CARMAGEDDON SPLATTER (PC)

今回紹介は日本代理店倒産以降に奇跡の出会いで新品入手できたカーマゲドン・スプラッタ。その出会いは赤い糸で結ばれた恋人同士の様にドラマチックで、筆者が結婚できなかったのもたぶんここで赤い糸POWERを消費したからに違いありません(笑)

カーマゲドンは非常にバイオレンスなゲーム。内容は殺人レースをテーマとした映画「デスレース2000」をモチーフとしてますが、そのゲーム性は同映画すら上品に感じるほど残酷且つ下品。何せゲームのメインテーマは破壊と殺戮であってレースは殆ど意味なし。目的は如何に芸術的に人を轢くかにあり、そうした虐殺映像はきめ細やかなリプレイ映像で心行くまで堪能出来ます。なおジャンルでは一応レースゲームになっていますが操作性は御世辞にも良くなく、説明書にも『あなたの順位は誰もチェックなどしません。誰が先にゴールするのなど問題ではないのです』とレースは建前である事をカミングアウト。それはまるでテレビ朝日系で放送中の「ちい散歩」が散歩と言いながら東京から直線距離で100Kmも離れた我が地元でロケをしてた事に匹敵する建前ぶりです(笑)

なお本作のグラフィックは現代のゲームと比べればかなり低いレベルですが、テクスチャ頼りのちゃちな映像が被害者の生々しさを増長させており、ブラックな笑いを加味してるのは面白いところ。技術の進歩は必ずしも人間を幸せにすると言う訳でないという端的な例とも言えましょう(嘘)。因みにこうした過激さはパンクな国であるはずの英国教会すら激怒したほどで、カーマゲドンはそうした偽善者の目をかわす為にエロゲーでもないくせに画面を瞬時に人畜無害な物に切り替える「パニックボタン」を持っているほどです(笑)

こうした本作の人間を轢き殺すバイオレンスぶりは、最近多いゾンビ轢き殺しゲームとは一味も二味も違う感覚を生み出します。そして本作『スプラッタ』はそんなゲーム性そっちのけで血塗れのシステムに終始した『カーマゲドン』に対するバイオレンスゲーマーの絶賛に気を良くしたボンクラスタッフが「血ぃ出しゃ喜ぶだろう」とゲーム性の向上そっちのけで安易に制作した追加パッチなのです。然し普通こうしたパッチの場合、欠点とかが真っ先に修正されるもの。ところが本作の場合は糞な操作性はそのままに、人間が血を撒き散らしながらバラバラに吹き飛ぶといったバイオレンスな部分だけ進化してたのです。どうやら制作者達は人を殺すのに夢中になりすぎてゲーム性の改善といった点に知恵が回らなかった様。勿論カーマゲドン的には正常進化で大正解ですが(笑)


そんな暴力的なゲームを戦う我らが分身は、首が油圧式になってる超変態ホモ野郎にして後にはシリーズの顔となる『ぶち壊しマックス』に、遺体袋から生まれ死体保管所で育った墓場のプリンセスこと『死神アンナ』と、どちらも凄すぎるキャラクター。一方ライバル達の方にも年齢や性別を超えて気の狂った連中が集まっていますが、人種に限って言えば肉食人種度99%と我らがモンゴロイドが割って入る予知無し。やはり暴れる事とバカやる事では肉食人種に勝てんと言うことでしょう、最近のロンドン大暴動やヘンリー王子のご乱行に見られるように(笑)。なおそんなキャラの中には『能天気ジョーンズ』なる脱走犯がいますが、そのモデルはNFL元スーパースターにして俳優、更には妻殺しでも話題となったO・J・シンプソンなのがバレバレ。何せオリジナルの表記では『OK・STIMPSON』と隠す気全くありませんから(笑)

このカーマゲドンシリーズも三作目のTDR2000を最後に休眠中。何度か続編の噂も立ちましたが結局のところ全て立ち消え状態に終わっており、某BBSで「轢き殺される人間の生き様までもが見える様なゲームにして欲しい」と書き込んで他の書き込み者をドン引きさせた筆者としては残念に思っていました。・・・と、そんななか今年に入って再び新作「リ・インカネーション」の話が!然も今回は2012年の発売を目指し具体的に動き出すとか。やった〜♪・・・でもオチがアメリカのハイウェイ集中工事で発生した大渋滞ってのは無しですよ(笑)