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熱中症の予防法
1.熱中症って、どんな病気?
日射病や熱射病を含む、暑い時の運動などで生じる障害のことをいいます。熱中症は、体の中の熱と外の暑さや湿度が影響しあって引き起こされます。また、暑い時に発生するというよりも、暑さに馴れていない場合に多く発生します。 たとえば、湿度が高く、気温がどんどん上昇するような時は汗をかいても蒸発することができず、運動すると、いつもより体温が上がりすぎて、体の働きがうまくいかなくなり、熱中症になります。
2.熱中症の症状は?
- 高熱(40度以上)であり、脈や呼吸が速い。
- 手や足のけいれん、腹筋が痛くなる。
- 脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気、気が遠くなる(失神する)
- 意識障害(うわごと、もうろうとする、意識不明)
3.熱中症のおこりやすいのは、こんなとき
- 高前日に比べ、急に気温が上がったとき
- 午前10時から12時の、急激に気温が変化するとき
- 9月の運動会の練習時期
- 梅雨明けしたばかりのとき
- 気温はそれほど高くなくても、湿度が高いとき(例:気温20度、湿度80%)
- 活動場所が、アスファルトなどで舗装されている場合
- 休み明け、練習の初日
- 練習が毎日続いたときの最終日前後
- 熱中症は、体力が十分についていなかったり、体調が悪かったり、けがをしている人がなりやすい病気である。また、暑さになれていなかったり、性格がまじめで、我慢強かったりする
と無理をしてしまいがちで、熱中症にかかりやすくなる。
- 大きな動脈に氷のうをおいて冷やすと効果的!
- 冷たいタオルで末梢から中枢へマッサージを
4.もし、熱中症になったら…
- 涼しい場所に運び、衣服を緩める。冷房のきいた部屋に運ぶ。あおげるもので、体に風を送る。
- 大きな動脈(図を参照)を氷のうで冷やし、冷水につけたタオルで末梢から中心へ向けてマッサージする。
- 冷やす基本は、意識が戻って「寒い」と言うまでは冷やすこと。
- 意識があり、補給ができるならば、冷たいスポーツドリンクや食塩の入った冷水(0.1%〜0.2%食塩水)を飲ませる。
- 筋肉のけいれんや痛みのある場合は、塩分濃度の低下とみられるため、食塩水(0.9%)を
補給する。
- 意識を失っていたり、反応が鈍かったり、吐き気がある場合は病院へ急いで運ぶ。(救急車の要請)
- 熱中症の初期段階で、一見軽症にみえても、処置がおくれると急変し、死に至る場合もあるので、大事をとった対応が重要である。
- 0.1%−0.2%食塩水の作り方…1リットルの水に、1gか2gの塩(ひとつまみ)を入れる。
5.熱中症を予防するために
1.水分補給をする。
- 水分補給の基本は、以下のとおりで、一度に飲まず、こまめに補給する必要がある。
- 運動30分前に0.1〜0.2%食塩をふくむ水を200〜300ml補給する。
- 運動時10〜15分ごとに0.1−0.2%食塩をふくむ水を100〜200ml補給する
- 運動後30分以内に0.1〜0.2%食塩をふくむ水を200−300ml補給する
2.体調を整えておく。
- 下痢、発熱など、体調が悪いときの運動はしない。
- 活動中に定期的に反応をチェックし、手当てを早めに行う。またおかしいと思ったら、無理を
せず、申し出る。
3.環境条件を把握し、それに応じた活動ができるようにする。
- 気温の高い日には、激しい急激な運動をさける。
- 暑さに徐々に体をならすような運動計画を立てる。
4.服装に注意する。
- 服装は汗を吸いやすく、空気を通しやすいもの、色合いも熱を吸収しないもの(白色)を着用する。
- 直射日光は、帽子等で防ぐようにする。
少しずつ、こまめな水分補給が効果的!

運動をすると筋肉から発生する熱が増えます。この熱は汗をかくことで体外に逃がされて、体温が上昇しすぎるのを防ぎます。このとき、汗として利用した体内の水分を補わないと、めまい、頭痛、吐き気、けいれんなどの熱中症の症状が起こりやすくなります。汗といっしょに塩分なども失われるので、水分とともにこれらを摂ることが大切です。
塩分は0.2〜0.3%、糖分は5%くらいの濃度のものが吸収しやすく適当です。市販のスポーツドリンクは、吸収しやすい濃度で必要な成分がバランスよく含まれています。体重や運動の強度、時間で異なりますが、運動前に250〜500ml、途中で1時間あたり500〜1,000mlを少しずつ、こまめに飲むのが効果的です。
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