
『統計的前震予測法』は、大地震発生を高性能地震計グラグラフと統計データを元に大地震の危険場所・危険時期を予測しているものです。
地震データは 阪神大震災後科学的に取られたものが殆どでまだまだデータ不足の感は否めません。しかし 現状では数少ない大地震短期予測の方法です。
前震は震度1〜3程度の地震が多く、殆どの人は立って動いていると気が付かない場合が多い地震です。この地震が大地震を知らせる数少ない情報です。
地震雲などの宏観現象・地電流・電波障害・電磁波・イオン濃度の上昇などは、断層・岩盤がずれる時に発生(前震)する現象と言われています。しかし、海底地震などの深い層での地震の場合では計測できない場合もありますし、兆候が現れない地震もあります。100%確実な地震予測は現在ありません。その中でも『統計的前震予測法』確率の高い方法だと考えています。
大地震(震度5弱以上の地震)を予測する方法として、発生前の前震(大地震発生前に頻繁に起こる小さな地震)を計測する方法があります。
東海地震など大地震の予測は、数十年から数百年の周期的に発生したデータを参考に、気象庁が大地震の長期的発生予測をおこなっています。つまり統計的な数字を参考に大地震の発生(周期)を予測しています。
大地震が発生する前に「前震」兆候が現れることは 以前よりわかっていましたが、高い確率で予測することはできませんでした。しかし昨今、高性能な地震計(グラグラフ)が開発されたことにより、前震を計測することができるようになり、大地震を予測災害準備をする時間ができるのではないかと考えています。
気象庁発表のデータから、過去12年間に発生した震度5弱以上の地震を調べ調査したところ、
69回(余震を含めると134回)の震度5弱以上の地震が発生し、内53回の前震(発生率76.81%)が確認されました。
100%の確率ではありませんが非常に高い確率で、発生場所・危険な時期を予測することができます。地震災害の軽減に非常に有効です。今後地震計の普及が進めば予測精度の向上も望めます。興味のある方は 一度データをご確認ください。
1996年から2008年9月までの、
気象庁計測 震度5弱以上の地震データより
震度5弱以上の地震発生回数 134回
余震を除いた 地震発生回数 69回
前震が確認された地震回数 53回
前震発生確率 76.81%
下記のグラフは、本震発生前に前震を計測したグラフです。
| 本震当日3回以上 | 4日以内3回以上 | 7日以内3回以上 | 15日以内3回以上 | 15日以前3回以上 |
| 10 | 10 | 8 | 7 | 18 |
(余震除く)

| 本震当日3回以上 | 4日以内3回以上 | 7日以内3回以上 | 15日以内3回以上 | 15日以前3回以上 |
| 75 | 10 | 8 | 7 | 18 |

本震発生前に前震が計測された日割りのグラフです。
本震当日から4日前までに計測される回数は多く、15日以内に発生している確率は66%にも達し、非常に高い確率があります。
震度1〜3程度の地震は、立って動いていると気がつかない場合があります。そのような地震が 後に来る大地震の危険信号です。
一定の期間(1〜2週間ぐらい)に、グラグラフが小さな地震を何回も計測したら、大地震発生の危険性が高くなっています。十分注意してください。