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ミトコンドリア・イブから私まで 多くの仮定の上に立つ勝手な話〜第4話〜 ここでちょっとした算数遊びをすることにしましょう。皆さんも10桁以上の計算機をお持ちなら手にとって下さい。関数電卓でなくても結構です。 もちろんパソコンの電卓を呼び出して計算することもできます。こちらは関数電卓にすれば計算が速くなります。 このページでは、人類がどのくらいの増加率で人口を増していけば、20万年で10億人になるのか検討してみることにしましょう。 前提条件を考えてみます。 現在地球上には60億人以上のヒトが住んでいます。ここ100年は爆発的に増えていますのでそれ以前の総人口を40億人としますと、( この数字は私の勝手な推定です。)1万4000世代で10億人になるためにはどんな割合で人口が増えていけばいいのか、計算が出来ることになります。 ここで10億人というのは20億人の女性のうち半分が子孫を残せる年代の女性としたときの人口の概数とします。 勝手に、成人女性全体のほとんどが子供をもうけ、生まれる子供の半数が当然女子としました。成人女性一人あたり、生涯に何人の子孫を残す女子を、生み次いでいけばいいかを計算しようというわけです。 別な言い方では一世代たつごとに子供を産む女性が増えていく割合です。 それでは計算を始めましょう 10桁の電卓を叩いての計算をしましょう。10桁目が10億の単位です。 Xの推定値を考えます。 人口は増えたのですからXは正の数です。 0.1として(1+X)=1.1とおいて計算をします。 これはある一世代に10人の女子がいれば次の世代は成人して子供を残す女子が11人に増えるという計算です。 思い切ってXを0.01としてみましょう。 まず電卓に1.01とおいてから先ほどと同じ計算をして下さい。この数字は一世代毎に1%ずつ女性人口が増える計算に他なりません。 10世代目 1.104 100世代目 2.704 これでも3000世代で人口爆発です。 次にまた一桁Xの値を小さくしましょう。 1.001から計算を開始して下さい。 10世代目 1.010 100世代目 1.105 この結果は1万4000世代で120万人ほどの成人女性がいる計算になります。 私が想定した10億人には少し小さすぎます。 では初期値を1.002として計算をしてみたらどうでしょう。 10世代目 1.020 100世代目 1.221 10000世代で5億人に近づいてしまいました。 この結果、一世代平均の増加率は0.001から0.002の間にあれば1万4000世代で約40億の総人口に達することが推定できました。 %で表せば0.1%から0.2%の間となります。 これはあくまでも、成人して出産する女性の1万4000世代の間の世代毎の増加率の平均です。 下の表は増加率を0.0015としたとき1万4000世代で女性人口が12億人に達することを示しています。 ならべて、もし20万年前に、ミトコンドリア・イブ誕生以前から存在する先住人のうち成人女性が100万人と仮定し、10000世代、約15万年後に人口数で追いつかれる増加率を推定してみました。
この表をみるとミトコンドリア・イブの子孫たちの増加率と、現在より4000世代前の約6万年前前後に人口比で追いつかれ、先住人が没落していったと考えてみたときの、先住人の増加率の比は、10:1程度であったと考えられます。 イブの系統は、先住人にくらべ部族の成人女性の増加率が、10倍にも達していたのです。 この数字は私が作り上げたまったくのあてずっぽうであることは当然です。しかし意外な数字だと思いませんか。 10万人あたり15年前後で、成人女性が150人づつ増加したのが私たち、15人だけ増加したのが先住人達でした。 ミトコンドリア・イブは3人?の娘を残しました。その娘たちもそれぞれ2〜3人の娘を残してくれたおかげで、彼女のミトコンドリアは現代まで伝わったのです。 というのがこの勝手な話のフィクションとしての入り口になります。 ミトコンドリア・イブの血統の特徴はどんなことだったのでしょうか。 寿命が長くなるとともに女性の受胎可能年月も長くなり、従って一人あたりの出産数も必然的に増加しました。 もう一つの可能性として授乳中の母親が妊娠可能になる能力を獲得したのかもしれません。これも出産間隔を縮める要因となります。 さらにもう一つ大きな可能性があると思っているのですが、その問題は別にまとめてみました。(イブに起こった突然変異参照) ミトコンドリア・イブの種族は、多産多死は避けられない環境の中で、成年に達する女子の人口数が、先住人よりも、一世代あたり率で0.135%向上しました。そして人口増加率は先住人集団の約10倍になったのです。 その結果、私が存在しています。 結論として20万年前にミトコンドリア・イブが生きていたという、分子時計の計算を信じます。 8000世代目。人口が30万人を越えた頃、ミトコンドリア・イブの子孫達は、誕生地から世界各地へ、大移動を始めたのです。それは8〜9万年前の話になります。
ところで、人口増加率を確率的にシュミレーションしていただいた方がおりました。 http://homepage3.nifty.com/take_tk/tondemo/mtdna5.htm
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