
がんばれゴエモン2
エビス丸初登場の巻
『がんばれゴエモン!からくり道中』の続編で、前作発売から約2年半の歳月が流れている。
この間のゴエモンは何をしていたのかと言うと、88年に『コナミワイワイワールド』とMSXの『パロディウス』にレギュラー出演を果たしている。
まだ、ブランドとしてのシリーズが確立していない時期とはいえ、コナミのクロスオーバー作品2作をレギュラーキャラに仕立て上げたことは、既にゴエモンシリーズをコナミを代表とするシリーズにしようと考えている証といえる。
続編も、前作同様2Mの容量を持っているが、続編が発売された当時は、前年に『スーパーマリオブラザーズ3』が3Mで登場したのを始めとして、2Mのゲームが続々と登場していた。
しかも、からくり道中のようなゲームが長ったらしいだけで、中身があまりともなっていないものはあまりなく、早くもFC制作の進歩を裏付けている。
当然ゴエモンの続編は、前作の104あったステージを10と大幅に削減、その代わり内容や新しい要素などを次々と追加させていった。
最大の要素は、なんといっても2人同時プレイができたということだろう。
たとえ1人が残り人数0になっても、残っているもう片方の残機を1つ頂くことで再開できる(残機1ではできない)。
また、2人とも0になると地獄で大釜の上に吊るされ、B連打で脱出することになる。
見事脱出すれば、残機1とはいえアイテムや金を失わずにすむ。
ただし、釜に落ちたり地獄から脱出できてもやられた場合は、金が半分に減りアイテムを全て失ってしまう(コンテニューの意)。
なお同時プレイといっても、1Pがゴエモンで2Pがエビス丸なので、エビス丸をプレイするには2人同時プレイを選ばなければならなかった。
同時に、ゴエモンの武器も新たに追尾能力があるねずみ花火が加わり、エビス丸も形は違えど内容は同じとなっている。
もちろん、招き猫を取ることにより、状況に応じて武器の変更もできた。
店の内容も、万屋や飯屋、?屋こと迷路屋や賭博場と宿屋に加えて、風呂屋や見世物小屋、おみくじ屋が新たに加わった。
風呂屋は、定額で全回復できるが、男湯と女湯の2つがありどちらか間違ってはいると、逆にダメージを食らう。
女湯は、エビス丸しか入れないので、これは2人同時プレイしか見ることができない特典だろう。
見世物小屋は、金を払っておたみちゃんショーを見るだけなのだが、ショーの内容がステージごとに違っている場合があるので、わざわざ無駄金を払ってみた人もいるのではないだろうか。
おみくじ屋は、3つのくじ中から選び、それぞれ大吉、吉、凶の3つをランダムで引き当てるのだが、得するのは大吉だけなので、散々おみくじを引いた人は、おみくじ屋の前を通っても素通りしていたことが多かったようだ。
この作品から登場した店全て、次回作以降にも登場している。
前作から登場している店も、内容が大幅に変わったりした。
宿屋は、松竹梅の3つに別れそれにより回復量が変化し、賭博場は普通に金の賭けることに加えて、賭けに勝つことによりアイテムがもらえる賭博場が登場した。
万屋も、やじるしくんとこれぞうくん新たな売り物が登場した。
これら2つは、3D迷路で重要な役割を果たし、やじるしくんはどこに出口があるかを知らせ、これぞうくんはセレクトを押して出口まで連れて行ってくれる。
ところで迷路は、各ステージに必ず手形が1枚おいてあるため、前作における迷路で痛い目に遭ったプレイヤーは、必ず踏破しなければならないことにより、さぞストレスが溜まったことだろう。
なお、迷路屋に似たもので洞窟があるが、これは無料で挑戦できる。
また、やじるしくんとこれぞうくんも、次回作以降に登場している。
ステージ構成は、前作とさほど変わっていないが、スタートからゴールまでほぼ一本道に近いものとなっており、必ず距離が遠くなっているように設定されている。
それに加えて、『Mr.五右衛門』にあった奥行きがないエリアも登場した。
奥行きのあるエリアにしても、縦スクロールが加わり、ステージ構成のバリエーションが増えた。
1ステージを、地方ごとに1エリアを国ごとに分けているので、ステージ構成以上に国ごとのバリエーションの豊富が目立った。
また、時々出る地蔵をキセルで殴ると、即座に地獄に叩き落され、そこのエリアを進むという特別(?)ステージも用意された。
ゴールするときも手形3枚で可能となっている一方で、ステージによってはボスも登場している。
このボスも、続編から登場した要素であるが、武器によっては意外とあっさり倒すことができる。
最後に、このシリーズから登場したエビス丸について説明しておきたい。
今でこそ、ゴエモン軍団のレビューラーの1人になっているが、人となりは全く別だった。
もちろん、ねずみ小僧にデブ、関西人という特異的なキャラは一緒なのだが、問題はその中身。
そう、このシリーズのみ正体が、かわいい女の子なのである。
彼女曰く、「からくり城の殿様に、『へんしんからくりの術』によって変身させられた。」とあり、次のシリーズの消えた黄金キセル以降のエビス丸とは別人であることだ。
2と消えた黄金キセル以降のエビス丸の違い(というより矛盾)に、多くのファンが指摘することになり、1つの黒歴史と化したことは有名である。
ただこれは、消えた黄金キセルでもへんしんからくりの術が登場しており、そこでゴエモンとエビス丸が初顔合わせの描写があることから、エビス丸はエビス丸でも別のエビス丸であることを、ゴエモンは何らかの形で見破ったものと思われる。
とはいえ、エビス丸の人気は大きかったため、コナミ側がやむなく2での出来事をなかったかのように変更し、ゴエモンシリーズのレギュラーの1人に仕立て上げたのが妥当なのだろうが。
なお、このシリーズでのエビス丸は、ゴエモンが貧しい人に投げ与えた小判を拾ったり、貧しい人に成りすましたりなど、早くもギャグキャラの存在を示している。










そうか・・・ それがいい
本日のまとめ
前作同様、このゲームもいとこの家でプレイしたことがあり、時々いとこと2人同時プレイしたことがある。
このときは、いつもエビス丸を使用していたので、ゴエモンをプレイできたのは1人プレイのみだった。
このときは、四国まで進めた記憶があるのだが、何分18年前の出来事なので、詳しいことは忘れてしまった。
これも、前作同様長ったらしいゲームではないかと思い込んでいたので、当時は借りなかった。
それから大学生活中、多くのレトロゲームをプレイしていた一方、FC版ゴエモンシリーズだけは1本もプレイしていなかった。
その一方で、ネットでレトロゲーム関連の情報を見ていた際に、ゴエモン2のエンディングの詳細を偶然見つけてしまい、その画像と解説に思わず感心していたが、それでもプレイする気はなく(エンディングを見たからというわけではない)さらに時が過ぎていった。
結局、久々にゴエモン2をプレイしたのは、何と18年後の現在で、そのときは近くの中古ゲームショップで箱説明書なしで購入した。
就職しているためか、ここ最近におけるゲーム購入の基準は、昔のようにこれだと決めたゲームを買うのではなく、適当にそれらしきレトロゲームを片っ端から購入しており、ゴエモン2もそういった形で購入した。
とりあえず攻略サイトも見てプレイしていたが、前作をプレイした悪夢のためか、このゲームも結構長いのではないかと勘くぐった。
しかし、前作同様様々なエリアを張り合わせた複雑なステージなのに、すんなりとゴールまでたどり着けることができた。
速度アップのために、おたふくを取り続けてうっかりマイナスアイテムのウンチを拾って小判がキセルにパワーダウンしたり、ニューファミコンでのマイク操作で民家で寝ている人をたたき起こしたり、前述した様々な要素を楽しんだりと、前作よりも本当にボリュームがアップしていた。
ただ、迷路に関しては、ますます複雑さが増した上に、壁の描き込みが中途半端だったようで、通路か壁かわからないことが多かった。
もはや、前作の迷路の難しさの比でなく、最初の迷路でも難しく感じたため、正直投げ出そうかと考えた。
それでも、根性や迷路踏破はゲーム攻略に必須とという使命感によって、無事クリアすることができた。
クリアして考えたことは、やっぱり迷路は余分に難しすぎたのではないかと言うことで、SFC版における隠し迷路は初代ゴエモン風の迷路に近くなっている(特に壁が)。
裏技で、簡易地図を出してくれれば、このゲームの評価が上がったはずなのに、これは残念なことだ。
それと、このシリーズから登場したエビス丸だが、やはりアホ面と同時に笑える行動をいくつもやっていて、石川五右衛門とねずみ小僧と言う2大大泥棒がコンビを組むという出来事に、さほど違和感を感じなかったのは、ゲームの世界観や雰囲気がマッチしているためなのだろうか。
また、エンディングでエビス丸の正体が判明したとき、少々アホ面だったゴエモンの顔が、一瞬にしてシリアスになったときは大笑いした。
とはいえ、現在のゴエモンの彼女がおみつちゃんであることを考えると、2でのエビス丸のことがなかったことになったのは致し方ないだろうと思う。