CARMAGEDDON2 (PC)





























1975年、アメリカである映画が公開されました。そのタイトルは「DEATH RACE 2000」。売れない頃のシルヴェスター・スタローンが悪役で登場してるので有名な部分がありますが、内容は過激な殺人レースものです。そしてそんな映画に影響を受けたゲーム制作者が作り上げたバイオレンスカーアクションゲームが「カーマゲドン」。今回紹介するのはそのヒットを受け作られた続編のカーマゲドン2です

ルール無用


マニュアル開くといきなり5ページに強烈な言葉が迎えてくれます。「ルールはありません〜やりたい時にやりたいことが出来るレースです〜芝刈り機で芝を刈るようにゾンビ(または歩行者)を轢き殺すことを楽しんでください。一応言っておきますが日本で販売されたのは人間がターゲットのブラッドVerが殆んどです

殺人レースの始まり

このゲーム、一応レースしますが制限時間が異様に厳しい!また真面目に走ろうにも操作性が御世辞にも良くないので一苦労。そこで始めるのが殺人レース、人を轢き殺すたびにタイムとキャッシュが増えます。然も犠牲者のリアクションが必死に逃げようとする者、逃げる最中に息が切れて立ち止まる者、その場でパニック起こしてる者、命乞いする物など豊富で、単なる作業プレイに終わりません。更に轢き殺し方によってボーナスをゲット。ドリフトしながら&バックしながら&真上に乗ってなど色々ですが、やはり一番有名なのが歩行者を壁にはさんで叩きつぶすパイルドライバーボーナス!兎に角踊り喰い状態でウハウハです。又このゲームのリプレイ映像は秀逸で多数のアングルが選べますが、中でも御奨めが被害者側から見た映像。ゲームとは言え何の罪もない人々が理不尽な暴力によって最期を迎えるシーンは何とも言えぬ感傷的なものがあります。まぁその理不尽な暴力ってのは筆者が原因なんですが


ゲーム性の高さ

でも三日も遊んでりゃいい加減殺人レースも飽きてくる・・・と、此処で終わればカーマゲドン2は只のバカゲーで終わったでしょう。実は此処からがこのゲームの本当の姿なのです。面をクリアするには「1:時間内に全て歩行者を轢き殺す」「2:時間内に全ての敵車を破壊」「3:Topでゴール」の中から1つ達成すればOK。この中では2の条件が一番簡単です。因みにライバル車の破壊方法は対歩行者と同じで叩きつけるのがベスト!車の豪快な挙動と相まって敵車とのバトルは壮絶にして怒迫力の一言です。あと本作のBGMにはアイアンメイデン
四曲提供しています。これが又素晴らしくゲームにマッチしていて更に遊ぶのが楽しくなります

難関にして至高

このゲーム、10のグループ内に複数のレースと1つのミッションで構成されており、次のグループに進むにはミッションをクリアしなければなりませんが、このミッションてのが難関にして至高なのです!例えばミッション2ではビルの屋上の11個の衛星アンテナ破壊なんですがこれが難しい!。想像して下さい、11個のビルを次から次へと飛ぶ車の姿を。又ミッション7では空港のコントロールタワーに飛び込み管制官を殺すですが、これに至っては地上から大ジャンプしなければなりません。これらのミッションは非常に難易度高いのですが、それだけにクリアした時の爽快感は高く、何より豪快な車の挙動と優れたカメラアングルのリプレイが、どんなに優れたカーアクショ映画でも見れない様な映像を見せ付けてくれるのです

多彩なステージ


優れたゲーム性を支えるもう一つの存在がこんな所でレースするか???と言いたくなるステージバリエーション。特にスキー場、遊園地、空港、空母等は最高です。その他ステージごとのギミックも非常にユニークな物が多いですが、その最たる例が空港ゲームスタート前5秒でGAMEOVERってのがありました。突然車が横転し爆発!リプレイ見てみたらジャンボジェットがスターティンググリッドに着陸してました・・・・・

ブラックユーモアの真髄

このゲームの製作者達はブラックユーモアが解ってる思います。その一例がオプションにある「アニマル=オフ」の機能です。散々書きましたが人を殺すなんて普通には有り得ない事ですから笑えるんです。然し動物虐待はある意味日常に起こる犯罪で笑えません。強きを笑い弱き物に対しては思いやる、ブラックユーモアの真髄を知るスタッフが作ったからこそカーマゲドン2がシリーズで一番人気が有るのだと思います