周囲の皆様にはクラッシャー(壊し屋)or転び屋の肩書きを頂きました。

ま、そんな人間なんで、ご多分に漏れず、Gooseもやっちまいやがりましたよ。オレっちは。

初めて4stの腰上を開けましたが、油冷シングル良かったなってのが正直な感想。もともと、自分で弄れるだろうからと思ってGooseを選んだんですが。

4発だとこれが4つある訳だし、DOHCだったらカムが2つある訳だし、水冷だったら水抜いた上にウォーターポンプも外さなきゃいけないし、分解に伴いシールやらガスケットの新調とお金も莫大に掛かる訳ですから。

思ったより簡単な構造で、なんとか自分の許容範囲に納まっているハズ…。手抜き作業をしなければ特に問題は無さそうです。

唯一問題があるとするならば、『オッチョコチョイ』と言う所だけですかね。

確かに作業が段々と難しくなるに連れても費用が安いバイクですね。金銭的にも満足的にも良く出来たバイクだと思います。

自分で整備出来るというシンプルな楽しさ。

適度の面倒臭さ。

操る楽しみがある。

自分で弄る事が出来るからこそ飽きが来ないし愛着も湧く。

維持費も安いから長く所有できる。

これは原付や小型などにも言える事ですが、高速に乗れなかったり法定速度があったり、どうしても車の流れに乗りづらい全開走行を強いられるなど、どうしても使用範囲が狭まってしまいます。

確かにGoose自体も非力と良く言われますが、峠の上りとかコーナーリングスピードが高いコース以外では気になる事はないでしょう。あくまでも、ライダーがマシンとの一体感を楽しめるバイクなのですよ。きっと。

オーナーとしての贔屓目を省いたにしても、廃盤になってしまったのが悔やまれる車両だなと思いました。

そして、いつのまにやらGooseが大好きになっている自分がいたりしてビックリさせられました。東京にいる間のツナギのつもりでいたのですが、今となっては手放すつもりは更々ありませんから。

兎に角、嫌な面ばかり目立つのバイクでした。スズキのマークが多かったり青かったり(赤が好きなので)、シングルだったり(排気音が嫌い)。でも、それに余る潜在的な魅力があったのでしょう。今こうして所有できて良かったと思えるマシンとなりました。

我が家(といっても独り者ですが)NSR50と一緒に殿堂入りが確定しました。

人それぞれ価値観は違うでしょうが、それぞれにあったバイクに出会えるといいですね。


2004/06/14 : ほろ酔い気分で書いたdiaryより。