本日のまとめ

みっともないかお…。
じぶんのみじゅくさを のろうことね。

 私は、AC版よりSFC版のほうが思い出深い。
理由は、中古で買ったと同時に、ストUシリーズで通用できるカプコン・パッド・ソルジャーを同時に購入したため。
今まで使っていた、普通のコントローラーに限界を感じていた私は、カプコンの新パッドの使いやすさに感動し、以後ストUシリーズをプレイするときは、必ずこのパッドを使用することにした。
ただ、ストUシリーズで効果を発揮するということは、ほかのゲームではあまり使いにくく、特に格闘ゲーム以外でのゲームではまったくといっていいほど使っていなかった。
しかもそのパッドは、いつの間にか行方不明になってしまった。
しょうがないので、このゲームをレビューする前にプレイしたときは、通常のコントローラーを使用したのだが、やっぱり使いにくかった。
 さて、個人的にSFC版スパUの感想だが、ちまたで言っているマンネリ感は感じられず、むしろ新鮮に見えた。
なんといっても、リュウが前作のターボでたまに使えた波動拳の赤いバージョンが、正式にファイヤー波動拳になったり、ガイルが再び強さを取り戻したし、そして4人の新キャラの追加があったりなど、前作までの感じはどこにも見当たらなかった。
 どうでもいいが、私は未だにストUの映画を見ていない。
TVアニメ版はもちろん(『ストリートファイターUV』)、ストZEROのOVAの存在を知ったのはつい最近のこと。
海外版の映画は、少しだけ見たことがあるのだが、あまりのひどさに思わずつっぷした。
何せ、メインであるはずの格闘がほんの少ししかなく、ほとんどが戦争もの。
ガイルが主人公というのはともかく、どうしてこんなできにしたのかよくわからない。
しかも日本テレビでやってたので(吹き替え版)、これはストUVと何かしらつながりがあるのかと、妙に勘くぐってしまったが。

 話は変わるが、ゲームの売り上げはどうだったのか。
スパUが発売された年は、スクウェアの『ファイナルファンタジーY』や任天堂の『MOTHER2 ギーグの逆襲』といった名作や良作が次々と誕生し、かつSFCにおける格闘ゲームのブームが少し落ち着いたためらしい。
また、スパU以外の格闘ゲームも、タカラの『餓狼伝説SPECIAL』を筆頭に、このジャンルも良作や佳作も誕生した。
 その結果、前作の『ストリートファイターUターボ』よりも売り上げが大幅に落ち、3作品続けてのダブルミリオンはならなかった(スパUの売り上げは約129万本)。
確かにストU前2作より売り上げがかなり落ちてたとはいえ、あっさりと3作品がミリオンを達成したことは、未だストUの人気がAC版より落ちていないことでのあらわれでもあった。
しかし、スパUXは移植されなかったために、SFC版ストUシリーズはこれが最後となり、SFC版ストZERO2が発売されるまで、2年間待たなければならなかった。

 ところでSFC版スパUは、発売当時何かと話題になるものが2つあった。
1つは、アニメ調に描かれていた箱絵。
AC版のインストカードでは、イラスト調に描かれていた絵がなぜ、SFC版ではアニメ調に描かれていたのかというのは、当時『ストリートファイターU』の映画版が公開されていたからである。
当然アメリカが製作した実写版ではなく、日本で製作されたアニメのほうである。
 映画の影響は、公開前でもかなり話題になるほどすさまじいものであり、公開後しばらくはその話題が絶えなかった。
また、映画の主題歌『いとしさとせつなさと心強さと』は映画の人気もあいまって大ヒットとなり、それを歌っていた当時中堅タレントだった篠原涼子さんは、これを機に大女優へと脱皮していった。
 もう1つの話題は、カプコンがSFC版スパU発売に合わせて発売された周辺機器『カプコン・パッド・ソルジャー(価格:1980円)』である。
どういうものかというと、アーケードの土台(コンシューマーでいうコントローラー)をそのままSFCの紺とオーらーに変化させたようなもの。
十字キーの下に、操縦桿を握れるようなグリップがあり、6ボタンの配置はACのボタン配置そのままになっている。
つまり、押すのが面倒だったLRボタンが右手の親指で押せるようになったのだ。
これはプレイヤーにとって、大きな助けとなった。
 しかし、こんなすばらしい機能があるにもかかわらず、あまり知名度が無い理由は、このパッドが有効に使えるゲームはストUシリーズだけであったし、両国国技館で行われた大会では、カプコン・パッド・ソルジャーは使われず、通常のSFCのコントローラーが使われた(しかも初期設定)。
 カプコンの切り札であった格闘専用パッドは、活躍できるチャンスを失い、SFC版でのストリートファイターシリーズも『ストリートファイターZERO2』で途切れてしまい、結果として大部分のプレイヤーに忘れ去られてしまうことになってしまった。
 それと、前の2つほどは話題にはならなかったが、斬新なアイデアではその2つよりもはるかに凌駕していたものがあった。
それは、通信機器の『XBAND』で、SFCはもちろんセガサターンでも使われていた。
XBANDに対応しているSFCソフトは、スパUのほかに『スーパーファイヤープロレスリングX』と『スーパーマリオカート』があった。
 このサービスが採用されたのは、スパU発売後から約2年後の1996年4月。
通信内容は、現在のインターネットの光通信ではなく、電話回線でXBANDを介してホストにいったん送られ、しばらくの間ホストから適当な相手を見つかった連絡が来れば、そのときに手に入れた相手の電話番号を使って自動的にかけさせる。
料金は通常の電話代と同じで、払うのは1Pであった。
また、プリペイトカードであるXBANDカードも存在した(カードは、全国のローソンで買えたという)。
 熱狂的なゲーマーの間で話題になっていたのだが、このサービスは翌年に終了してしまう。
理由は、世界でまだ通信でゲームができるという考えが無かったことと、そういった背景にまだインターネットが普及していなかったこと。
それと、XBANDの装置を悪用し課金システムが崩壊した事態がかなりあったこと、そしてXBAND自体あまりにもマイナーすぎたということだった。
そのため現在では、黒歴史という不名誉な立場におかれている。

 SFCの移植版が発売されたのは、スパUXの稼動年と同じ1994年。
先にAC版との違いを述べておくと、ラウンドのBGMが1ラウンドごとに途切れたり、ラウンド開始の声が無かったり、オープニングデモでのカットインがカットされたりとなっている。
当然容量の都合なのだが、SFC版の容量は、SFCのカセットの最大容量でもある32M。
SFC誕生からわずか3年半少しで、早くも32Mに到達したことは、日本のゲーム技術の進歩が早いことと、同時にSFCの市場の縮小を暗示しているかのようでもあった(この年はプレイステーションとセガサターンが誕生したためでもある)。
もちろんSFCが、ゲームを出すのをやめるまで7年後(ニンテンドーパワーでの書き換え専用のゲーム『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』が最後のSFCのゲーム)になるのだが、スーパーストリートファイターU発売から翌年までが、SFCの全盛期だったのかもしれない。
 ちなみに、ゲームそのものの面白さは、AC版そのままに移植している。
新キャラ4人追加はもちろんのこと、旧キャラの必殺技やキャラグラフィックと声のリニューアルもしっかりと移植している。
また、AC版であったトーナメントシステムは、苣体を4台使うものであったが、SFC版では1Pが左側の位置に立っているキャラを操作し、対する2Pは右側の位置に立っているキャラを操作するということになっている。
しかも、AC版と同じく最大8人でプレイすることが可能となっている。
 これは、AC版での完全再現というより、AC版の失態という気がしてならない。
そもそもトーナメントシステムは、SFC版のみに活用されるシステムなのだが、AC版ではそのシステムを実行するために苣体4台も使い、スペースの無駄遣いをしてしまったばかりに、ファンの不評を買う結果となってしまった。
 また新たにSFC版に追加されたモードは、グループバトルとタイムアタックである。
前者は、任意で自分のグループの人数を決めて戦うモードであり、後者は文字通りどれだけ早く対戦相手全員倒せるか競うモードである。
なおSFCでも、1PだけでトーナメントバトルやSFCのみのグループバトルをプレイすることは、もちろん不可能である。

発売日:1994年6月25日   発売元:カプコン   ジャンル:格闘
値段:10900円   おすすめ度:4(個人的に新鮮です)

映画は見てませんでした…。

スーパーストリートファイターU
 ストリートファイターシリーズの第5弾にして、ストリートファイターUシリーズの第4弾。
このシリーズが発売されたときのストUは、人気が下降気味になっていた。
こうなってしまったのはマンネリ化にあり、そういった症状はかなりひどかった。
 それを打開するため、カプコンは徹底的なリニューアルを図った。
2ラウンドまで途切れないBGMの設定や、4台の苣体を使用したトーナメント方式、旧キャラ12人の必殺技の追加や変更、グラフィックのリニューアルなど…。
 そして4人の追加キャラがこのゲーム最大の変更要素であった。
サブタイトルが『The New Challengers』とあることから、新キャラの4人をメインにしたシリーズともとれる。
その新キャラクターは、キャミィ、T=ホーク(サンダー=ホーク)、ディージェイ、フェイロン。
特に新キャラのキャミィは、春麗と同じ女性キャラだったので、瞬く間にキャミィ使いが出ることになった。
 しかしながら、このゲーム自体の人気はというと、あまり良くはなかった。
その理由は、さまざまな改良点を施しても、ファンのマンネリを解消させることができなかったし、何よりもSNKの『餓狼伝説SPECIAL』の人気がスーパーストリートファイターU(以下『スパU』)の上をいっていたからである。
それと、アーケードでの格闘ゲームのブームが、以前よりも沈静化してきたことも、ひとつの要因でもあった。
そのため、翌年『スーパーストリートファイターUX』を稼動することになり、ストUでのマンネリが解消されたのは、皮肉にもスパUの続編であるスパUXであった。