車両カタログ(70系/80系Part1)


 

3扉セミクロスシートの70系と2扉クロスシートの80系では車内レイアウト、車両の性格が大きく異なりますが、いずれも同時期に製造され正面2枚窓の先頭車を有するグループであることから同一コーナーで取り上げました。Part1・2で70系、Part3・4で80系を掲載しています。
70系は横須賀線の旧32系取り替え用として登場、スカ形電車として戦後関西から上京した42系とともに横須賀線で活躍したのを始め、京阪神地区、阪和線に新製配置された仲間を含めて昭和25年度〜32年度に282両が製造されました。横須賀線用である青とクリームのツートンカラーのほか、京阪神地区における茶塗りや阪和色、さらに晩年には上越色といったカラーバリエーションも生まれています。

 

Part2(70系2)
Part3(80系1)
Part4(80系2)

クハ76021 クハ76047 クハ85103

モハ70形

中間電動車で001〜097、101〜126が半鋼製、300〜319が全金属製で、製造年によっていくつかの相違点がみられました。001〜004は昭和35年に低屋根化改造されてモハ71形になっています。


モハ70035

昭53/5長岡(昭53/8廃車)

モハ70043

●昭53/3日車豊川(昭53/1廃車)

モハ70035 モハ70043

001〜042、101〜117は昭25・26年度製で連結面上部にヨロイ形通風器あり台車はDT16です。100台は関西配属のため番号が区分されていました。昭34年度に25年製車の001〜010、101〜117について固定窓のHゴム化、パンタグラフ側連結面の配電盤大型化(妻窓1個を廃止)、床板・屋根の鋼板化などが行われています。

27年度製043〜048からパンタグラフ側連結面の窓が廃止され台車がDT17となりました。

モハ70049

昭51/3新前橋(昭53/2廃車)

モハ70053

昭51/8屋代(昭53/1廃車)

昭29年度以降の049〜は戸袋窓、ドア窓がHゴム支持となりました。なお29年度製の4両(049〜052)の台車はDT20になっています。

053〜061までの30年度前期車は台車がDT17に戻りましたが、後期の062〜は入替え用簡易運転台が付き、台車も再びDT20となりました。写真は30年度前期車ですが何故かDT20付きの異端車です。

モハ70124

●昭49/8多賀城(昭53/3廃車)

モハ70319

昭50/2鳳(昭56/7廃車)

モハ70124

075〜097と120〜126は昭31・32年度に半鋼製車として最終増備されたグループで鋼製雨樋車です。なお昭29年以降は関西配属車を100台に区分する必要がなくなったため、関西配属となった昭32年度製120〜126は昭25年製車の101〜117と区別するため飛び番号で付番されたものと思われます。(098・099と118・119は欠番)。

32年度最終増備の300〜319は全金属車体となって登場しました。


車両リスト

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モハ70005
昭53年2月 長岡
冬季の長岡車。床下抵抗器にカバーがついています。

モハ70006
昭51年3月 長岡

モハ70007
昭53年2月 長岡

モハ70008
昭53年5月 長岡

モハ70009
昭53年5月 長岡

モハ70010
昭51年3月 高崎

モハ70013
昭51年7月 長岡

モハ70015
昭53年3月 日本車両

モハ70017
昭53年2月 長岡
パンタ脇の歩板の形状が他車と異なっています。

モハ70019
昭51年3月 長岡

モハ70020
昭51年7月 来迎寺

モハ70022
昭51年3月 高崎

モハ70023
昭51年3月 長岡

モハ70025
昭51年3月 長岡
避雷器がパンタの連結面側でない車も見られます。

モハ70026
昭53年2月 長岡

モハ70027
昭53年3月 長岡

モハ70028
昭53年5月 長岡

モハ70029
昭51年7月 長岡

モハ70030
昭53年5月 長岡

モハ70033
昭51年7月 長岡

モハ70034
昭53年3月 日本車両

モハ70035
昭53年5月 長岡

モハ70041
昭51年5月 大屋

モハ70043
昭53年3月 日本車両
屋根上配管がカバー付きです。昭27年度製043〜048の台車はDT17。

モハ70045
昭51年7月 石打〜湯沢

モハ70047
昭53年3月 日本車両
押込型通風器に交換

モハ70049
昭51年3月 新前橋
昭29年度製049〜052の台車はDT20。

モハ70050
●昭50年10月 中之条

モハ70052
昭53年2月 富田〜足利

モハ70053
昭51年8月 屋代
昭30年度製053〜061の台車は再びDT17に(但し053はDT20装備)。

モハ70061
昭53年2月 岡崎

モハ70063
昭51年3月 新前橋

モハ70065
昭51年7月 越後湯沢

モハ70067
昭53年3月 日本車両

モハ70068
昭53年2月 長岡

モハ70069
●昭50年7月 直江津

モハ70070
昭51年7月 長岡

モハ70071
昭53年5月 長岡

モハ70075
昭52年7月 府中
075〜は昭31・32年度製の最終グループ。

モハ70076
昭53年12月 福山

モハ70080
昭53年2月 長岡

モハ70081
昭53年2月 長岡

モハ70083
昭53年12月 岡崎

モハ70085
昭51年3月 新前橋

モハ70091
昭51年7月 越後湯沢

モハ70093
昭53年2月 長岡

モハ70095
昭53年3月 小俣

モハ70102
昭51年7月 石打
101〜117は昭25・26年度製で001〜042と同タイプです。

モハ70104
昭51年8月 屋代

モハ70106
●昭49年12月 長野

モハ70107
昭51年3月 新前橋

モハ70108
●昭49年4月 高崎

モハ70109
昭51年7月 長岡

モハ70110
昭51年7月 長岡

モハ70111
昭53年2月 明科

モハ70112
昭51年7月 石打〜越後湯沢

モハ70115
昭53年2月 明科

モハ70117
昭51年7月 長岡

モハ70121
昭53年2月 名古屋
120〜は075〜097と同じく昭31・32年度製の最終グループ。

モハ70124
●昭49年8月 陸前原ノ町
仙石線用に押込形通風機に換装しています。

モハ70126
昭51年7月 石打

モハ70300
昭53年3月 小俣
300〜319は全金属車。

モハ70302
昭53年3月 小俣

モハ70305
昭53年3月 小俣

モハ70306
昭53年2月 名古屋

モハ70308
昭53年2月 名古屋

モハ70310
昭53年12月 岡崎

モハ70311
昭52年7月 福山

モハ70313
昭55年9月 府中

モハ70314
昭53年12月 福山

モハ70315
昭53年12月 福山

モハ70316
昭53年12月 福山

モハ70318
昭53年12月 福山

モハ70319
昭50年2月 鳳


モハ71形

中央東線用にモハ70形をベースに低屋根構造として製造された形式です。001〜005は木造車の鋼体化名義で登場、006〜017が新製車、そして018〜021がモハ70形からの改造と3タイプがありました。中央東線での活躍を終えた後全車呉線用に広島に転じました。



モハ71001

昭47/8高尾(昭55/11廃車)

モハ71002

昭52/7広島(昭54/5廃車)

昭27年度製鋼体化グループのうち本車のみ全金属試作車として大井工場で製造されました。クモハ73形で行われた全金属試作改造より時期が早く、より試作要素が多くなっていましたが後に標準化改造されています。本車のみ台車がDT15でした

002〜005も鋼体化名義車ですが低屋根で台車がDT13となっていた以外は同時期のモハ70形に準じた車体です。

モハ71015

●昭51/2豊田(昭54/1廃車)

モハ71018

●昭51/2豊田(昭53/12廃車)

モハ71015 モハ71018

006〜017は昭27・28年度に新製されたグループで、やはり同時期のモハ70形に準じていました。台車はDT17です。

018〜021は昭35年にモハ70形001〜004を低屋根化改造してモハ71形としたものです。昭25年製モハ70形の特徴で車体四隅にRがあるほか、モハ70形時代に更新工事を施工していたため固定窓がHゴムになっています。


車両リスト

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モハ71001
●昭47年8月 高尾
試作全金属車。台車はDT15。

モハ71002
昭52年7月 広島
木造車の鋼体化名義車で台車はDT13。

モハ71003
昭51年2月 豊田
木造車の鋼体化名義車で台車はDT13。

モハ71004
昭51年2月 豊田
木造車の鋼体化名義車で台車はDT13。

モハ71005
昭52年7月 広島
木造車の鋼体化名義車で台車はDT13。

モハ71006
昭53年12月 広島

モハ71007
昭51年1月 高尾

モハ71008
昭51年1月 高尾

モハ71009
昭53年12月 矢賀

モハ71010
昭51年1月 高尾

モハ71012
昭51年2月 豊田

モハ71013
昭52年7月 広島

モハ71015
昭53年12月 柳井

モハ71016
昭53年12月 柳井

モハ71018(モハ70002)
昭51年2月 豊田
018〜021はモハ70形からの改造車で台車はDT16。

モハ71019(モハ70003)
昭53年12月 矢賀

モハ71020(モハ70001)
昭53年12月 矢賀

モハ71021(モハ70004)
昭53年12月 柳井



サハ75形

70系の元2等車サロ75形(製造時の形式は便宜的にサロ46形)を格下げしたものです。客扉は70センチ幅で車両端に配置されましたがデッキは設けられていません。18両全車が横須賀線で活躍し地方線区への転出にともなって順次サハ75形化されました。車内のシートなど2等車時代のままでしたので本形式が含まれている列車に巡りあうと少し得した気分でした。製造年によって台車がTR45とTR48の2タイプがあり、サハ格下げ後に5両が運転台を取り付けてクハ75形に、9両が3扉化改造されてサハ75形100台に改番されました。


サハ75001

昭51/7石打(昭51/10廃車)

サハ75102

●昭49/8豊橋(昭54/8廃車)

サハ75102

昭25年度製のサハ75形の台車はTR45。

101・102は25年度製サハ75形9両のうち2両を3扉化したものです。

サハ75106

昭53/3豊橋(昭54/8廃車)

サハ75106

やはり車体中央に100センチ幅の扉を増設して3扉化したものですが、103〜109は昭28年製・30年製のため台車がTR48でした。


車両リスト

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サハ75000
昭51年7月 長岡

サハ75001
昭51年7月 石打

サハ75101
昭53年11月 駿河小山

サハ75102
昭53年3月 牛久保

サハ75103
昭49年8月 豊橋

サハ75106
昭50年2月 豊橋



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