西日本ツーリング日記のページです。28日分あります。7日目からは写真も用いた写真日記となっております。尚、写真は[Photo Gallery]と同じ写真を使っています。
[20] 10月31日(月) <大分県佐伯市〜高知県越知町>

6;00起床。外はクソ寒い。先日、一緒に過ごした新潟のチョッパーは「10月上旬で四国は寒かったですよ」と言っていた。四国でテント生活が出来るのか不安だ。それに今までは、どんなに疲れていても朝になれば体力は回復したのだが、今は全然体力が回復して無い。もう体は悲鳴を上げている。昨日も夜10時まで走っているので、今日くらいはきちんとした宿に泊まったほうが体のためにも良いのだろうが、ここまで来たら後には引けない。寝袋で旅を乗り切るしかない。


道の駅「やよい」←野宿した道の駅「やよい」。
すげぇところに野宿してしまった。この場所は道の駅にあるレストランの裏である。レストランが営業する前に撤収だ。
時間が経つにつれて従業員がだんだん出勤してきた。
いそげ・・・。


道の駅「やよい」←日本一週中と日本半周中(西日本旅中)のライダー。
8:00には撤収を終えて、駐車場にバイクを置いた。
そして日本一週中のライダーと記念撮影。彼は高知県土佐市から来ていて、旅を終えてこれから戻るらしい。
彼から餞別にスナック菓子をもらった。


8:30、出発。道の駅から国道10号線・国道217号線で佐伯市街へ。「大分」ナンバーの通勤車の中に、「川崎」ナンバーの旅人ライダーが違和感たっぷりで紛れている。もう旅はいいかなぁ、という気がした。それでも「こんな旅は2度とやりたくない」と思うくらい無茶をしたい。悔いを残さないように。


これでも県道です←臼杵市の「ありえない」県道。
佐伯市から国道217号線で臼杵市へ。臼杵市街は道が分かりづらく、気づけば県道を走っていた。こんなコンビナートの間を抜けるような県道に来てしまった。
これが県道?って感じ。


国道217号線は海沿いを通るシーサイドラインであり、日帰りツーリングで走ると気持ちよく感じられるのかもしれないが、今はもうどうでもいい。この西日本旅は別名「海ツーリング」と呼べるくらい、毎日海沿いを走っている。能登半島・若狭湾・山陰・熊本・鹿児島・宮崎と海ばかり見てきた。もう、この旅に海は必要ない。


国道九四フェリーターミナル←国道九四フェリーのフェリー乗り場。
臼杵市から国道217号線で大分市の佐賀関にあるフェリー乗り場に到着。「九州〜四国」間フェリーで最も安い国道九四フェリーに乗る。
航行時間は1時間10分で、料金は1520円。
11:00出航。


佐田岬半島←佐田岬のある佐田岬半島。
フェリー出航後、50分程度で佐田岬半島が写真のようにご覧になれる。佐田岬は四国最東端の岬である。
1時間10分という短い航行時間では、あまりゆっくりする事が出来なかった。


12:10、三崎に到着、と同時に愛媛県に突入、と同時に四国上陸。さぁ、行くぜ!!というテンションの高さは無く、ただ疲れきっている。とりあえず東に向けて国道197号線を走る。


国道197号線は佐田岬半島の高台を通る素晴らしいルート・・・
なのだが、身も心も疲れ果てた私にはそれが苦痛でしかなかった。高台から見渡す景色も横に吹き荒れる風も自分にプラスにはならなかった。


途中で道の駅「伊方きらら館」に寄って休憩。珈琲タイムを入れても回復せず。一時的な疲労ではなくて、旅自体の疲れがグッと体にのしかかっている。


四国は九州南部とは違って、交通ペースが速い。九州で50〜60kmペースに慣れてしまったのでちょっと辛いが、ツーリングライダーとしては80〜90kmペースがベストなので、距離を稼ぐには四国はいいのかもしれない。
国道179号線で大洲市まで行き、大洲市から国道56号線・国道379号線で高知県に向かう。


国道379号線←さりげなく国道379号線。
内子町の国道379号線で撮影。写真では分かりづらいが、上を通っているのが松山自動車道。
そして松山自動車道の柱には恐竜の絵が描かれている。
何気ないようだが、こういう景色も大事だったりする。


内子町から国道380号線で東へ。対向車からツーリングらしきライダーが来た。
そのライダーは私を見つけるなり手を上げて挨拶をしてきた。
もちろん私も手を上げて挨拶をした。この旅で初めてライダーサインを交わした。今まで旅人ライダーと出会ったのはあくまで寝る場所であり、走行中ではなかった。だからライダーからサインを受けることは無かった。夏の北海道ならライダーが多いので、ピースサインを交わす機会はいくらでもあるが、秋の西日本旅にはその機会が全く無かった。
すげぇ嬉しかった。何気ないことなんだけど、何一つ満たされて無い旅においては、ちょっとしたことで嬉しくなったりする。毎日緊張の糸をピンと張り詰めて旅をしていた。どんなに寒かろうが、どんなに孤独だろうが、どんなに疲れていようが、日常でギブアップする事でも「絶対に病気になってたまるか。」「病院送りになんてされてたまるか。」と精神力で乗り切っていた。それをずっと維持していたのでもう精神的にバテていた。それだけに、こういうちょっとした事が非常に嬉しくなる。


メッセージ←仁淀川沿いの崖に書かれたメッセージ。
久万高原町から国道33号線を走行して、高知県に突入。国道33号線は仁淀川に平行して走る。
写真は仁淀川沿いの崖に書かれていた、メッセージ。
どんな内容のメッセージなのか分からなかった。


16:30、本日の宿泊キャンプ場である「小浜キャンプ場」に到着。国道33号線で越知町まで行き、県道18号線で橋を越えてすぐ左折して狭い道を400Mほど進むと、キャンプ場の看板が見えるので道なりに進めば小浜キャンプ場に到着する。非常に分かりづらい場所にあるが、まだ明るいので到着できた。キャンプサイトは仁淀川沿いの川辺にあるが、該当はなく、炊事場は屋根がなくて小さい。キャンプ場の駐車場は車3台がやっと停められるスペースしかなく区切りがないので、分かりづらい。そしてトイレは水洗ではあるが、床は枯葉が散乱していて、整備してあるとはお世辞にもいえない。通年で利用できるキャンプ場ではあるが、最近は利用者がいないと思われる。


まぁなんだかんだ言っても、今から新たな寝床を探すほどの体力は残されて無いので、このキャンプ場にテントを張った。今日は疲れているので、温泉に行ってスーパーで食料を購入して、早く落ち着きたい。


キャンプ場は町中でもなければ市街地でもないので食料を買いに越知町の市街地に行った。越知町にはスーパーがあるものの、温泉はない。ツーリングマップル情報では、いの町に温泉があるのだが、いの町はここから20kmほど東に行かなければならない。かなり面倒なので、越知町のとなりにある佐川町に行った。ツーリングマップルには載ってないが、銭湯くらいはあるかもしれない。佐川町の電気屋で聞いてみたが、佐川町には温泉も銭湯もないらしい。仕方なく、いの町に行った。


国道33号線はかなり交通量が多く、場所によっては渋滞もしていた。なぜだか分からないが、日が暮れて夜になってから走ると、周りの車は車間距離を取らないように見えた。これは高知県に限った事ではなく、西日本旅で通った全ての地で思ったこと。家に帰るから急いでいるのか、私の目が錯覚を起こしているのか、本当に煽っているのか分からないが、私には煽っているようにしか見えないので、いつものようにブレーキランプをビカビカと光らせたり、前の車と車間距離を必要以上に取ったりして「煽ってんじゃねぇ」とアピールした。

一番ムカついたのが、救急車が後方から来たのでバイクを路肩に寄せながら徐行したら、救急車だけでなくて一般車が私を通り越して前に出てきた事。
「救急車に道を譲ったのであって、一般車に道を譲った覚えはねぇんだよ。」とぶちキレて、前にしゃしゃり出てきた車をめちゃくちゃ煽った。さすがに、やりすぎたらしく後ろの車は不気味に思ったのか車間距離を取りまくっていた。


いの町に到着して「かんぽの宿伊野」という温泉に行った。かんぽの宿は全国にある宿なのだが、まさか日帰り湯があるとは思わなかった。また、かんぽの宿がリゾートホテルのような造りをしていることにもっとビックリした。受付に綺麗なお姉さんがいたので「今晩泊めてください。明日も明後日も・・・」とか言ったらどうなるのかなぁ、なんて妄想が炸裂した。温泉は600円で入浴できた。綺麗な温泉で、かなり疲れを取る事が出来た。


いの町の温泉を出てから越知町のスーパーまで40分ほどかかった。外は寒く、せっかく温泉で暖まった体はすっかり冷え切ってしまった。何しに温泉に行ったんだか分からない。越知町のスーパーに行ったものの閉店時間が近いせいか、惣菜がほとんどなかった。キャンプ場に戻ってラーメンを作って食べるが外はクソ寒くて、食後の酒はテントの中で飲んでいた。今までの寝床場所では、このキャンプ場が最も寒い。


本日の走行距離:200km・・・走行計が動かないのは不安で仕方ない。