破壊王KING OF CRUSHER(PS)                                


怪獣になって街を破壊するゲーム」紹介はこの一言で済んでしまうのですが、その内容たるや単なる怪獣ゲームで終わらない究極のバカゲー。先ず最初に驚かされたのが表紙ジャケット。社員が書いたとしか思えない下手糞で投げやりなイラストにも目が点になりますが、更に驚くのが「サラリーマン壊しまくり」デカデカと入ってる宣伝コピー!サブタイトルなら兎も角そんなの帯に入れるだろ、普通!また主人公の名前が「司馬久造」(しばくぞう)なんて所も年配の部長が考えた親父ギャグみたいで頭クラクラしてきちゃいます(笑)


勿論ゲーム内容もジャケットや設定に負けないバカテイスト。オープニングでハエの様な宇宙人に洗脳される九造、その時の宇宙人からのメッセージに字幕が付くのですがそれって全く不要。何故なら喋ってるその言葉は完璧な日本語だから!
日本語に日本語の字幕つけるなんてのはゲームはおろか映画界でも聞いた事ない革新的手法です(笑)。この後凶暴化した九造は自宅や会社を破壊、更には人から獣人、獣人から怪獣へと変貌していくのですが序盤である獣人時の難易度が際立って高いのがこれまたバランス採りが下手糞なバカゲーらしくて微笑ましいです(苦笑)


意外な事に
中盤以降はゲームとして遊べるレベルになってきます。だが油断大敵、最終ボスはなんと自由の女神!良いのか?他人の国の象徴を勝手に兵器代わりに使用して・・・然もこいつかなりの「高ビー」(死語)。松明をビームにして向かってくる」女神、倒したと思った瞬間ラスボスのお約束なのか二段階目は台座から離れて攻撃してきます、九造の赤ん坊を盾にして!(笑)お、おいっ、良いのかぁあああ!自由の女神がそんな事してぇえええ!この最終バトルで人質とった女神を倒すか倒されるかでエンディングが分かれ、倒された場合はグッドエンド。オープニングまで時間が逆上り哀れ宇宙人は虫並みに新聞で叩かれます・・・高等生物なのにねぇ(笑)。そして流れるスタッフロール、その映像たるや只ひたすら皿を地面に叩きつけて割るだけ(笑)表現したい事は解りますが方法が小学生以下・・・


こんなゲーム内容に華を添えるのが斬新なBGM。担当は「
The Street Sliders」の土屋公平氏、音楽は聴かなくともそのグループ名は聞いた事あったのでどんな曲を提供してるかと思えば・・・これが異常に気だるい!只々一本調子なテンポのリズムが垂れ流し!眠れない時などに聞くのが最適かもしれません(笑)。またCGムービーも超弩級の下手糞さ加減!中盤のダム破壊ムービーなど噴出す水がトイレットペーパーの様にしか見えず大爆笑物です!残念なのはこんな風に書いても皆さんにはイメージが伝わらない事です。だって「ダムを壊したらトイレットペーパーが出現」なんて普通イメージ湧きませんよね、でもそうとしか言い様ないくらいヘボな映像なんですね、これが。


一応ゲームにはなってます。ただパッケージデザインから判る様に「会社常識が未熟」、そしてCGムービーから判る様に「制作者の力量が未熟」、何より子供でも思いつかない低レベルなスタッフロールからも判る様にこのゲームに関わった全員が「大人として未熟」なせいか非常に貴重な養殖物で無い「本物のバカゲー」に仕上がっているのです!(笑)