ファンタシースター歴史年表

ファンタシースター1からファンタシースターオンラインに至るまでに起こった出来事、世界観を紹介
多分に独釈が含まれているので、公式年表とは異なる部分もあるかもしれません。
未プレイの外伝等については可能な限り調べて矛盾が出ないようしてありますが、年表に含めて言及はしていません。



遥か遠い昔。光と闇の精神生命体(ここでいう光・闇はそれぞれの持つ性質であり、善・悪とは関係ない)の戦いが起こり、光の精神体が勝利する。
光の精神体は闇の精神体を封じるシステムとしてアルゴル太陽系を創造。モタビア、デゾリス、パルマの3惑星の力で闇の精神体を封じる。
この封印は千年周期で弱まるため、このとき封印の力を強くするための護り人として、それぞれの惑星上にモタビアン、デゾリアン、パルマ人を置く。また千年期の到来を知らせるために公転周期千年の惑星リュクロスを創造。ここにも護り人としてレ・ルーフという精神体に近い人々を置く。
幾星霜もの時が過ぎ、リュクロス以外の各惑星の護り人たちはいつしか自分たちの使命を忘れる。封印が解けこそしないものの、千年期を経るごとに弱まっていく。
ファンタシースター2にて崩壊した惑星パルマから旅立ち、その2千年後ファンタシースター3にて船内に顕れたダークファルス(封じられた闇の精神体の憎悪が実体を持ったもの)を封印した宇宙船アリサV、ブラックホールの影響でその1万年前の地球に辿りつく。
(ただしこれはファンタシースター3の4つあるエンディングの中の一つ)
地球人にアルゴル太陽系およびダークフォトンの知識が伝わる。
『ファンタシースター』
AW341年。3惑星の統治者ラ=シークがアルゴル太陽系の出生の秘密を知り、時空の門を形成。闇の精神体に触れてしまう。精神を乗っ取られたラシークは以後、恐怖政治を開始。狂王ラ=シークと呼ばれるようになる。
翌年、兄を特別警察に殺された少女アリサを中心にタイロン、ミャウ、ルツらによってラ=シーク打倒。背後でラ=シークを操っていたダークファルスの打倒にも成功。
アリサ、前王ランディール王の娘であることが判明。
同年アリサ、女王として即位。
ダークファルスの研究を続けていたルツが、時空の門が完全には閉じられていないことに気づく。
以後千年ごとにダークファルスの顕現を許してしまうことになる。
ルツは対抗する手段としてエスパー組織を設立。自らは冷凍睡眠に入り約千年後のダークファルス再来に備える。
地球から来た宇宙船ノア、アルゴル太陽系に到来。この時点で地球は星の寿命により既に住めなくなっており、ノアの乗員らが最後の地球人類となっている。
アルゴル太陽系に着いた地球人は、アルゴルの人々との共存ではなく支配を選択。それから約二十年ほども身を潜めている。
(地球人たちはダークフォトン研究により生み出したダークファルスを完全に制御下に置いている。それゆえに3惑星にいるオリジナルのダークファルスを警戒したと思われる)
AW843。3惑星が一直線に並ぶ「合」が発生する。パルマとモタビアの軌道が入れ替わり、各惑星とも主要都市は壊滅する。
このときランディール王家の者が宇宙船で脱出しようとしたが、地球人の手によって撃墜されている。
(なお「合」の発生はPS公式設定資料集には載っているが、シリーズ作品内でこれについて語られることはない)
「合」からの復興が急速に進む。しかし、このあまりにも急速な復興は、アルゴル人たちの誰もが気づかぬうちに、地球人らが宇宙船ノアのメインコンピューターである「マザーブレイン」を核としたネットワークを構築したためだった。
この頃ルツが冷凍睡眠から目覚め、後にPS2の主人公ユーシスらを導く。
『ファンタシースター2〜還らざる時の終わりに〜』
AW1282。復興した世界は完全に「マザーブレイン」に支配された世界に成り果てていた。
その一方でモタビアではバイオシステムが変調を起こし、凶暴なバイオモンスターが大量発生する。
気象衛星アメダスからバイオシステムにエネルギーが流れ込んでいることが判明。アメダスにて主人公ユーシスの義理の妹ネイが、人を憎みバイオモンスターを生み出す存在ネイファーストから分化した善性の存在であったと判明する。ネイ同士の戦いにてネイ死亡。
ちなみに「ネイ」の名前には「〜にして〜にあらず」という意味があり、作られた人間であるネイ自身は「人にして人にあらず」の意味となる。またネイの名を冠する武器の存在が明らかになり、これは「武器にして武器にあらず」―すなわち光の精神体の力に拠らずして闇を封じる力を持つ伝説の武器という意味となる。
ネイの名は以後シリーズを通して伝説の存在となる。また後のニューマンの原型でもある。

人工衛星ガイラの墜落により惑星パルマが消滅する(対消滅反応炉が積んであったためらしい)。このとき約四百隻の巨大宇宙船が多くのパルマ人を乗せて脱出しているが、(オリジナルの)ダークファルスによってほんの数隻を残して撃墜される。その後ダークファルスは残った宇宙船に取り付いたまま外宇宙へ向かう。

一方でユーシスらは、ルツや、海賊船ランディール号の船長タイラーたちの協力を得てマザーブレインの本体がある宇宙船ノアに到達。ダークファルス(地球製)顕現。シリーズ内では最も弱く、割とあっけなく倒される。
マザーブレインの崩壊。地球人らの存在とその陰謀が明らかになる。

無数の地球人の群れの中に、ユーシスたちは突っ込んでいく。地球人への手向けの言葉は「滅びゆくものは滅びるがいい!」だった。
『ファンタシースター4
〜千年期の終わりに〜』

AW2284。マザーブレインの破壊と同時に文明が根底から崩壊したため、文明の水準は低い。

3惑星が闇の精神体の封印システムだったこと、それを作ったのが光の精神体「大いなる光」であること、「大いなる光」は既にアルゴル太陽系にいないことなどが未だ自らの役割を果たし続けていた第4の惑星リュクロスの護り人たちから明かされる。
(「大いなる光」はPS2のパルマ崩壊時に宇宙船に取り付いたダークファルスを追っていったものと思われる)

またダークファルスとは闇の精神体そのものではなく、異次元空間「闇の淵」に存在する「深遠なる闇」の憎悪が実体を得たものであると判明する。

ダークファルスと3度に渡り戦い、その後ついに「深淵なる闇」をも打ち倒す。
これによってアルゴル太陽系の人々は護り人としての使命から開放される。
AW2300前後。パルマ崩壊時に脱出した宇宙船の一つ「アリサV」の中でライアという人物にダークファルスが取り付く。
オラキオという人物によって解放されたライアは、オラキオと共闘。宇宙船の7つのドームと、ダークファルスの名前を封じる「オラキオの剣」によって「ダークファルスなる者」をこの世界に存在できなくすることに成功。千年期を乗り切る。

後に史実の歪曲が起こりライラとオラキオの戦争として記録に残る。
アリサV内はオラキオの末裔とライアの末裔を名乗る二派に分かれる。
AUW1963〜2018。パルマ崩壊時に脱出したある宇宙船内で、国家(当然宇宙船内の国家である)に家族を奪われた四人の刀匠が、怨念を込めて四振りの刀を打つ。

それぞれ散華(サンゲ)、夜叉(ヤシャ)、神威(カムイ)、顎門(アギト)と名付けられる。
『ファンタシースター3
〜時の継承者〜』

結婚システム導入。全3章の構成となっており、各章の終わりに選んだ結婚相手によって次の章での主人公およびエンディングの内容が変わる。

オラキオの民ケインの婚姻の儀式の最中、婚約者のマーリナがライアの民を名乗るドラゴンに連れ去れらる。自分を助けてくれたリナという少女とともにケインはマーリナ救出の旅を始める。

この世界が7つのドームから成っていることが判明する。各ドームの封印を解くことでドーム間の移動が可能となるが、これが封印されていた「もの」を解くことになってしまう。
第二世代にて月と思われていたものが実は人工衛星だったことが判明。
千年前のライラとオラキオの戦争が、実は二人の共闘であったことが判明。
自分たちのいる世界が、惑星上ではなく宇宙船「アリサV」だったことが判明する。

第三世代にて伝説の「オラキオの剣」を入手。このとき千年前に施されたダークファルスの名前の封印が解かれる。
この剣を含めた五つの武器は後に「高い知識を持った人々」の手によって究極の武器「ネイ」シリーズとなる。

自分たちの行為が結果的にダークファルス復活に手を貸すものであったことが判明する。
ダークファルス復活。これを倒す(ただし従来のような撃破ではなく一時的な封印となる)。
AUW2300前後。四刀に、この宇宙船について来ていたダークファルスの邪気が取り付く(千年期)。

ツミキリという名の刀によって四刀とその力が封印される。ツミキリはその後「封印ノダチ」と名を変える(PSOでレア武器として入手可能)。その後アギト以外の三刀がミヤマ家の管理下に置かれる。

宇宙船は破壊され、生き残った人々がある惑星に辿り着く。
これがPSOの舞台となる宇宙船パイオニアT・パイオニアUの人々の母星である惑星コーラルとなる。
エンディングは4パターン。
1:さらに宇宙を流浪し、同型艦「ネオパルマ」と合流。新天地を目指す。
2:新惑星を発見する。
3:主人公の妹の予知夢によってブラックホールを回避、新天地を目指す。
4:ブラックホールに突入し一万年前の地球に辿り着く。

1が正当な流れに則ったものとなる。また4を選択することで地球へアルゴルとダークファルスに関する知識が地球にもたらされることになる。
これらは両立しないが、そこはそれ。
「アリサV」新惑星を発見。降り立つ。
「アリサV」、ダークファルスを封印した部分を切り離し、地中に埋める。ダークファルスを追ってきた「大いなる光」によってアルゴルの三惑星モタビア、デゾリス、パルマの封印と同じ仕組みのムゥト、ディッツ、ポウムの三本の石碑による封印を施される。

再封印が完了したことで「アリサV」(および「ネオパルマ」)に乗っていたパルマ人たちは護り人としての使命から解放される。
彼らはこの惑星に住むことをせず、再び旅立ったものと思われる。
次の千年期が近づく。未だ「大いなる光」の使命から解放されていない惑星コーラルに住み着いた人々に使命を果たさせるため、隕石にマグ細胞(いわば「大いなる光」が生み出したライトファルス)を付着させ、コーラルに送り込む。
無人探査船が隕石の出発点に到達。惑星を発見し「ラグオル」と名付ける。
恒星間移民計画「パイオニア計画」が始まる。

本星政府に深く介入する犯罪組織「ブラックペーパー」がダークフォトンに注目。移民計画の裏で、ダークフォトン研究のためのラグオル調査という計画が濃厚になっていく。
先遣隊として出発した移民船「パイオニアT」には、ブラックペーパーの息のかかった科学者や軍人、技術者などが多く乗り込んでいた。
「パイオニアT」、ラグオルに到着。パイオニアT自体を解体してラグオル上に街を作る。しかし街の中心であるセントラルドームは予定よりも12%小さく作られた。この分の資材によって、洞窟の奥から遺跡(朽ちた宇宙船「アリサV」)に繋がる坑道が作られる。
ダークフォトンを対象としたバイオ実験が進む。そんな中生み出された生物「β772」が脱走。原生生物らに体液を注入することで肉体を変質、凶暴化させる特性を示す。
Β772は自らも凄まじい速度で自己進化を重ね、最終的に巨大なムカデ状の生物となる。坑道の排水を外へ流しだすための下水管の中に棲みつく。
ハンターズ(民間警察組織)のヒースクリフ・フロウウェンが遺跡に行った際、ダークファルスの幼生体と戦闘。撃破に成功するも、フロウウェンはダークファルス細胞の侵食を受ける。公式に死亡ということになり、自らの体を研究素材としてラボに提供する。
人工知能「オル=ガ」を埋め込まれ、人の手で制御可能なダークファルスとして期待されるが暴走。
フロウウェン、驚異的な精神力で最低限の自我は保ち続ける。
『ファンタシースターオンライン』
第二移民船「パイオニアU」がラグオルに到着。セントラルドームと通信回線を開こうとしたその瞬間、ラグオル上に大爆発が起こる。
(なおここでいう通信回線とは転送装置のようなものだと思われる。クエスト「心のかたち」の依頼主であるエリ=パーソンと、パイオニアTにいたカルスがメールで交際していていたという話から、通常の意味での通信は普通に行われていたことが判る)

爆発は遺跡で調査を行っていた研究者や軍人が、闇の意思に操られて封印装置の一部を破壊したためダークファルスの力が解放されたことによる(オンラインクエスト「夢幻のごとく」にて壊された封印装置の残骸が見られる)。
ダークファルスの解放に、ガル=ダ=バル島にいたフロウウェン=ファルスが共鳴。島中の人々を取り込んで「オルガ=フロウ」として覚醒する……が、なおまだ自我を残す。
原生生物が凶暴化、坑道の工作機器が暴走し始める。フロウウェンの弟子にしてパイオニアUのタイレル総督の一人娘リコ=タイレル(ハンターにして科学者。通称は赤い輪のリコ)が原因究明に向かうも消息不明に。
パイオニアU、軍人より機動性に優れるハンターズらによる原因究明に乗り出す。総督からはついででいいから行方不明のリコを探してくれないかと頼まれる(管理職のつらさ)。
なおタイレルはパイオニアUに搭乗しているハンターズの総督であり、パイオニアUの総責任者ではない。またオンラインでのみ見られる真エンディングの中で、タイレル総督がマグ無しでエリュシオンを装備していることから、ハンターズとしても未だに高い能力を持っていることが判る。
ハンターズには一人一体のマグ(マグ細胞と機械の融合体)が支給される。常にハンターに付き添い様々なサポートをしてくれる。
裏ではブラックペーパーがパイオニアTでの研究成果の回収に暗躍する。

なおマグのフォトンゲージが溜まると、マグ細胞が本来の力を解き放ち、マグの本体であるフォトンミラージュが顕れて周囲の敵を攻撃してくれる。このとき現れる魔法陣に書かれている文字は
「FARLLA、ESTLLA、GOLLA、PILLA、LEILLA、MYLLA2/F,E,G,P,L,M/I WISH IT AN ALLIANCE FROM SEVERAL YEARS AGO/PLEASE PROTECT US BY VIRTUE OF YOUR THE GREAT LIGHT POWER」
意訳すると
「ファーラ、エストラ、ゴウラ、パイラ、レイラ、二人のマイラよ。古き盟約にしたがい、あなたの『大いなる光』の力をもって、我々を護りたまえ」
となる。ファーラ〜マイラはフォトンミラージュの形態の呼び名。この文面からマグ細胞が「大いなる光」由来のものであることが判る。
洞窟の最奥にてβ772の生存を確認。パイオニアUの研究者はこれを「デ・ロル・レ」と名付ける。
なお通常のストーリーで戦うデ・ロル・レ、クエスト「閉ざされた扉」に出てくるデ・ロル・レ、さらに封印解放後に再び洞窟の最奥で戦うデ・ロル・レは明らかに別の個体であり、既に相当数に繁殖しているものと思われる。「ダル・ラ・リー」という変種も確認されている。
伝説の三刀サンゲ、ヤシャ、カムイを持つハンター、ゾーク・ミヤマ(通称・豪刀ゾーク)が遺跡に向かう。だがかつてダークファルスの力に取り付かれた三刀は、ラグオルのダークファルスに共鳴。ゾークは三刀を遺跡の壁に向かって無数に斬りつけ破壊する。
ゾーク死亡。亡骸の傍らには機能停止したアンドロイド・シノが寄り添う。
なおアギトは朽ちてこそいるもののダークフォトンにほとんど侵されずに発見され、レア武器として入手可能。磨かれることでオロチアギトへと変化する。
ガル=ダ=バル島にてオルガ=フロウ発見される。肉体的にはほぼ原型を失うが、まだフロウウェンとしての自我は残留。
リコを救える者を見極めるためハンターに戦いを挑んでくる。
オルガ=フロウ撃破。ヒースクリフ=フロウウェン死去。
ムゥト、ディッツ、ポゥムの封印を解くことで遺跡への侵入に成功。
古代遺跡の正体が宇宙船であったこと、ダークファルスなる存在が封印されており千年ごとに復活する存在であること、その千年期がまもなく訪れようとしていることが明らかになる。

あくまで遺跡内に入るための封印であって、ダークファルス自体への封印は解けていない。ただ封印装置の一部がパイオニアTの研究者らによって壊されているため既に自我は覚醒しており、実体を持てないために取り付く素体となる優秀な人間を探していた。

遺跡最深部、アルゴルの封印による封印空間「闇の淵」と同じように別空間になっている。ダークファルス、リコ=タイレルを素体として復活。その名残としてダークファルスとなってからも左腕にトレードマークである赤いリングをはめている。
ダークファルスそのものというよりその本体である「深淵なる闇」に似た形質を示す(おそらくは実体が不完全なため)。
三段階に形態を変化。最終形態時周囲に現れる魔法陣の中に「NAMUAMIDABUTU」また「DRAK.FALZ.FAIZ.03」という文字があることから、未だ封印がダークファルスを縛っていることが判る。

ダークファルス撃破。本体である「深淵なる闇」まで倒したことになるのか、これによりパイオニアUの人々が護り人としての使命から解放されるのかは不明。
ただブラックペーパーがダークファルスの力を諦めるとは思えないので、封印し直しただけでダークファルスが健在だとしたら、またちょっかい出して何かが起こる可能性は大いにありうる。

リコ、生存。
『ファンタシースターユニバース』
舞台はモトゥブ、ニューデイズ、パルムの三惑星から成る。グラール太陽系。
ある日突然SEEDと呼ばれる生命体が来襲。侵食を受けた原生生物が凶暴化する。
それと時を同じくして各地でレリクスと呼ばれる地中にあった古代遺跡が地表に現れ始める。

世界観としてはファンタシースター2と酷似している箇所が非常に多いため、2の世界観を使用した平行世界とも考えられるが、PSOより時間的に後の話であると思われる論拠もある。
ネタバレになるものは避けるが、有力なものではパーツショップで売られている女性キャスト用のパーツの一つ「エラシアル・シリーズ」。説明の中に「ある伝説的な女性キャストをモチーフにした」「その言動は人々の心を和ませ戦意すら喪失させた」と書かれている。
これがPSOに出てきた女性キャストのエルノアを差しているのは間違いないだろう。「ですぅ」「ますぅ」口調で話す彼女には、確かに戦意を喪失させるものがあった。