趣味の地学散歩・31

  • 島根県隠岐の自然

     隠岐諸島に飛騨変成岩と続いている片麻岩があり、先カンブリア時代には、日本列島と大陸が陸続きであったという証拠になる変成岩である。
    また、新生代に噴出したアルカリの岩石は中国の白頭山・五大連池火山などと同じで、日本列島の火山岩とは異なっているのでどうしても見ておきたかった。
     H.18.8.23、1日目  午前0時に家を出て、名神高速→中国自動車道→米子自動車道→七類港→レインボウ高速船→西郷港と約7時間かけて隠岐に着く。
     早速駅前で、レンタカーを借りて隠岐の島町中村に急ぐ。今夜の宿(浜田屋旅館)と白島遊覧観光船の出航時刻(11:00)を確認してさざえ丼の昼食をとり、しばしの休憩。
     えぼし岩、三郎岩、象ヶ鼻岩、白島 そして、今回のたびのメインであるかぶと岩・よろい岩を見て遊覧は終わる。
     しかし、満足が得られず、陸側からよろい岩に近づくことにする。車で可能な限り近づき駐車。そこから1200mの登りあり、下りありの難行の末、最も近い位置に到着。  カメラにおさめ、一息入れる 高いところなので海風が心地よい。
     H.18.8.24、2日目  朝食の弁当を作ってもらって、6時に旅館を出る。
    島内を南北に走るR485号線から県道の44号線に入り、ローソク島展望台・日本の名水百選、滝百選に選ばれている壇鏡の滝・玉若酢命神社、駅鈴、八百杉・隠岐国分寺と周り、 レンタカーを返却した。
     隠岐汽船乗船場前でもずく(しこしこした蝕感があり美味であった)とアジの焼き魚定食を食し、13:19の高速船レインボウーで1泊2日の旅の隠岐を後にした。


    1. よろい岩
      島根県隠岐郡隠岐の島町中村海苔田ノ鼻     2006/8/23
      天候 晴れ

       海苔田ノ鼻は、隠岐の島後北東に突き出た岬でアルカリ粗面岩を貫く、アルカリ玄武岩と2種類の岩脈が延びている小さな半島である。
       よろい岩の下半分は、柱状節理の著しい暗灰色のアルカリ粗面岩(アルカリ流紋岩という溶岩流)で、隠岐の島全体を作っている岩石で下の方は海面下に沈んでいる。 上半分は暗黒色のアルカリ玄武岩の岩脈で、放射状に柱状節理が発達しているため武者の着ける鎧に見えるからこのようによばれている。
      (S.13.5.30 国天然記念物指定)

    2.かぶと岩
    島根県隠岐郡隠岐の島町中村海苔田ノ鼻     2006/8/23
    天候 晴れ

     よろい岩の近くにある武者の兜によく似た柱状節理があり、かぶと岩と呼ばれている。
     隠岐島一番高い大満寺山(標高608m)麓の「自然回帰の森」(布施村)の登山道を登っていくと、約500万年前周囲の石英流紋岩の中に粗面岩のマグマが貫入してできたトカゲが 岩をよじ登っている姿に見える名勝トカゲ岩もある。
      3.象ヶ鼻(天然橋)
      島根県隠岐郡隠岐の島町中村白島海岸     2006/8/23
      天候 晴れ

       隠岐の島後最北端である白島崎は、2千数百万年前から50万年前までに断続的に起こった火山の噴火によってできた流紋岩の海岸である。
       中村海水浴場のある中村港から白島海岸遊覧観光船で25分のところに巨象が鼻で海水を吸い上げているように見える奇岩がある。
       鼻の部分は板状節理がはっきりしているが、他は複雑に屈曲している。白島海岸周辺には、いろいろと名前の付いている奇岩が多くある。

    4.ローソク島
    島根県隠岐郡隠岐の島町五箇     2006/8/23
    天候 晴れ

     高さ20mのろうそくのような形をした奇岩で、夕日が先端に重なると明かりが灯ったように見える。
    展望台からは、夕日が重なるようには見ることができない。遊覧船は、福浦港から出ている。

    (写真をクリックしてください)

  • 白島海岸

    島根県隠岐郡隠岐の島町中村


    朝 展望台から見た白島と松島

    白い岩肌と松の緑、青い海が美しい




  • 玉若酢命神社・八百杉

    島根県隠岐郡隠岐の島町西郷


    玉若酢命神社・八百杉

    樹齢2000年といわれる天然記念物




  • 伯耆富士(大山)1729m

    鳥取県大山町大山隠岐国立公園 


    鳥取県江府町御机からのスケッチ

     大山(1729m)は200〜2万年前までの火山活動によってできた山で、頂上付近の安山岩の層は 風化が激しく崩壊を繰り返して荒々しい姿をしている。
     けれど、北西からの眺めは裾野を引いていて富士山によく似ているので、「伯耆富士」と呼ばれている。
    山裾はブナの原生林が広がっていて雄大な大山と錦繍の紅葉が美しい。
    また南東に広がる同じく火山でできた蒜山高原はジャージー牛の牧場が多く、そこで作られている蒜山ヨーグルトは格別においしかった。
     帰りには、湯原温泉がいい。


    作成 H.18.9.5