"Papagena ! , Papageno !"

from "Die Zauberflöte"

ザルツブルグにて
 

歌劇 「魔笛」 より 「パパゲーナ!、パパゲーノ!」 (モーツァルト作曲)

"Papagena ! , Papageno !" from "Die Zauberflöte"  (Mozart)

(フルート、マンドリン、マンドラ、ギター。2'27"、MP3 : 2.3MB)
(写真は ザルツブルグにて)

  モーツァルト (1756-1791) の亡くなる直前に作られた歌劇 「魔笛」 の終幕で、鳥刺しの パパゲーノが探し求めていた将来の伴侶: パパゲーナに やっとのことで出会い、互いに駆け寄って、名前を呼びあいながら、感激にひたって歌う、面白くも微笑ましい二重唱です。
 
  ト長調、4分の4拍子。 この歌は、前半は互いに 「パ・パ・パ・パ・パ、パパパパパ、パパゲーナ!」 などと名前を呼び合い、後半では 「結婚したら子供をたくさんつくりましょう!」 といった、幸せいっぱいのもので、演出によっては、歌っている最中に ベッドが出てきて、さらには早くも子供が 10人位出てきて ベッドの上や周りで大騒ぎになるというものもあったりして、緊張感のある歌も少なくないこの歌劇の中で この歌の所は、微笑ましさも手伝って思わず笑ってしまう場面となっています。
 
  本来の演奏は管弦楽伴奏の男女二重唱ですが、ここでは ピアノ伴奏の楽譜から、パパゲーノ (バリトン)マンドラ、パパゲーナ (ソプラノ) を マンドリン、伴奏を フルートと ギターに担当させたものとしましたが、到底 実演の楽しさを彷彿とさせるには至らないのは残念。 ...それにしても わずか 2分半の中で伺える 期待感、達成感、安堵感、"いとしこいし感"、そして じわじわっとした喜び、しみじみとした慈しみ、こみあげてくる嬉しさ、小躍りしたくなるような感じ、めちゃくちゃ嬉しい様、..等々、さすが モーツァルト。 なんと次々に、しかも自然・率直にこうした喜びいっぱいの曲想が出てくるものか、と思わされます。
 
  パパゲーノを歌っている歌手としては、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (1925- ) (参照: ウィキペディア) が、こうした道化役でも さすがと思わせる歌を残していると思います。 ...なお、こう書いて 2012.5.19. 午前0時過ぎに内々でこの頁を Upし、それを知人・友人等に連絡した直後、同氏の "2012.5.18.死去" を知り、その タイミングに びっくりしました。 享年 86歳。 (ここは日本流に...) ご冥福をお祈りいたします。
 
  なお この歌劇で パパゲーノによる 「俺は鳥刺し」、そして パパゲーノと さらわれた姫様の パミーナで歌われる 「男と女」、そしてこの歌劇の 序曲、そして同じ モーツァルトの 三大歌劇の アリアから入力した曲として、「フィガロの結婚」 の 「ケルビーノの アリア」 と 「ドン・ジョヴァンニ」 の 「ドン・ジョヴァンニの セレナード」 も Up してありますので、聴いてみてください。

  < 歌詞邦訳 >
 
  (パパゲーノ) 「パ・パ・パ・パ・パ、....!」、 (パパゲーナ) 「パ・パ・パ・パ・パ、....!」。 (パパゲーノ) 「パパパパパ、パパゲーナ !」、(パパゲーナ) 「パパパパパ、パパゲーノ !」。 (パパゲーノ) 「オレの女房 !」、(パパゲーナ) 「あなたの女房 !」。 (二人で) 「神様、我らに子供をお恵みください、小さな可愛い子供を」、「小さな パパゲーノを、小さな パパゲーナを」、「パ・パ・パ・パ・パ、パパパパパ、パパゲーナ、パパゲーノ!」。